HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

2020-01-01から1年間の記事一覧

『横浜ジルベスタコンサート2020大晦日』ライヴ配信を聴く

今年(2020年)も最後の日となってしまいました。今年は、新型コロナに始まって年途中の起伏はあったものの、一貫してコロナ感染拡大の方向に進み、最大の感染状況下で年を終えようとしています。生演奏を聴きに行くのは感染リスクが高いので、表記のコンサ…

『スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)32-2

≪パヴィア十二月十六日②≫ スタンダールがパヴィアに二日間程滞在した中で、パヴィア大学については、陳列室等の自然科学は自分に向いていないので何も記さない、ただしマスケローニの詩句が、その辺りをうまく表現しているので引用する、とお茶を濁したので…

『神尾真由子の上り坂コンサート(後半)』配信を聴きました

このところ、ライヴ配信コンサートを聴くことが増えて、その分外に出る機会が減りました、と言うか減らしました。 今回は、表記のヴァイオリン・コンサートの後半を聴いたので、その概要を記します。 神尾真由子の上り坂コンサート 【日 時】2020.12.27.19h…

TEATRO COLON バレー『くるみ割り人形』無料配信

Celebrá la Navidad con el Ballet Estable en El cascanueces, dirigido por Paloma Herrera, y con coreografía de Rudolf Nureyev y reposición coreográfica de Aleth Francillon. Bajo la batuta de Enrique Arturo Diemecke, la Filarmónica de Bueno…

『スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)32-1

《パヴィア十二月十六日①》 12月14日にミラノを発ったスタンダールは、パヴィアに着き、その道筋に関して、次の様に述べています。 “ミラノからここまで、横断する土地はヨーロッパでもっとも豊かだ。たえず流水の運河が見られ、これが土地に肥沃さをも…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅱ-1

《Ⅱステュアート朝①》 エリザベス1世の死によって、スコットランド王のジェイムズ6世(スコットランド女王メアリーとヘンリー・ステュアートとの子)が、1603年にエリザベス1世が亡くなるとすぐに、イングランド王位をも承継しジェイムズ1世を名乗りまし…

東京バッハ合唱団特別演奏会(クリスマス・オラトリオ、無観客オンライン開催)

今年も残すところあと1週間になりましたが、今日は12月24日、 クリスマスイヴです。コロナ感染がどんどん広がっている現状では、相当の覚悟がなければライヴの音楽会に足を運ぶことは出来ません。勿論中止になってしまったコンサートもあり、クリスマス…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅰ-5

《Ⅰ.テューダー朝⑤》 メアリー1世が、レディー・ジェーン・グレイの勢力に勝ったのは、民衆蜂起によるメアリー支持が大きな要因といわれていますが、その後のメアリー1世による新教徒弾圧により、新教徒がこぞって大陸に亡命する者(これを「メアリー時代…

仲道Plays Beethoven Sonatas~全曲シリーズ第2回~

今年の夏から2027年まで、毎年1回、4~5曲のペースで、ベートーヴェンのビアノソナタを演奏するリサイタルを、仲道郁代さんが予定しており、今年はその第Ⅰ期として、第1回演奏会が7月に、第2回目が今日12月20日(日)に行なわれました。2021年には演奏会は…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅰ-4

《Ⅰ.テューダー朝④》 38年に及ぶヘンリー8世の治世も、1547年の彼の56歳での死と共に終焉し、エドワード王太子が即位しました。エドワード6世(在位)の誕生です。 エドワード6世 エドワードはヘンリー8世の三番目の妻ジェーン・シーモアの子供です。彼女…

『スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)31

《ベルジョイヨーゾ十二月十四日》 いよいよスタンダールは長逗留したミラノを去る決心をし、この日ミラノ南方35㎞にあるベルジョイオーゾ(=ベルジョイヨーゾ)に向けて出発したのでした。これはスタンダールにとってかなりの事件だった様で、5ページに…

庄司紗矢香(Vn)&ヴィッキングル・オラフソン(Pf)デュオ・リサイタル

庄司さんは様々なオーケストラから引っ張りだこの、超人気ヴァイオリニストなので説明するまでも無いですが、録画で聴くと何かか細さというか、やや弱い感じがしていました。生演奏で聴くとどうかと思って初めて聴きに行ったのでした。 一方、ピアノのヴィキ…

『ゲルハルト・オピッツ ピアノリサイタル』を聴いてきました。

1953年ドイツバイエルン州生まれのオピッツは今年67歳、長年ミュンヘン音楽大学で教鞭をとりました。今では数少ないウィルヘルム・ケンプの弟子です。ケンプは誰もが認める「ベートーヴェン弾き」、ケンプの弾く32番のソナタのCDが家にあったので事前…

『スカラ座オープニングガラコンサート(無観客・配信)』

毎年この時期になると、オペラ、バレーなどのラインナップを大々的に発表し、華々しくシーズン・オープニングオペラを開幕するミラノスカラ座ですが、今年はコロナ禍の影響で来春の予定が立てられなかったのでしょう、オープニングではガラコンサートを無観…

『無人オーケストラコンサート』(2020.12.9.18:30~)鑑賞

表記の変わったタイトルの音楽会に行ってきました。 無演奏者コンサート 副題に「マルチ・スピーカーによる新しいオーケストラサウンド体験」とあります。何のことは無い砕いて言えば、オーケストラの録音をスピーカーで聴く音楽会です。 但し普通の録音とは違…

