昨夜(11/19金)は皆既月食の日でした。
昨日は旧暦で10月15日、望月(もちづき)、即ち満月の日です。それが地球と太陽と月との位置関係(ほぼ直線状)に並んで、月が地球の影に全部隠れて暗くなるのが皆既月食です。暗くなると言っても日食の様な真っ暗ではなく、赤っぽい暗さです。
~いむといひて 影にあたらぬ 今宵しも
われて月みる 名や立ちぬらむ~
(西行)
夕方6時頃でしたか、駅を降りて南東の空を見たら薄雲がありましたが、その合間に月が欠けているのが見えました。スマホで撮りましたが、良くは写りませんけれど、それらしい影は確認できました。
国立天文台の発表によると、17:45には以下の様な欠け具合で、18:04には、ほぼ皆既月食となった模様です。
現代ではそういうことは無いのですが、昔は月食の月明かりは忌み嫌われ、人々はそれにあたることは避けたと謂われます。西行のうたからも分かりますね。
ところで今日(11/20土)10時頃遅い朝食をとっていたら、10チャンネルの『題名のない音楽会(石丸幹二司会)』が映っていて、巨大な楽器を紹介していました。「ダブルコントラバスフルート」。背丈の倍は有りそうで何とフルートだそうです。口で吹きますが、非常に低い音です。部屋の入口が通過できず持ち込めない位大きいので、分解して持ち込み室内で組み立てるそうです。世界に三基しかないらしい。それよりは小さい長いフルートが二重に折り曲がった「コントラバスフルート」もあります。普通より低い音域の演奏をするらしい。
また「コントラバスクラリネット」というのもあって、❝ギョギョ❞で有名なさかなクンが出席、何と自らそれを演奏して呉れていました。上手!器用なのですね。最後は巨大銅鑼の登場、女性奏者がそれを力一杯、大きい鉢(マレットというらしい)で叩くと、出席者全員が飛ばされるのではなかろうかと思われる程の振動が響いた模様。最後にちょっとした合奏をしていましたが、いつか誰か『巨大楽器独奏・合奏演奏会』でも開いてくれないかな?
そしたら飛んで聴きに行きたいです。