HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

【Stendhal『イタリア紀行:1817年のローマ、ナポリ、フィレンツェ』】1

《序文》 この訳本の原本は、訳者の臼田氏によれば、1817年9月にパリでスタンダールが自費出版したフランス語版で、そのタイトルには “イタリア紀行” という文言はありません。 スタンダール 訳本では、“1817年のローマ、ナポリ、フィレンツェ” を副題にして…

『スタンダール、イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)32-3

≪ボローニャ十二月三十一日≫ 前回まで、スタンダールが長逗留したミラノを発って、ベルジョイヨーゾ経由でパヴィアに着いた時の記述を書きました。その後ピアチェンツァ⇒レッジョ⇒サモッジャ経由で十二月二十七日にはボローニャ入りしたのですが、ここまでは…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅲ-5

《Ⅲハノーヴァー朝⑤》 ジョージ4世は、皇太子時代から暴飲暴食で有名で、「クジラ王子」と揶揄される程太っていました。賭博や色を好むことでも知られていました。次の肖像画は、ジョージ4世を風刺した版画です。 『消化におびえる酒色にふけた人、ジョージ…

ミラノ・スカラ座オペラ(配信)ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』

イタリアのコロナ禍の被害は大きく、海外遠征コンサートはもとよりイタリア国内でも、観客を前にした音楽演奏は出来ない状態が続いているのか、ミラノ・スカラ座は、無観客による演奏会を配信で世界に発信する試みを続けています。昨年12月のオープニング…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅲ-4

《Ⅲハノーヴァー朝④》 前回ジョージ2世の子女が音楽演奏をしている絵画を引用しましたが、その絵を見る限り、兄と姉妹は仲睦ましく合奏しているように見えますが、実はこの兄妹は仲が悪かったらしいのです。中央でチェロを弾いている兄の王太子(プリンス・…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅲ-3

《Ⅲハノーヴァー朝③》 1727年にジョージ2世が即位したと前回記しましたが、戴冠式は恒例のウェストミンスター寺院で行われ、その際ヘンデルの作曲した『ジョージ2世の戴冠式アンセム』がヘンデルの指揮で演奏されました。 ジョージ2世戴冠式アンセム 「ア…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅲ-2

《Ⅲハノーヴァー朝②》 前後しますが、ジャコバイトに関して若干の補足を記します。 ジャコバイト(ジェイムズ派)とウィリアム3世の戦いは、特にアイルランドで先鋭化し、ジェイムズ2世時代からのアイルランド総督が、ウィリアム新王が即位した時それを否認…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅲ-1

《Ⅲハノーヴァー朝①》 ステュアート最後の王となったアン女王には、嫡子はいませんでした。しかし腹違いの従弟、前プリンス・オブ・ウェールズ、ジェイムズ・フランシスがいたのです。彼はアンの父ジェイムズ2世がヨーク公時代に先妻の死後、後妻として迎え…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』詳報Ⅱ-5鑑賞

《Ⅱステュアート朝⑤》 前回、「権利の宣言」を受け入れて、オレンジ公ウィリアムと妻のメアリーが共同統治の王座に就いたことを記しましたが、この「権利の宣言」をもとに1689年12月法律として発布したのが、「権利章典」です。その中身を少し詳しく見てみ…

『七草粥リゾット』

一昨日1月5日(火)は寒の入り、めっきり寒くなってきました。これまでは比較的暖冬だったのか、関東地方の正月は晴天の日が多くて日向は暖かでした。その分余計に寒さが身に滲みる今日この頃です。今日は松の内の最終日、正月も終わりです。七草粥を食べ…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅱ-4

《Ⅱステュアート朝④》 王政復古で即位したチャールズ2世は、即位前の「ブレダ宣言」を一部反故にし、王殺しの首謀者12人を処刑し、埋葬されたクロムウェルの死体を発掘して死体を絞首刑にし、首をはねて24年間さらし首にしました。その他大勢のものが投…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅱ-3

《Ⅱステュアート朝③》 イングランド内戦で王党派に勝利したオリヴァー・クロムウェルは、内戦後、強硬策に打って出て、軍事クーデターを敢行し、自派に対立する最大勢力の長老派を議会から全員追放しました。そして残った50数名の議員のみからなる下院ランプ…

初詣2021(1月3日)神社廻り

例年ですと初詣は、鎌倉の鶴岡八幡宮とか寒川神社とか川崎大師とかの所謂大社や古刹に行くのですが、今年はそういった何万人も参拝者が集まるところには行けません。近場に行くにしても電車やバスには乗りたくないので、ウオーキングがてら小さな古い社に行…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅱ-2

《Ⅱステュアート朝②》 前回触れましたが、ジェイムズ1世は王権神授説を主張「王の権限は神から授けられたもので不可侵あり、神以外に責任は負わない。」と宣言したのに対し、議会は、「Common Lawこそイギリスの古来の理念であり、法律がすべて(議会、王も…

新春宝塚スペシャル「WELCOM TO TAKARAZUKA」

宝塚新春初舞台、月組公演『月、雪、花』 【会場】宝塚大劇場 【主演】珠城りょう、美園さくら 【演出】植田紳爾 【監修】板東玉三郎 所謂、日本物レビューです。毎年初舞台の恒例だそうです。和装で日本舞踊と和風の歌とクラシック名曲のバック奏を背景とし…

