HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

横国大吹奏楽団/金管バンド演奏会

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 表記の演奏会は、横浜国立大学吹奏楽団の金管・打楽器セクションによる金管バンドによるものです。最近別のコンサートで素晴らしいトロンボーン演奏を聴いてその魅力を実感しました。そうしたことから、丁度地元横浜で表記の演奏会があることを教えてくれる人がいたので、聴きに行くことにしました。考え起こせば日本各地にブラバンを演奏する若者は、学校ブラバンを中心として、数多く活動している筈ですし、そうした人達から将来、音楽関係に進みオーケストラ奏者になる人もいることでしょう。

 大学音楽部の管弦楽団の演奏会はこれまで何回か行ったことがあり、今年も12月に『音大オーケストラフェスティバル』が有るので幾つかは聴こうと思っていますが、大学のブラスバンド関係は今回が初めて聴きます。

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【主催者言】
 当団の25期生を中心に結成され、2008年に初めて演奏会を開催して以来、今年で14回目の演奏会を迎えます。 大学1年生から社会人のOB・OGまで、一体となって迫力あるサウンドをお届けします!3年ぶりの開催にむけ、奏者一同練習に励んでいます。感染症対策を十分に行い、お待ちしております。9月4日はぜひ南公会堂にお越しください!!

〈当団について〉

~~歴史~~
1981年 4人の吹奏楽好きの学生により、「横浜国立大学吹奏楽研究会」として誕生する。
1984年 第1回定期演奏会が開催される。
1987年 名称を「横浜国立大学吹奏楽団」と改変。
2003年 第20回記念定期演奏会、開催。
2008年 第25回記念定期演奏会、開催。
2013年 第30回記念定期演奏会、開催。
2018年 第35回記念定期演奏会、開催。

~~活動拠点~~
普段は、横浜国立大学内のサークル棟や大学会館などで練習しています。
サークル棟には私たちの団室があり、いつでも練習したりくつろいだりすることができます。
練習日以外でもここに行けば誰かに会えるでしょう。

土曜日  9:00~12:00

その他にも本番が近い時期には、日曜日に練習することもあります。
もちろん、練習日以外に来て練習することも可能です。団室での雑談もどうぞ。

~~団員数~~
1年生から修士2年生まで、150人近くの団員がいます。
横浜国立大学の学生だけではなく、他の大学から参加している学生もいます。
団員たちの所属する大学は以下のように様々です。

横浜国立大学
横浜市立大学
鎌倉女子大学
フェリス女学院大学
昭和音楽大学
東洋英和女学院大学
東京工業大学
東京工科大学
東京農業大学
東京大学
明治大学
明治学院大学
玉川大学
多摩大学
日本女子大学
相模女子大学
中央大学
國學院大学
日本大学
早稲田大学
横浜リハビリテーション専門学校
関東学院大学
星薬科大学
芝浦工業大学
慶應義塾大学
東海大学
東京都立大学(旧・首都大学東京)

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【日時】2022年09月04日(日)15:45~

【会場】横浜南公会堂ホール(南区役所内)

 

【司会】大野いずみ

【楽器構成】

<オープニング>は、Trp.Tub. Trb.等数人から成る。

〈第1部アンサンブルステージ〉は、Trp.Tub. Trb. Eoph(ユーフォニウム).が演押す曲によって増減、Total 7~8人(①は、TrpとTrb.+4~5)

程度の小規模でオーケストラで言えば室内楽奏の如し。

<第2部ラージステージ>では、

Trp.(14~)Tub.(4~5) Trb.((12~))Euph(ユーフォニウム).(4~6)Hr.(12)合50 人以上の編成で、オケで言えばオーケストラの様な大きな編成でした。

【演奏形式】英国式ブラスバンド

【曲目】

<オープニング>

〇酒井格『若草山のファンファーレ』

〈第1部アンサンブルステージ〉


①清水大輔『スパークリングブラス』

 

②酒井格『サン・ファン・バウティスタ号の航路』

 

③ゴードン・ラングフォード『ロンドンの小景』

 

④髙橋広樹『文明開化の鐘』

 

〈第2部ラージステージ〉


①J.ヴァン・デル・ロースト『ミネルバ』(指揮:和田拓)

 

②ジェームス・クリステンセン『Disney Around the World』(指揮:藤澤優歌) 

     
③J.ヴァン・デル・ロースト『Canterbury Chorale』(指揮:増田雪乃)

 

④ポール・ロヴァット=クーパー『Vitae Aeternum 』(指揮:塩谷凪沙)

 

 

 

【演奏の模様】

 座席は、コロナ対策のため、今では懐かしい市松離間席、道理で全指定席がかなり早い段階で埋まってしまった訳です。

 大学の音楽サーク活動ですから新人からベテラン(と言っても4年生と卒業後数年のOB)まで、その技量はプロから見れば拙いかも知れません。でも皆真剣に演奏に取り組んでいる姿には、音楽を真に好きなのだなという印象が強く表れていました。好きこそ物の上手なれ!です。どんどんうまくなる人も多いでしょう。歩みがゆっくりな人も、ウサギと亀の例え通り、何れ速い走者を追い抜くかも知れません。後半の<第2部ラ-ジステージ>では、演奏者席が舞台上にコの字形に、しかもそれぞれ3列に配され、総勢100人近い金管奏者が入れ代わり立ち代わり舞台に現れて、演奏を次々と行っていくのは、通常の演奏会では見られない面白くまた、コンクール的雰囲気を感じるものでした。 

 それにしても最後の方の曲、③J.ヴァン・デル・ロースト『Canterbury Chorale』と④ポール・ロヴァット=クーパー『Vitae Aeternum 』の演奏では、50人以上の金管奏者(+賛助の4人の打楽器奏者)が集合、随分迫力あるアンサンブルを中規模ホールにビンビン響かせていました。細かいところはプロではないので目をつぶって、いつだったかの公演の感想に ❝アンサンブル、みんなで渡れば怖くない❞と書いた様に、大規模構成であればミスを恐れず、会場を震わす大音響の轟音で観客を圧倒するのも魅力の一つかな?などと考えながら聴いていました。これに対し第1部の方は、室内楽的規模で、舞台上に半円形に10人前後の奏者が立ち並び演奏、こちらの方がミスがすぐ目立ってしまうし、アンサンブルの融合性がすぐ分かるので、奏者としてはやりずらいかも知れません。

 これらの演奏の中では、③J.ヴァン・デル・ロースト『Canterbury Chorale』が、アンサンブルの統一性はいま一つだったものの、軽快でリズミカルなメロディがとても楽しかったしTrb.やHrn.の低音の響きも良かった。Trmp.奏者は床置きの弱音器を度々付けては外しし、音質を変えて演奏していたのは面白かった。それにして一番大きなTub.にもバカでかい弱音器があるのですね。何となくユーモラスな音。

最期にアンコール演奏が有りました。フィリック・スパーク『ザ・バンド(ワゴン?)』

 非常に軽快な曲で、演奏者もノリノリ、ソロTrmp.演奏は OBでしょうか?かなりの熟達の腕で吹いていました。小、大太鼓の合いの手も具合よく入りタンブリンや、パーカッション4人は④の曲の時以降大忙し、後で聴いたら大学管弦楽団からの賛助出演だったの事でした。

 ブラス演奏はかなり面白かったので、来週はプロのブラス演奏を聴きに行くことにしました。