HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

今日8月8日(火)は立秋です。

 今日は二十四節気の一つ立秋です。歴書によれば ❝立秋は旧暦七月申(さる)の月の正節で、新暦八月七日ごろになります。この日から暦の上では秋に入りますが、実際には残暑が厳しく、まだまだ暑い最中です。しかし朝夕には何とはなしに秋の気配が感じられます ❞ とあります。実際毎日暑い日が続いています。❝暑さ寒さも彼岸まで❞と言われる秋彼岸(秋分の日)までは、あと46日間もありますから、ざっくり言ってその半分、即ちあと23日間くらい(二百十日の九月一日)までは強弱は有っても暑い日があるのではないかと思います。

そう言えば、昔教科書にも出ていました。

  ❝秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にそ 驚かれぬる❞

<古今集・藤原敏行>

 

又若くして夭折した唐時代の鬼才、李賀が秋の到来を歌った詩の一節には、

次の様にあります。

 

 ❝《秋来》『桐風驚心壮士苦 衰燈絡緯啼寒素 ・・・・』❞

   (桐の葉に吹く風に秋の気配を感じ、心丈夫な筈の自分でも心が折れる。消え入るような灯のもと、虫が月明かりを浴びて鳴いている。・・・)

 さらに北宋の司馬光には❝名月時至 清風自来(司馬君実「独楽園記」)❞という詩もあります。

 今夜の立秋の月の明かりは、晴れれば「下弦の月」ですから、ドビュッシーの『月のひかり(Suite bergamasque “Clair de lune”)』でも聴きながら月を愛でていると、清風を感じられるかも知れません。