HUKKATS hyoro Roc

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Blu-T ピアノコンチェルト 国際コンクール(第二日目)を聴く

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〜The 12th Blue-T Piano Concerto Competition〜

【Date】

・Hall Opens: 3:30 PM / Competition Begins: 4:00 PMThursday, February 12,2026 

・Hall Opens: 1:00 PM / Competition Begins: 1:30 PM Friday, February 13, 2026

【Venue】YOKOHAMA MINATO MIRAI HALL-Small Hall

【Orchestra】Blue-T Pf.Concert Orchestra

【Conductor】Takashi Niigaki

 

【Program】Friday, February 13, 2026(second day)

①13:30-13:40 Ai Yasunaga

『Rachmaninoff Piano Concerto No. 2 in C minor, Op. 18 (1st movement)』

 

②13:43-13:57 Belle Chi

Prokofiev『 Piano Concerto No. 1 in D-flat major, Op. 10』

 

③14:00-14:09 Kai Zavislak

Mozart『 Piano Concerto No. 14 in E-flat major, K. 449; I. (1st movement)』

 

④14:12-14:26 Eiko Inenaga

Beethoven『 Piano Concerto No. 2 in B-flat major, Op. 19: I. (1st movement)』

 

14:26-15:00  《Intermission》

 

⑤15:00-15:30 Adam Gutseriev

Grieg『 Piano Concerto in A minor, Op. 16』

 

⑥15:33-15:43 Ken Arita

Rachmaninoff『 Piano Concerto No. 2 in C minor, Op. 18 (1st movement)』

 

⑦15:46-16:12 Namiko Yoshida

ⅰBach 『Harpsichord Concerto No. 5, I & II (1st, 2nd movement)』

ⅱMozart『 Piano Concerto No. 20 in D minor, K. 466, II (2nd movement)』

ⅢRavel Piano Concerto, II (2nd movement)

 

⑧16:15-16:32 Nobuko Taguchi

Gershwin『 Rhapsody in Blue (B-flat major)』

 

《 Intermission》16:32-17:00

 

⑨17:00-17:25 Nagako Aoyagi

Mozart『 Piano Concerto No. 23 in A major, K. 488』

 

⑩17:28-17:48 Akiko Sawada

Liszt 『Piano Concerto No. 1 in E-flat major, S. 124』

 

【主催者言】

Blue-T Recordsでは、毎年1回、ピアノコンチェルトコンクールを開催しています。

指揮は新垣隆氏、オーケストラ編成は約30名の本格的な編成で、ピアノコンチェルトの演奏をお楽しみいただけます。

コンクールでは、スタジオの録音設備をそのままホールに移動し、臨場感のある録音を実施します。
ピアノに2本、オーケストラに6本のマイクを設置し、録音エンジニアによる高品質な録音を行います。 さらに、4台のカメラを使ったマルチアングルの動画撮影を行い、クラシック音楽専門カメラマンによる写真撮影も実施します。

コンクールに向けては、指揮者レッスン、審査員によるレッスン、現役のピアニストによる二台ピアノのレッスンやリハーサル発表会など、多くのプログラムが用意されています。
これらを通じて、 本番に向けて大きな成長を遂げることができます。

本番後には各審査員および指揮者からの直接講評、オーケストラのメンバーや他の参加者との懇親会を設けております。これらを通じて、多くの方々と触れ合い、貴重な経験を積むことができます。

【付記】この録音会社は、大手レーベルとは異なった独自路線を歩む小さな会社の様です。しかし小さいが故に、独特なコンクールを主催して 録音等のニッチ需要を掘り起こすと共に、主として若手演奏者の発展育成にも貢献している様です。

 これ迄の例として、昨年2025年のショパン国際コンクールで、ファイナリストに進出した進藤実優さんのショパンコンチェルト第1番の録音を、既に2022年12月に収録し、CD化している実績があります。

 

【演奏の模様】

 ひょんなことでこのコンクールが地元横浜で開催されることを知り、第一日目2月12日は都合が悪く聴きに行けなかったのですが、第二日目2月13日の演奏を聴きに行きました。

