今日9月8日(木)は「白露」、暦書によれば「旧暦八月酉の月の正節で、新暦9月8日頃です。秋分の日前の15日目に当たります。白露はしらつゆとも読み、秋気も本格的に加わり、野草に宿るしらつゆが秋の趣をひとしお感じさせる」時節です。
❝白露の色はひとつを いかにして 秋の木の葉をちゞに染むらん(藤原敏行)❞
~古今和歌集 巻第五 秋歌下(257)~
紅葉の原因は葉の含有色素(アントシアン他)の変化によるという事は近代の知識です。 当時は不思議だったのでしょうね。
路傍の雑草に交じって秋の花がいろいろ咲いています。
小さな花に小さい小さい蝶が止まって盛んに羽ばたいていました。白露を吸っているのでしょうか?
街路樹の辛夷の木の実は赤く色づき始めています。
その実の形状が、人間のこぶしに似ている処から木の名前が付けられたそうですね。関東地方では日中は毎日暑いですが夜になると気温が下がります。あと少しすると彼岸ですから、本当に秋らしさが進むことでしょう。