HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

女声合唱団『Chor Tachibana』演奏会

 表記の合唱団は、横浜で活動するアマチュア女声合唱団で、もともとはママさん合唱グループからスタートし、親から子へ、友から友へと受け継がれて40年にも及ぶ歴史を重ねて来たようです。今回は「クリスマス・チャリティコンサート」の意味合いからも、入場無料、募金の仕組みで行われました。

f:id:hukkats:20211218002034j:plain

【日時】2021.12.17.(金)~

【会場】横浜関内ホール

【出演】女声合唱団『Chor Tachibana』

    井澤久美子(Pf)千北祐輔(B)

【特別ゲスト出演】太田友香(Cl)   

【指揮】山室紘一

 

【曲目】

<第一部>

①水の影 ②木綿のハンカチーフ ③なごり雪

④あいたい 

<休憩>

⑤黄昏のビギン ⑤瑠璃色の地球

⑥霧と話した  ⑥蘇州夜曲 

 

<第二部>

〇クラリネット演奏

①くるみ割り人形から小序曲、行進曲 トレパック(ロシアの踊り)

②クラリネットポルカ

③だんだん小さく

 

〇Christmas Songs

①アマポーラ ②縁結びの木 ③シルバー・ベル

④凍てつく星の郷 ⑤忘れな草

 

【演奏の模様】

 司会をした指揮者の山室さんは、マイクを握り ❝ 45年にも及ぶ長い道を歩んで来ました。これからもその火を灯し続けたいのでご協力をお願いします❞ ❝年のせいで曲名をすぐ出てこないので・・・❞など話され観客を笑わせたり、和やかな雰囲気で進みました。客席は1000程の中劇場ですが、この日の観客は相当入っていました。7~8割方。出演の皆さんのご家族の方や私の様な飛び込み観客など。子供連れもいますが、年齢層は若い人は少なかったかな。

今回のコンサートを実施することになH.P.の掲載文を転載しておきます。

 この2年間、コロナ禍で合唱の団体は苦労をしています。 練習会場の使用不可や人数制限の中で、その都度練習を断念したり、消毒液を持ちながら練習を決行したり、落ち着かない日々を過ごしています。そんな中、徐々に失われていく元気をいかにせん!!と、無観客をも視野に入れ このコロナの中での足搔きとして、今現在の状態でのコンサートを開催することにいたしました。

 このコロナ禍が何年にも渡っているため、音楽界で最大の被害者の一つは合唱部門と言っても良いかも知れません。「出来るだけ会話、声出しは控えましょう!飛沫拡散防止にご協力を!」ととなえられれば、集団感染の恐れの恐怖から、合唱を歌うことなど出来る状況ではありませんでした。飛沫拡散実験も行われました。中には果敢に感染防止対策を立てて歌う例もありましたが少数でした。マスクをして歌ったり、樹脂版ガードで仕切って歌ったり。でも広がりはしませんでした。各地のコーラスグループの元気な歌声は途絶え、以前の合唱の盛んな日本の姿は失われつつありました。しかしここに来てやっと新規コロナ感染者数が劇的に減り、少しづつ歌声に活力が出てきたと思った矢先、強力感染変異株が出現して、また人々は戦々恐々とし始めています。

今日この時期に、合唱コンサートを予定・実施したのはタイミングが良かった。ついこの間までの状況では不可能だったし、これからだとすぐに出来なくなる恐れがありました。

 さて歌の方は、すべて人口に膾炙している曲ばかりで、親しみ深くまた懐かしい歌もあり、指揮者のトークともどもほのぼのとした雰囲気でした。

 また二部のクラリネットの協力参加は、楽器自体がソロで吹くのを聴くことは余りない(モーツァルトの曲は有りますが)ので非常に面白かったです。

 こうした歌声が津々浦々に広がり、合唱大国日本が復活する日が少しでも早く来ることを願っています。