    このコンクールもオーケストラも全然知らなかったのも当然です、上記【付記】記載の様に、一般には名の知られていないレコード会社の主催であり、唯すでに過去何年間も年一回のペ-スで開催されていて、今回が第12回(12年目)目だという事なので、かなり健闘しているなと思いました。主催者発表によれば、参加者も年々増える傾向にあり、今回は二日に分けて実施、海外からのコンテスタントも増えたということです。

独奏演奏の管弦楽は「ブルーティーピアノコンチェルト管弦楽団」指揮は新垣 隆氏。

新垣さんは、もともとピアノ専門ですが、作曲にも長けていて、所謂「佐村河内事件」のゴーストライーターだったことが判明して一躍有名になりました。その後暫く桐朋音楽大学に留まっていた様ですが、コンクール指揮者欄には「千葉県立幕張西高等学校」との記載が有りますので、大学教育と高校教育とを兼務して活躍しているのでしょう、きっと。

 また管弦楽団は、主として高等学校の学生から成っていて、東京藝大付属高校、桐朋女子高校、東京音大付属高校、京都堀川音楽高校の他、音楽が盛んな名古屋市立菊里高校、千葉県立幕張総合高校他、全国の高校からの演奏者を集めて編成されている様です。総勢30名程、二管編成弦楽五部五型(5-5-3-2-1)の規模でした。編成から分かることですが、オケの演奏音は、やはり低音弦の音が弱く聞こえました。

 

    先ず感心したことは、このコンクールの参加者の年齢層が多岐に渡っていた事。小学生風から中・高生、大学生、成人社会人風、年配の方など、恐らく募集要項に年齢制限を設けていないのかも知れません。二日目は一番多かったのは日本人でしたが、どちらの国か分からない(配布資料には記載無し)演奏者が結構いました。従って休憩中のホワイエはその家族と出演者が、多くは英語でしゃべっていましたが、聞き取れない言語もありました。

 総じて演奏者のレヴェルは高く、ミスも非常に少なくて、バッハからモーツァルト、ベートーヴェン、ラフマニノフ、グリーグ、リスト等の名曲を十分楽しむことが出来ました。

二日目はブラームスが無かったのが残念、一日目には弾いた人がいた様です。それに時代が時代なのかチャイコフスキーが全然有りませんでした。

 中でも、成人の中にはすでにピアニストとして演奏しているのでは?と思われる程の成熟度を示した演奏者もいました。年配者は流石に弾き込んだ経歴があるだろうと思わす演奏でしたし小学生風でも立派に曲として纏まっていました。

 またこのコンクールの面白い処と言うか普通と異なっていたのは、課題曲が無いという事。選曲もコンチェルト全楽章を弾いた人もいれば、抜粋で一楽章演奏のみの人、複数の抜粋曲を弾いた人等様々で、このゆるい自由度も非常に特徴でした。従って演奏者は固くなったり、上がったりした様子は誰にも見られず、のびのびと弾いていたと思います。

 管弦楽の演奏は当初の1/3位までは、弦と管が噛み合わず、ずれた処も散見しましたが、その後随分と立ち直った感じで、特にVnアンサンブルは、清澄性がアップ、オケの中心として、ピアノ演奏者をバックアップしていました。ただ上記した様にVc二名。Cb一名だったので低音弦の重みは足りませんでした。でも曲によってはVc.1gがソロ演奏で掛け合う場面ではしっかりとVc.奏者は踏ん張っていました。管も金管(Hrn.Trmb.etc.)はかなりの活躍場面が有り、演奏が進むにつれ、ミスも少なくなりソロ演奏の音量も大きく出て音質も良く鳴って行くのが手に取る様に分かりました。自分の座席の位置のせいで指揮者と木管奏者ハピアノの影となり、全然見えませんでしたが、奮闘していた様です。新垣さんも全然見えなかった。

 以上午後一杯、結構夕方遅くまで演奏が続きました。最後の拍手、挨拶になってすぐに「席を立ち帰路に着いたので、コンクールの結果は分らずじまいでした。今日件のH.P.をみても書いて有りませんでした。でも自分としては色々気づかされることも多く、曲も楽しめたので、聴きに行って良かったと思いました。

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