HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

ビーバームーンの日

今日11月30日(月)は、旧暦10月16日で望の日、つまり、満月の日です。この時期の満月(11/30 18:30)は、「ビーバームーン」と呼ばれます。

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ビーバームーン半影月食

 この時期にビーバーが活発に活動する時期だからだと謂われます。満月のみならず,満月に地球の影が(左上方に)うす黒く映り、月食に類似した現象(これを【半影月食】と呼びます)が起こります。

 それが見れるというので、18時30分過ぎに晴れ渡った夜空の満月を見てみました。

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18時30分東の空の満月を撮影

でも肉眼でも又写真をとってもはっきりとは分からなかった。参考まで気象協会発表の写真を冒頭に転載しました。

 次の半影月食は2023年だそうです。

 言葉の連想ですが、「望月(もちづき)」をかの藤原道長が歌に詠んでいます。

『この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば』

 娘二人を天皇家に嫁がせた道長の凄い自信ですね。確かに藤原氏中心の摂関政治は以後50年は続く訳ですから。

実際には50年も望月が欠けないことは有りません。月食だって、半影月食だってたびたび起きますから。道長は月食を見たことがなかったのでしょうか?

 あと「望月」で思い出したのは今週NHK放送が終了した朝ドラ『エール』に出演していた俳優、望月歩。『エール』は福島出身の作曲家、小関裕而役の主人公、古山裕一(窪田正孝出演)についての物語りですが、彼が叔父の経営する「川俣銀行」に勤めていた若かりし頃の同僚役に望月が抜てきされたのです。今後伸びしろのある若手(まだ19歳ですから)俳優ですね。将来どの様に伸びていくか注目です。小関裕而の実家は福島市内の大きな呉服屋でした。叔父は川俣町という福島県内の地方都市の大資産家であり、川俣銀行を経営していました(現在は「東邦銀行」に吸収合併)。川俣をはじめとする近隣地方は桑畑が多く、当時、絹織物である「羽二重」の一大産地でした。横浜港から諸外国に輸出も盛んに行っていました。いわば工業都市だったのですね。それが大きな経済基盤です(現在はほとんど衰退して無いも同然ですが)。そんな土地柄の川俣町から福島の大きな呉服店に娘を嫁がせ、音楽家小関裕二が誕生した訳ですから、その経済基盤と昔から音楽を愛好する土地柄が大作曲家を生み出したと言っても過言ではありません。来年のオリンピックマーチは誰が作曲するのでしょうか?