HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

ド迫力のネルソンス・ボストン/マーラー6番でした。

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ネルソンス率いるボストン交響楽団は、今日(11/9水)、関東地方の先陣を切って、横浜みなとみらいホールで演奏会を開きました。

曲目は以下の通り一つだけ、マーラーです。

【日時】2022.11.9.(水)19:00~

【会場】横浜・みなとみらいホール

【管弦楽】ボストン交響楽団

【指揮】アンドリス・ネルソンス

【曲目】

〇グスタフ・マーラー『交響曲第6番イ短調<悲劇的>』

 

 これが、物凄い演奏だったのです。4管編成16型の巨艦を動かすネルソンス艦長は、豪快でしかも繊細な指揮官ぶり、うねる海原の逆巻く波を乗り越えて、聴衆の客船に向かい体当たりしたかと思うと、くるりと船首を回して、雨あられと音弾を浴びせて来ます。聴いている者は、身も心も吹き飛ばさんばかりの衝撃でした。しかし不思議なことに、海は急激に渚の様相を呈し、ネルソンス艦船の甲板からは、静かに退却ラッパが鳴り響くのでした。観客船は高々と白旗を掲げ、乗客は、あわや沈没させられるかと思っていた矢先に訪れた平穏に、ホッとした安堵の気持ちからか、ネルソン万歳、万万歳と敵ながらあっぱれと讃えるのでした。・・・・あれツ!こりゃ失礼。いつの間にかトラファルガー海戦のネルソンの話しになってしまった。

 いやーそれにしても物凄いマーラーでしたよ。普通マーラーというだけで、余程の事が無い限り通常は「すごかった!」となるのですが、その「凄さ」が今回は、桁違い。先日聴いた「ロンドン響」や「パリ管弦」に勝るとも劣らぬ、超弩迫力のもの凄い演奏でした。

演奏の模様の詳細については、後日記することにします。

 尚、今日の演奏会が終わった後、指揮者に依る「サイン会」をやるというアナウンスがありました。演奏会が終わったのは、9時近く、100人は越える程の行列になりました。何年ぶりでしょう、たしか何年も前のキーシンのリサイタル以来のサイン会で、自分としてはオミクロン株のワクチンを接種済みなので、行列に加わることに。係の人は盛んに行列を整列させて、感染防止を叫んでいました。恐らく、サイン会を開いたホールは、関東地方では、ここが最初になるのでしょうか?またTwitterあたりでたたかれなければいいですが。(米国では、サイン会はもう珍しくはないのでしょうか?)


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