『Wiener Philharmoniker Riccardo Muti Neujahrskonzert (2021)』世界ライヴ放送を観ました  

昨年11月のウィーンフィル来日演奏を聴いた余韻がまだ残っている1月1日、ニューイアーコンサートが現地学友協会において無観客演奏で実施されました。我が国ではNHKが19時から生放送をしたのでそれを鑑賞しました、感じたことを次に記します。 ニュー…

『横浜ジルベスタコンサート2020大晦日』ライヴ配信を聴く

今年(2020年)も最後の日となってしまいました。今年は、新型コロナに始まって年途中の起伏はあったものの、一貫してコロナ感染拡大の方向に進み、最大の感染状況下で年を終えようとしています。生演奏を聴きに行くのは感染リスクが高いので、表記のコンサ…

『スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)32-2

≪パヴィア十二月十六日②≫ スタンダールがパヴィアに二日間程滞在した中で、パヴィア大学については、陳列室等の自然科学は自分に向いていないので何も記さない、ただしマスケローニの詩句が、その辺りをうまく表現しているので引用する、とお茶を濁したので…

『神尾真由子の上り坂コンサート(後半)』配信を聴きました

このところ、ライヴ配信コンサートを聴くことが増えて、その分外に出る機会が減りました、と言うか減らしました。 今回は、表記のヴァイオリン・コンサートの後半を聴いたので、その概要を記します。 神尾真由子の上り坂コンサート 【日 時】2020.12.27.19h…

TEATRO COLON バレー『くるみ割り人形』無料配信

Celebrá la Navidad con el Ballet Estable en El cascanueces, dirigido por Paloma Herrera, y con coreografía de Rudolf Nureyev y reposición coreográfica de Aleth Francillon. Bajo la batuta de Enrique Arturo Diemecke, la Filarmónica de Bueno…

『スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)32-1

《パヴィア十二月十六日①》 12月14日にミラノを発ったスタンダールは、パヴィアに着き、その道筋に関して、次の様に述べています。 “ミラノからここまで、横断する土地はヨーロッパでもっとも豊かだ。たえず流水の運河が見られ、これが土地に肥沃さをも…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅱ-1

《Ⅱステュアート朝①》 エリザベス1世の死によって、スコットランド王のジェイムズ6世(スコットランド女王メアリーとヘンリー・ステュアートとの子)が、1603年にエリザベス1世が亡くなるとすぐに、イングランド王位をも承継しジェイムズ1世を名乗りまし…

東京バッハ合唱団特別演奏会(クリスマス・オラトリオ、無観客オンライン開催)

今年も残すところあと1週間になりましたが、今日は12月24日、 クリスマスイヴです。コロナ感染がどんどん広がっている現状では、相当の覚悟がなければライヴの音楽会に足を運ぶことは出来ません。勿論中止になってしまったコンサートもあり、クリスマス…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅰ-5

《Ⅰ.テューダー朝⑤》 メアリー1世が、レディー・ジェーン・グレイの勢力に勝ったのは、民衆蜂起によるメアリー支持が大きな要因といわれていますが、その後のメアリー1世による新教徒弾圧により、新教徒がこぞって大陸に亡命する者(これを「メアリー時代…

仲道Plays Beethoven Sonatas~全曲シリーズ第2回~

今年の夏から2027年まで、毎年1回、4~5曲のペースで、ベートーヴェンのビアノソナタを演奏するリサイタルを、仲道郁代さんが予定しており、今年はその第Ⅰ期として、第1回演奏会が7月に、第2回目が今日12月20日(日)に行なわれました。2021年には演奏会は…

『KING&QUEEN展(from National Portrait Gallery of London)』鑑賞詳報Ⅰ-4

《Ⅰ.テューダー朝④》 38年に及ぶヘンリー8世の治世も、1547年の彼の56歳での死と共に終焉し、エドワード王太子が即位しました。エドワード6世(在位)の誕生です。 エドワード6世 エドワードはヘンリー8世の三番目の妻ジェーン・シーモアの子供です。彼女…

『スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)31

《ベルジョイヨーゾ十二月十四日》 いよいよスタンダールは長逗留したミラノを去る決心をし、この日ミラノ南方35㎞にあるベルジョイオーゾ(=ベルジョイヨーゾ)に向けて出発したのでした。これはスタンダールにとってかなりの事件だった様で、5ページに…

庄司紗矢香(Vn)&ヴィッキングル・オラフソン(Pf)デュオ・リサイタル

庄司さんは様々なオーケストラから引っ張りだこの、超人気ヴァイオリニストなので説明するまでも無いですが、録画で聴くと何かか細さというか、やや弱い感じがしていました。生演奏で聴くとどうかと思って初めて聴きに行ったのでした。 一方、ピアノのヴィキ…

『ゲルハルト・オピッツ ピアノリサイタル』を聴いてきました。

1953年ドイツバイエルン州生まれのオピッツは今年67歳、長年ミュンヘン音楽大学で教鞭をとりました。今では数少ないウィルヘルム・ケンプの弟子です。ケンプは誰もが認める「ベートーヴェン弾き」、ケンプの弾く32番のソナタのCDが家にあったので事前…

『スカラ座オープニングガラコンサート(無観客・配信)』

毎年この時期になると、オペラ、バレーなどのラインナップを大々的に発表し、華々しくシーズン・オープニングオペラを開幕するミラノスカラ座ですが、今年はコロナ禍の影響で来春の予定が立てられなかったのでしょう、オープニングではガラコンサートを無観…