『盂蘭盆』は、通常「お盆」または「盆、ぼん」とも呼ばれる雑節の一つです。歴書によれば、❝ 7月13日から7月16日をこれにあて、この間、迎え火、棚経、墓参り、灯籠流し、送り火等の行事をおこなって、先祖の霊を祀る ❞ のです。『盂蘭盆』という語は、サンスクリット語の
日本の国内でも『お盆』を行う時期は、地方によって異なっています。
「旧盆」も含め、代表的な三パターンを挙げますと、
●新暦7月13日~15・16日の地域
・東京の都市部(多摩地区以外など)や横浜、金沢市の旧市街地、静岡市などの一部の地域
「新のお盆」、「新暦盆」または「東京盆」と呼ばれることも。
●新暦8月13日~15・16日の地域
・上記3つのエリアを除く、ほぼ全国
「月遅れの盆」とも呼ばれます。
●旧暦7月13日~15日(新暦でいうと8月中旬~9月初旬ごろ)の地域
・沖縄県と鹿児島県奄美地方
今も旧暦にのっとってお盆が行われるため、年によって日付が変動。旧暦7月13日~15日の3日間が一般的です。
わが国では「月遅れの盆」が圧倒的に多く、企業でも休業にしたり、従業員が
有給休暇を取りやすくしたりするので、この辺りの期間に、都市部から出身地に帰省する風習が戦後、特に高度経済成長時代以降、年中行事の様に繰り返されることになりました。お隣中国では、この帰省の時期は春節(旧正月)の時期で今年は1月22日(日)~2月5日(日)でした。
最近は帰省もありますが、家族や知人同士などと旅行に出るケースも増えている様です。コロナ禍の時には、一時国内旅行を推進する「GO TO トラベル」キャンペーンがなされましたが、コロナが一応下火というか重症化が少なくなって病気の指定類が引き下げられた現在、「GO TO トラベル」に代わって「全国旅行割」「イベント割」が実施されるようです。国内経済は急激なインフレ、物価高の影響が出ているので少しでも補助が出るのはいい事の様に思われますが、その出どころは結局は国民の納税からですから複雑な気持ちです。自分の場合、最近は墓参りと自宅の整理、整頓、仏壇の清掃に費やすことが多く、親戚、友人とも会う予定はなく、コンサートも控えめにチケットを取っています。以前は迎え火、送り火、盆棚を作り提灯も飾ったりもしていたのですが、年と共に億劫になり最近は怠けてしまっています。
仏壇にも小物の飾り物が沢山あって、一個一個取り出して綺麗にするのも一仕事、まだやっていないので今晩はこれからやらなければと思って書くのを止めます。