HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

映画『世界でいちばん貧しい大統領、ホセ・ムヒカ』鑑賞

新百合ヶ丘の川崎市アートセンターにある「アルテリア・シネマ」で上記ドキュメンタリー映画を上映していると聞きつけ、見に行ってきました。 アルテリオ 映像館 上映は間もなく終了に近づいているので、19:15からという遅い時間帯になっています。コロナ感…

『National Gallery of London 展(at上野・西洋美術館)』鑑賞(Ⅱ)

前回、上野の美術展で見たⅠ.イタリア・ルネサンス絵画の収集 のゾーンの作品群の中から一番印象的だった、マグダラのマリア関係の二つの絵(ティツィアーノ及びサヴォルドの作品)について書きましたが、そこでカラヴァッチョを引用しました。NGLは有名なカ…

七夕の日

今日は新暦(太陽暦)7月7日、24節気(冬至、立春、夏至etc.)の「小暑」です。確かに最近雨が降る日でも暑く、梅雨が明けたら本格的に暑くなりそうな気配を感じます。 そしてまた今日は誰でも知っている七夕の日です。天帝によって別居を命じられた織姫(織…

上野の『国立西洋美術館』で久し振りに絵画展を見てきました

英国National Gallery of London (以下NGLと略記します)が、所蔵品の中から本邦初公開の名画の数々を選んで日本に運び込み、本年3月3日から国立西洋美術館で展示する予定だったのですが、コロナ感染の拡大で、延期となっていたものです。今回はコロナ感…

スタンダー『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)23

<ミラノ十一月十三日> この日の記事は、スタンダールが桟敷で耳にした逸話の一つ、18世紀末にミラノの東方80kmにある街、ブレシアにいたヴィテレスキ伯爵という人物にまつわるものです。彼は変わった人物で、浪費で財産を消散した挙句情婦を殺害し、最後…

『梅雨の合間』

関東地方の梅雨入りは6月11日(例年より3~4日遅れ)もう二十日以上経ちます。雨が降るときはシトシトでなくザーとミニ台風の如く強い風を伴い窓に吹きかける。 今日7/2は朝から爽やかないい天気でした。梅雨の合間(晴れ間)には夏かと思う程の強い日差し…

スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)22-5

<ミラノ十一月十二日>の続き④ スタンダールは、あるご婦人が紹介してくれたヴェネツアの名家出身のコルネール大佐が、愛想の良い青年だけれども既にあらゆる(戦功のあった者に付与される)十字勲章を得ていること、彼を見て、ニーナ夫人がヴェネツアに関…

東京文化会館でのテノールコンサートを聴いて来ました

今日(6月28日)15時から、5月に文化会館で予定され延期となっていたテノールコンサートが、コロナ対策を施して行われるというので聴きに行きました。東京文化会館が自粛で閉館し、自粛解除後の初めての演奏会だそうです。 公演名は、『テノールの饗宴』 東…

スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)22-4

<ミラノ十一月十二日>の続き③ 前々回も書いた通り、この日(ミラノ十一月十二日)の記事は、6ページ以上に渡っているので分けて見ていますが、その続きです。前回、スタンダールは、多くの桟敷の中で最も好ましいと考えるニーナ・ヴィガノ夫人の桟敷に出入…

久しぶりにコンサート(サントリーホール)に行ってきました

ひと月前の先月25日に、東京では緊急事態宣言が解除され、今月12日には、東京アラートも解除、このところ、人々の活動は急速に活発化しています。音楽関係でも、無観客演奏会のネット配信が盛んに行われる様になり、コンサートに行けない我々の慰みになって…

スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)22-3

<ミラノ十一月十二日>の続き② スタンダールが好んで出入りしているディ・ブレーメ氏の桟敷で会った人として、愛国者コンファロニエーリ氏、グリソストモ・ベルケティ氏、トレキ氏などの名を挙げ、“パリでは、この桟敷に匹敵できるようなものを僕は少しも知…

スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)22-2

<ミラノ十一月十二日>の続き① 次にスタンダールはイタリアで一、二の哲学者と考えている、エルメス・ヴィスコンティ公爵に、前述のディ・ブレーメ氏の桟敷で出会ったことを述べ、哲学者についての話題に転じます。 “ナポリには~(略)~独特の哲学の一派…

スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)22-1

<ミラノ十一月十二日> この日の記事は、日記の中でも長大級の6ページ以上に渡って、スカラ座の桟敷席で見聞きした様々な事柄について記述しているので、数回に分けて見てみます。 先ず “僕は毎日スカラ座のディ・ブレーメ氏の桟敷に行っている。それはまっ…

スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)21

<ミラノ十一月十一日> この記事でもロッシーニに関する風評を記述しています。“今晩、親切なビアンカ・ミレージのところで、ある阿呆が音楽に口を出して、ロッシーニが一種の人殺しであることを僕たちに納得させようとした。この羨望の激しさは僕に強い喜…

スタンダール『イタリア旅日記(1827年版)』精読(遅読)⑳

<ミラノ十一月十日> 前回の<ミラノ十一月六日>の記事の次は<ミラノ十一月七日>、その次は<ミラノ十一月八日>と続くのですが、その内容が建造物見学と案内人について、借りた本の内容について、ミラノの城壁の散歩道や競技場での古代戦車競走について…