HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

今日10月8日(土)は、24節気の正節『寒露』です。

 歴書によれば、「寒露」の頃になると五穀の収穫もたけなわで、農家ではことのほか繁忙を極めます 。大戦後暫くは、農業が盛んな地方では、「農繁休暇」と称して学校を休みとし、稲の刈り取りや果物の収穫などの家の手伝いに子供を当てることがなされていました。今では無いのかも知れませんが。又小・中学校では、学校行事としてこの時期に、「イナゴ取り」を大々的に行い、稲穂の被害を減殺すると共に学校の収入に資していたことも有りました(イナゴは佃煮源として売却したのです)。二、三日前のテレビニュースで、みかんの収穫が最盛期を迎え、市場に大量に持ち込まれていることを放送していました。又りんごも様々な改良品種が収穫され、これも市場に出回っているとのこと。そう言えばスーパーの店頭に、柿も大量に並ぶようになりましたね。

 さて寒露に戻りますと、この時期山野には晩秋の色が日に日に強まり、朝晩はそぞろ寒気を感じ始める様になります。「寒露」とは、晩秋から初秋にかけて野草に宿る露のことを指します。

  ❝しらつゆも しぐれもいたく もるやまは したばのこずら いろづきにけり❞

    <紀貫之>

 昨日の気温の急降下は所により10度もあった様で、東京都心では、88年振りの寒さだったそうです。

 また今日は「十三夜」、旧暦9月13日に当たり、この日は満月に近く、❝十三夜にくもりなし❞と言われる程月見に適している日です。十五夜の次に月見に適した日なのです。夜空を見ると、横浜の空では若干の雲がありますが、明るい月が雲間に見え隠れし大変風情があります。月のすぐ近く、左上方に一等星より明るい星が見えますが、これは木星です。是非十三夜の空を試して下さい。