今日6/21(金)は、二十四節気の夏至です。暦書に拠れば夏至は、『旧暦五月午(うま)の月の中気で、新暦六月二十一日ごろです。この日、北半球では昼が最も長くな り、反対に夜が最も短くなります。夏至は夏季のまんなか 、梅雨しきりといったところで、農家は田植えに繁忙を極わめる季節です。』とあります。えー?もう夏ですか?関東地方など本州では、梅雨(つゆ)入り宣言がなされない地方が沢山あるのに?梅雨無しの年なのかな?
昭和期に活躍した、文芸家、歌人(そして医師でもあった)上田三四二には次の短歌が有ります。
❝夏至の日の長き日暮れに行く道のがく紫陽花は雨に新し❞
将に今年の今頃に相応しい光景です。関東地方は昨日は晴れのち曇りその前日は快晴、その前の日は雨、明日は雨の降る都市も有ります。家から駅までの道のそこかしこに様々な紫陽花が咲いていて、雨粒の残る紫陽花は風情が有ってとてもいいですね。最近は小さな公園の紫陽花には額紫陽花が植えられていて、お洒落な美しさを湛えています。線香花火みたい。
《追記》2024.6.21.(金)18:40.
今日(金)昼前に、管轄する気象台から関東甲信越地方、東海地方、近畿地方が梅雨入りしたとみられると発表がありました。それぞれ平年より2週間程遅い梅雨入り宣言です。