チェンバー・フィルハーモニック東京定期演奏会

表記のオーケストラの第28回演奏会が、東京よみうり大手町ホールで開催されたので、聴きに行きました。この演奏会は、コロナ対策として、会場の座席の約半数のみに観客を入れ、オケ編成もいつもよりは規模を縮小して、その他通常の対策も万全を期していると…

スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)30

≪ミラノ十二月五日≫ この日スタンダールは、ミラノでは歴史的に如何に市民生活の便益を考えて、都市造りがされてきたかを、市街の道路構造を例に挙げて説明しています。あと10日程で、長期滞在したミラノを後にするスタンダールは、スカラ座だけでなくすっか…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅰ―3

《Ⅰ.テューダー朝③/ヘンリー8世の6人の王妃たち》 前回、ヘンリー8世は、独自の英国国教会を設立してまで、アン・ブーリンとの結婚を強行するのでした。と書きましたが、その辺りをもう少し詳しく説明しますと、 兄アーサーの急死により回って来た「プリン…

今日12月1日は『映画の日』です

大抵の映画館では、毎月1日は割引き料金で見ることが出来るのですが、特に12月1日は、年に一度の『映画の日』ということで、更に安い1000円で見られます。 映画「はやぶさ2」 今日は『劇場版HAYABUSA2〜REBORN』を見てきました。鑑賞映画を選ぶ際には最近…

ビーバームーンの日

今日11月30日(月)は、旧暦10月16日で望の日、つまり、満月の日です。この時期の満月(11/30 18:30)は、「ビーバームーン」と呼ばれます。 ビーバームーン半影月食 この時期にビーバーが活発に活動する時期だからだと謂われます。満月のみならず,満月に地球の…

藤原歌劇団&日本オペラ協会 オペラガラコンサート2020

昨今のコロナ感染の急拡大の影響により、11月下旬の音楽会、特に来日予定演奏家の音楽会は軒並み中止になってしまいました。今回のガラコンサートは、かなり以前からチケットを確保しておいたもので、出掛けるのに逡巡したのですが、多分自分としては、今年…

スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)29

≪ミラノ十一月二十七日≫ この日、スタンダールはある夜会に出席した時に笑いを抑えきれなかったことについて次の様に述べています。 “笑いで死ぬことは無い、さもなければテノール歌手のロンコーニが喜歌劇の詠唱を歌うのを聞いて、僕は今晩死んでしまっただ…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅰ―2

《Ⅰ.テューダー朝②》 前回ヘンリー6世からテューダー朝の創始者ヘンリー7世及びその次男ヘンリー8世までをその肖像画などを見ながら王朝設立の歴史的背景を簡単に記しました。今回はヘンリー8世を取り囲む女性群にスポットを投じて見てみましょう。その前に…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報 Ⅰ の1

先月10/18に、上野の森美術館で今年10/10~来年1/11までの会期で開催されている『KING&QUEEN展』を鑑賞した際の詳報第1報です(概要については10/21付hukkats記録『自分勝手な文化満喫の日、第二弾』参照)。 本展覧会はNational Portrate Gallery of London…

”秘密の花園”

コロナ禍の昨今、音楽会には安易には行けないし、「Go to トラベル 」は見直されるというし、今日の朝日朝刊トップの写真では、鎌倉はごった返す人出ですし、どこか感染しないで出かけられる処はないか考えた末、庭園を見に行くことにしました。それも地元横…

映画『劇場版ヨナス・カウフマン ウィーンコンサート』鑑賞at CINECITTA

ヨナス・カウフマン これまで、カウフマンの生の声は聴いたことが無く、カウフマンが2020年にウィーンで行った演奏会を収録した映画が、10月から各地で上映していることは、知っていました。 行きたいと思ってはいましたが、諸般の事情から見に行けませんで…

スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)28 <ミラノ十一月二十日>

前回、半月ほど前に書いた<ミラノ十一月十九日>の記事では、ミラノ・スカラ座での仮面舞踏会後の恋の破綻による決闘の話、即ち恋に破れたある夫人が男装して、恋人を呼び出して決闘するも未遂に終わった、しかしその事件の噂はアッと言う間に広がったが夫…

藝大ピアノ科教員による『オール ベートーヴェン プログラム〜最後のソナタと交響曲〜』

この演奏会は、「ピアノシリーズ2020音楽の至宝 Vol.8」と題したプログラムの一環として、催行されたもので、藝大ピアノ科を中心とする先生方によるベートーヴェンの音楽を、纏まって聴ける良い機会と思い、聴きに出掛けることにしました。【日 時 】2020年1…

《速報3》音楽大使『ウィーン·フィルハーモニ管弦楽団サントリーホール公演最終日(2020.11.14. 16:00~)』

ウィーンフィルの公演が11/8からサントリーホールにて開催されていましたが、11/14土の最終日を聴いて来ました。連日の演奏で楽団員の皆さんはもとより指揮のゲルギエフさん、大変お疲れのことと思います。 全演奏会は聴けませんでしたが、都合三回の演奏日…

  『ピリオド楽器オーケストラ第九演奏会』

表記の『ピリオド楽器オーケストラ第九演奏会』とは、ちょっと変わった題名のコンサートです。「ピリオド楽器」は勿論分かりますが、それで第九演奏とは?その意図するところは、H.P.の次の解説文がよく説明しているので、引用しておきます。 ”この秋、横浜…