HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

今日(7/24)は、土用の丑の日です

今日(7/24水)は、土用の丑の日です。先週の金曜日(7/19)から土用に入ったのです。雑節の一つである「土用」は、暦書によれば、

 

❝本来は二十四節気の立春、立夏、立秋、立冬前の約十八日間を土用と称し、一年に四度あ ります。しかし現代では、んぬ一般的に土用といわれているのは、夏の土用 をさす場合がほとんどで、新暦七月二十日ごろから立秋の前日までの期 間です。土用に入る初めの日を「土用入り」と呼び、土用が終 わる日を「土用明け」と言っております。なお土用の期間は、 土用入りの時刻によって変化し、十七日〜十九日間となります。

 この土用は、一年の季節に対して春は木、夏は火、秋は金、 冬は水と五行(ごぎょう)を配置し、土は、四季にそれぞれ配 される考えに基づいているものです。つまり春・夏・秋・冬 の四季を五行に振りあて、日数を木・火・土・金・水に分割 すると各季はおよそ七十三日となり、春夏秋冬それぞれの季 の終わりにさらに土の日数の四分の一の十八~九日ずつ振り あてたものを土用としますと、一ヵ年は四等分されるわけです。なお、土用の名称は、五行思想の〈土〉は物を変化させる作用を持ち、〈用〉はハタラキの意を示していることを表し、 即ち冬の土用が明けて春となり、夏の土用が明け 秋となるのは、それぞれの季節の万物を、土用が変じ替え る作用をしていることを意味しています。

一般に土用と呼ばれている夏の土用には、入り日に入浴を したり、土用干しといって期間中に衣類の虫干しをしたり、製造中の梅干しを日干しにしたりします。

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また土用の丑の日にウナギや牛肉などを食して食養生をするなど 、古来いろいろな習俗による慣例が行われています。なお、土用期間中は、土木工事のような土を犯す仕事をすることは凶とされています。❞  

 との記載があります。

 土用干しと云えば、子供の頃の記憶が鮮明に蘇ります。その記憶は、梅干しの鮮明な色の記憶とともに。その頃母親は、毎年一抱えもある甕一杯に、中粒の梅を紫蘇の葉と共に漬け込み、土用になると、甕から取り出して、強い日差しに当てて干していたものでした。母いわく、そうしないと黴が生えてしまって捨てる様になることもあるし、第一、梅干しの色出しが上手くいかない。とよく話していました。確かに母が造る梅干しは、まるで絵の具か染料で、染め上げた様に美しいピンク色に出来上がるのでした。梅と紫蘇の葉と塩水のたった三者の量加減をコントロールするだけなのです。土用干し以前にも、太陽に当てていた事もありました。近所の奥さん仲間とその色出しの具合を競い合ってさえいました。 知らない人からは、「何の着色料を使っているの?」と訊かれることもあったとか。確かに派手に綺麗なピンク色なのですから、そうした疑問が湧くのは当然かも知れません。ですから、市販品の南高梅を最初見た時は、確かに粒は大きいけれど、エー、これが梅干し?何この色は?薄汚い茶色!と逆に疑問に思ったものでした。最近は平気で食べて美味しい梅干しと思っていますが。昔の梅干しのノウハウは、今は亡き母と共に永遠に失われてしまいました。

 ところで今年の土用の丑の日のうなぎについては、この間本郷の鰻屋で食したことを書きましたが、その記事を見たうちの上さんが、「最近、免疫が落ちている様ですから、うなぎと牛肉の両方が入ったお重を造ってやるわね」と言って、うなぎ・すき焼き重を造ってくれました。材料は、近くのスーパーで買ったらしく、家で食べるのが安上がりね等と家内はマオスのです。「ヘイヘイ、サイですね。手料理が一番デース」と合わせる婿ドンでした。うそ!決して婿ではありませんヨ。そういう扱いをされているだけ?

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そう言う上さんは、うなぎが二切れしっかり入った普通の「うな重」を食べていました。


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