11月22日は、二十四節気の小雪です。暦書によれば ❛小雪は旧暦十月亥の月の中気で、新暦十一月二十二 日ごろにあたります。まだ市街には本格的な降雪はないものの、遠い山嶺の頂には白銀の雪が眺められ、冬の到来をも目前に感じられます。❜とあります。確かに猛暑だった夏を過ぎて、足ばやに季節は冬に向かっていることが、実感される今日この頃です。(これまでの一般常識では)涼しいと見られていた北海道でも、残暑が厳しく、最高気温は本土並みに高いと騒がれていたのが嘘の様に秋が一足飛びに過ぎ去り、この処降雪がニュースとなっています。雪も大雪でなく小雪であれば風情が有りますけれど、大雪だと困ります。
枕草子250段には❝降るものは 雪。霰、霙はにくけれど、白き雪のまじりて降る、をかし❞とあります。また同251段には、❝雪は、檜皮葺、いとめでたし。すこし消えがたになりたるほど。また、いと多うも降らぬが、瓦の目ごとに入りて、黒うまろに見えたる、いとをかし❞ と有ります。この風景は、第1段の❝春はあけぼの❞云々といった色彩画でなく、薄墨の墨絵の様な美と言えるでしょう。ここで、「檜皮葺(ひわだぶき)」とは、時々神社の屋根などで見掛けることがある、わらぶき屋根とも異なる、「檜の薄皮(木の表面の樹皮)」で葺いた屋根の事を指しています。出雲大社本殿屋根などが有名。

清少納言が何を言いたかったかというと、檜皮葺の屋根に降った雪がむら消えとなって檜皮の境界線に白く残り、屋根全体が斑状に見えるのが奥ゆかしく美しいというのです。
そう滅多には見られない光景でしょうけれど、屋根の降雪と雪の溶け具合と気温等で、そうした表情が見られる時があるのでしょう。自分も見たことは有りませんが。
「枕草子251段を見るツアー」
なーんて有ったら行ってみたいな!