HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

『ピアノRecitalの延期・中止』に関して

 昨日、今日と京浜地方は割りと暖かく、またこの前の降雪予想も外れて霙混じりの雨になり積雪もなくて、次第に春に向かっている空気が感じ取られます。暦の上では間もなく二十四節気の一つ『雨水(旧暦1/19、新暦2/19)』 になります。❛二十四節気❜については以前も簡単に触れましたが、これは一年間を24等分し(正確に言うと、天動説即ち地球から見て太陽が地球を公転していると見なし、その太陽の仮りの公転軌道、これを黄道と言いますが、その軌道を、地球を中心とした角度の24等分の1毎に)季節に合った名称を二十四個付けたものです。立春から始まり、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降、立冬、小雪、冬至、小寒、大寒、の24個です。ひと月にほぼ15日毎に2個出て来る計算になります。

 暦法の記述によると『雨水』は、旧暦正月の寅の月の中気で、新暦二月十八日ごろ(今年は2/19)になります。この頃雨、水ぬるみ、草、木萌芽の兆しが見えてきます。という事です。

暦の上ばかりでなく、日本人は実際の生活の中で、経験的に次第に雨が多くなって来てる時期の実感があり、春に向かっていることを感じ取ってきました。

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我が家のヒヤシンスの目もかなり伸びてきました。水やりが頻繁になっているそうです。

 気象庁の測定記録を見ても、雨が多くなっていることは確実に言えることで、東京(気象台のある大手町測定)の今年1月の降水量は合計22.5mmに対し、2月はまだ半月程ですが合計55.5mmです。(今日の日本気象協会の)天気予報によれば、東京は19日、20日に降雨予報が出ており降水量はもっと増えるでしょう。やはり暦法上の「雨水」の意味合いが生きて来ます。一般に風邪の様なウィルスは湿度に弱いものが多いでしょうから、コロナウィルスも「雨水」により溺れ死んで呉れればいいのになどと希望的観測をするこの頃です。

 コロナ禍による音楽会の変更、延期・中止は数知れません。明日は本来であれば、ウィーンのピアノ界の大御所、ルドルフ・ブッフビンダーのリサイタル初日をサントリーホールに聴きに行く筈だったのですが、中止・延期となってしまいました。

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約1年先への延期です。この演奏会はもともと昨年に予定されていたものが、やはりコロナで今年2月に延期になっていたもので、又かー!と声を張り上げたくなります。昨年からこれまで公演延期、中止などで聞きに行けなかった来日Piano Recital だけでも、ミシェル・ダルベルト、ミハイル・プレトニョフ、ネルソン・ゲルナー、ブルーノ・レオナルド=ゲルバー、ダイ・タイ・ソン、ジャン・チャクルムなどなど多くあり、延期になってもその時聴けるとは限りません。しかし聴くことが出来たものも多く、ゲルハルト・オピッツ、ラファウ・ブレハッチ、内田光子、キーシン、ジャン・チャクムル(Recitalでなくジョイント・演奏会)、ダニエル・バレンボエム、アンドラーシュ・シフなどなど。演奏会が出来たか出来なかったかは、その時のコロナ感染状況の違いによります。感染者数のグラフのピークに近ければ大体は出来なく(最近は強行している例が増えていますが)、ピークから減少して収まって来た時期に演奏会を予定していた場合行われた例が多い。これは当たり前かも知れませんが、チケットは何か月も前に売り出しているので、そのグラフのどこにぶつかるかは神のみぞ知る、くじを引く様なものです。(人件費他諸経費を含めた)延期手続きや払い戻しのコストは膨大になるでしょうしそれが増えれば、増える程主催者の回転資金手当てのため、チケット売り出しが益々早まる傾向になるでしょう。購入する方だって、❛下手な鉄砲多く打てれば当たる❜とばかり、お金に糸目をつけず、むやみにいろいろ多くチケットを買いまくることは出来ませんでしょうから、そうした負の連鎖を断ち切るためには、演奏会の事前準備がほぼ整い。出来ること(実現可能性)が分かった段階で、短期間にチケットを売りさばくことが出来ないものなのでしょうか?(勿論あくまで「予定」演奏会のアナウンスだけは早めにしておいて。)チケットを買う聴衆は、確実に行われることが分かればすぐにチケットを購入する人が多いと思います。勿論短期決戦だから、電話、WEB、チケット売り場は大混雑、混乱も生ずるでしょうが、それが一週間も続いて、チケットが売りさばけないことは工夫によって防げるのでは?

 取り留めない妄想を考えてしまう今日この頃です。