今日12/21(土)は二十四節気の冬至です。暦書に依れば、❝冬至は旧暦十一月子の月の中気で、新暦十二月二十二日ごろです。この日、太陽が赤道以南の 半球の最も遠い点に行くため、北半球では太陽の高さが一年中で最も低くなります。そのため昼が一年中で一番短く、夜が一番長くなる極点となります。そしてこの日から一陽来復して徐々に日脚はのびていきす。❞とあります。
関東地方はここの処晴れる日が多く、日中は日差しが温かなのですが、太陽が陰るとすぐ寒くなります。冬至の今日は昼が一番短いため日照時間が最短なので、夜は一番の冷え込みになりそうです。そうした寒さ対策の意味合いもあるのでしょう、この日は冬至カボチャを煮て食したり、柚子湯に入ったりして健康、息災を願う日なのです。
尤も古代中国には『冬日之閉凍也不固、即春夏之長草木也不茂』 という言葉があり、これは周時代の王族(周公 丹)の言葉として伝えられています。要するに、「冬の日に大地を固く閉じ凍らせる厳寒が無ければ、春から夏にかけて草木が勢い盛んに成茂することはない」と自然現象に例えて、「人民も艱難辛苦を経なければ、後日の真の繁栄は有り得ない」ことを諭したのでした。今から4000年も前に、真理を語る政治家がいたのですね。