今テレビを見ていたら、芥川賞と直木賞の選考会が東京で開かれ、芥川賞は古川真人さんの『背高泡立草』、直木賞は川越宗一さんの『熱源』が、選ばれたというニュースが入って来ました。昨日、「泉鏡花文学賞」について触れましたが、歴代の「泉鏡花文学賞」受賞者の顔ぶれを見ると、芥川賞他の文学賞受賞者がゴロゴロ出てくるのには驚きました。平成以降の受賞者を見てみると
15 平成元 野分酒場 石和 鷹 31 平成15 輝く日の宮 丸谷 才一
深川澪通り木戸番小屋 北原 亞以子 グロテスク 桐野 夏生
18 平成2 泥汽車 日影 丈吉 32 平成16 ブラフマンの埋葬 小川 洋子
19 平成3 踊ろうマヤ 有爲 エンジェル 33 平成17 楽園の鳥 カルカッタ幻曲 寮 美千子
20 平成4 駆ける少年 鷺沢 萠 34 平成18 悪党芭蕉 嵐山 光三郎
彼岸先生 島田 雅彦 35 平成19 道元禅師(上・下) 立松 和平
21 平成5 喪服の子 山本 道子 36 平成20 草すべり その他の短篇 南木 佳士
22 平成6 該当作品なし ぶるうらんど 横尾 忠則
23 平成7 夢の方位 辻 章 37 平成21 魚神 千早 茜
24 平成8 フルハウス 柳 美里 38 平成22 河原者ノススメ 死穢と修羅 の記憶 篠田 正浩
アニマル・ロジック 山田 詠美 39 平成23 風景 瀬戸内 寂聴
25 平成9 鎌倉のおばさん 村松 友視 大江戸釣客伝(上・下) 夢枕 獏
嗤う伊右衛門 京極 夏彦 40 平成24 かなたの子 角田 光代
26 平成10 道頓堀の雨に別れて以来なり 田辺 聖子 41 平成25 往古来今 磯﨑 憲一郎
川柳作家・岸本水府とその時代 42 平成26 妻が椎茸だったころ 中島京子
27 平成11 箱の夫 吉田 知子 たまもの 小池 昌代
種村季弘のネオ・ラビリントス
「幻想のエロス」ほか 種村 季弘 43 平成27 冥途あり 長野 まゆみ
28 平成12 ヒナギクのお茶の場合 多和田 葉子 骨風 篠原 勝之
29 平成13 蕭々館日録 久世 光彦 44 平成28 大きな鳥にさらわれないよう 川上弘美
幽界森娘異聞 笙野 頼子 45 平成29 最愛の子ども 松浦 理英子
30 平成14 「文壇」およびそれに至る文業 野坂 昭如
46 平成30 飛ぶ孔雀 山尾 悠子
47 令和元 ひよこ太陽 田中 慎弥
芥川賞,]直木賞作家がほんとにゴロゴロです。
今回の古川さんと川越さんのはどのような作品なのでしょう?”幻想”とは関係ないのかな?確か文藝春秋に掲載される筈ですね。読んでみたい。
また来月2月10日には、第92回アカデミー賞の受賞発表があります(日本アカデミー賞は3月かな?)。注目しているファンは多いと思います。それにも増して、これからこの時期受験シーズンたけなわ。合格発表に日本中の受験生、家族の方がドキドキされるのですね。まー人生なる様になりますよ。大丈夫!