この処、持っているチケットの演奏会中止の憂き目にあっています。昨日は、『ひばり四重奏団』のベートーヴェン最終演奏会の筈だったのですが、突然中止になってしまいました。理由は不明です。また先週は指揮者でピアニストである上岡さんのリサイタルが中止となりました。ピアノが弾けない病気とのこと。何れもチケット払い戻しの手続きをしました。コロナ禍の時は珍しくも無く日常茶飯事のチケット払い戻しでしたが、コロナ禍がある程度落ち着いた以降は珍しい。と言っても、演奏家の体調不良によるキャンセルは、特に海外演奏家が来日公演する場合、就中オペラ歌手のキャンセルは、時々あったと記憶しています。来週N響を振る予定の、ブロム翁は、体調は如何?海外の直近の演奏会では、無事指揮された様ですが。我が国までは遠路ですからね。保有しているチケットが万馬券になるかどうか、週明けには判明するでしょう。オーケストラの指揮者の場合は、代わりのそれなりの指揮者が見つかれば、中止にはなりません。演奏会数日前のドタキャンですと中止、若しくは延期となってしまう。しかし第何回定期公演と番号を付けている場合などは、その回を抜かしたりかなり後に実行したりする訳にはいかないでしょう。その点個人のリサイタルやコンサートだと中止となってもチケット購入者は諦め易いのではないかと思います。
今年はピアニストのブーニンが全国ツアーを再開、しかも昨年の初ツアーの時よりも大々的に行なう予定です。しかし第一回目の熊本での7月公演は、中止となってしまいました。本人の体調不良とのことですが、詳細は発表になっていません。でもその一週間後の7月27日、第二回目の静岡公演は無事実行されました。という事は、持病の糖尿病や足の手術痕の悪化によるものでなく、単なる「体調不良」だったのでしょう。何せこの7月以降の日本は記録的暑さでしたからね。こういう自分も「帯状疱疹」にかかってしまい大変でした。ブーニン公演の次回予定は、来週10月11日(金)の「八ヶ岳公演」ですから、それがスムーズに行われるかどうかが、その後の全国ツアー(各地で8公演を予定)の成否のカギとなるでしょう。東京のサントリー公演を楽しみに待っています。