HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

今日9月27日は雑節の一つ『社日(しゃにち)』です。

 歴書によれば、『社日』は、❝土地の神、五穀の神を祀り祝う日で、春分、秋分の日に最も近い戊(つちのえ)の日をいいます。この日秋は実りの収穫について五穀の神を祀るのです。❞

 明後日29日の十五夜(中秋の名月)と一緒に祀る場合もあるでしょう。勿論曇っていては月は見えませんが、今年は大体見れそうです。

               (日本気象協会予想)

 中国北魏の政治家でもあり詩人の温子昇の詩、『七夕長河爛 中秋名月光』では、夏や秋の天空の光り輝く天体に神を感じていたのかも知れません。そもそもわが国や朝鮮、中国における❝神❞とは西欧の一信教の神を意味せず、多神教の漠としたもので、宇宙、太陽、月、大地、河川(or海)及びそれらから派生するもろもろのもの(例えば、穀物、動物、鉱物etc.)に❝神❞を感じて祀り上げるのでした。

『社日』は唐代には,立秋(立春)後,第5番目の戊(つちのえ)の日だったといわれます。秋の社日は「秋社」、春の社日は「春社」といいます。その日には、村人はみな仕事を休んで叢林中の祠に集まり,酒肉をそなえた後,その供え物で飲み食いして一日を楽しみ、神楽(かぐら)も盛んに奏されました。そして秋社には収穫の感謝と来年の農作物の占いが行われました。この社祭は元代に廃止されたと謂われます。(元は遊牧民の政権でしたからね。)

 唐代には最初の「つちのえ」でなくて、五番目の「つちのえ」の日だったという上記の説は、やや遅すぎる気もします。それだと十月初旬になってしまいますね。ご案内の様に、陰陽五行説による「陰と陽」を「え(兄)、と(弟)」及び五行による「水、金、火、木 土」2×5=10(日)かかって一巡することになります。例えば今年の社日(9/27)の五番目の「つちのえ」は10月7日、この頃になると1,200年~1,400年も前の長安(現在の西安)の都も収穫祭や月見でさぞかしにぎわったのでしょうか。