朝起きて窓辺に立つと、何処からともなく梅のかほりが漂ってきます。そろそろ梅園を見に行く季節かな?週末にでも行こうかなと思って天気他の都合を調べたら、土曜日は別の予定が入っており、日曜日は行けそうなのですが天気が雨予報でした。次の土日も以前から予定が入っており、その後では梅が開き過ぎてしまう。それで決断しました、平日だけれど金曜日だし、都合をつけて他はすべて凍結、急遽観梅の日と決め込んだのでした。
少し以前から下調べしていた「小田原梅まつり」に行きました。
(Ⅰ)曽我の梅林
朝八時過ぎの下りの電車はガラガラ空いていました。
乗換駅の国府津に近づくと、車窓から海が見えてきました。海のすぐ側にある駅なのです。
国府津からは御殿場線です。昔の東海道線の名残のJR線ですが、1時間に1~2本しか有りません。
2両しかない電車に乗ると、観梅客とおぼしき5~6人が乗っていました。
乗るのは次の下曽我駅まで一駅です。バス便もあり、また一駅だったら歩けそうなのですが、結構距離があるので時間の関係で電車にしました。
車窓からは遠くに伊豆や丹沢の山並みが見えます。
富士山には雲がかかって上の方が隠れたり見えたりでした。
下曽我駅の枝垂梅はまだつぼみで咲いていませんでした。
駅横の案内センターの梅は5部咲き位でしょうか。
センターで地図などの資料を貰い玄関の外近くに大きな石が展示されてあります。
立看板を見ると昔の橋桁の礎石だという事が書いてありました。歴史的遺産を大事にすることは後世の人々にも益があることだと思います。
案内図を見ながら暫く歩くといよいよ梅林が見えてきました。
近づいてよく見るとまだ5部咲きいにも至っていません。でも日当たりのいい箇所は7部咲き位のところもありました。
畑の場所によって咲き加減にむらがあります。全然咲いていない所もありました。
背高かの木は日差しを良く浴びて結構な開花状態、特に上の方は。
梅林の北には背の低い山があるので、北風は余り当たらないのでしょうが、今日は箱根・丹沢方面からの冷たい西風が吹いて、ぽかぽか陽気とは言えなかった。
数少ないですが、蠟梅も咲いていました。
雪も積もらず叢はだいぶ温まって来たのでしょう。緑の草や青い菫(?)も目に入りました。
お休み処の広場には見事な紅梅が満開に近く咲いています。恐らく一番早咲きの品種を植えたのでしょう。売店でドリンクを売っていたので、何か飲み物を購入して、持参のお弁当を食べていいですか?と訊いたらOKだったので、まこも茶を頼みました。
急に家を出たので、弁当などは横浜の弁当屋さんで購入したものです。これが空き腹には結構美味しく又まこも茶は初めて飲みましたが、僅かに草くさい素朴な感じのお茶でした。この界隈の田んぼで、まこもを最近栽培している様なのです。
立看板に説明書きが書いてありました。
風が少し強まって結構体が冷えて来たので次の観梅地(小田原)に急ぐことにしました。駅まで戻る道すがら、生産者直売の蜜柑無人販売所がありました。
家内に買ってくるように言われていたので、何袋か買いました。風で空気が澄んで遠くには山々がくっきりと良く見えます。
畑には春を思わす菜の花が咲いていました。
ところで、この観梅録をパソコンで書きながら、同時にカーリングの試合を見ていました。さらに同時にユーチューブで、チャイコフスキーを聴きながら。デスクトップパソコンは、ウィンドウを複数出して、「ながら作業」が出来るので便利です。
日本はスイスに一度負けているので、駄目かな?と思って見ていました。ところが、日本チームは四人とも、😊ながら一投一投楽しく試合をしているのに対し、スイスチームは最初から厳しい表情で、かなり緊張している感じ、後半では疲れた表情をしていました。そしたら日本が勝っちゃった!!如何にリラックスして演技する事が大事かの見本を示して呉れました。チャイコフスキーは、リラックスのためと言うより明日の予習です。