歴書によれば、❝小寒は旧暦十二月丑の月の正節で、新暦一月六日ごろにあたります。すでに本格的な冬の季節で、寒風と降雪に悩まされます。❞とあります。冬の季節でも、特に寒くなる時期だと古来謂われてきました。ところが今日の関東地方のポカポカ陽気は何なのでしょう。勿論小雪混じりの寒い降雨の地方も有りえますけれど、寒さ厳しいはずの日に、横浜では最高気温がまるで春の暖かさでした。
気象庁の20時発表の最高気温のデータは以下の通りで、北海道の一部を除き全国的に気温が上昇しました。横浜の最高気温は16℃でした。風もほとんどなくいい布団干し日和になったので、布団干し担当としては、家内に云われるまでもなく、ベランダに二人の布団他を干しました。干している間の太陽の日差しの強いこと、顔に感じたのは暖かさでなく、刺す様な暑さでした。
今の時期に気温が高いことには大助かりですが、このまま夏に向けてどうなるのか気がかりです。昨年以上の猛暑になったら国民生活に様々な問題が生じることが懸念されます。
尚、明日1月7日は正月「松の内」の最後の日、「人日(じんじつ)」です。この日は七草粥を食べる風習が有ります。
古代中国、前漢(紀元前二世紀頃)時代には既に ❝「人日(じんじつ)」に「七種菜羹」を食す❞ 風習があったと言いますから驚きです。
七草とは、セリ、ナズナ(ペンペン草)、ゴギョウ(母子草)、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ(蕪/カブ)、スズシロ(大根)を指す場合が多いですが、場合によっては若干異なる草が入るケースも有ります。これ等を詠み込んだ和歌まで有ります。
「せりなずな ごぎょうはこべら 仏の座 すずなすずしろ これぞ七草」
現代ではスーパーなどで販売しているので手に入り易くなりましたが、明日は日曜日、今日程では無いですが先ず先ずの天気予報なので、街の空き地や原っぱ、土手等で七草の幾つかを探すのも面白いかも知れません。(間違って毒草を摘まないでね。)