《ベルリンフィル/ライヴ配信》
このプログラムでは、グスターボ・ドゥダメルがメキシコからアルゼンチンを経てアメリカへ向かう音楽の旅に誘います。オーティズの《Téenek - Invenciones deTerritorio》は、メキシコの民謡と前衛的な響きが混ぜ合わさった作品。アルゼンチンからは、ヒナステラのピアノ協奏曲第1番(独奏:セルジオ・ティエンポ)が演奏されます。最後に、ヨーロッパとアメリカ音楽の伝統を統合したアイヴズの交響曲第2番が演奏されました。
【配信】時間差再配信
【日時】2023.5.14(日)20:00~
【会場】ベルリンフィル・デジタルコンサートホール
【演奏】ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
【指揮】グスタボ・ドゥダメル
【独奏】セルジオ・ティエンボ
【曲目】
①ガブリエラ・オーティズ『Teenk-Invenciones de Terriorio』
②アルベルト・ヒナステラ『ピアノ協奏曲大1番Op.28』(Pf.セルジオ・ティエンポ)
③チャールズ・アイヴィズ『交響曲第2番』
【感想】
いかにも南米の様々な舞曲、民族音楽があちこちに散りばめられた軽快な音楽があり、時にはジャズ風の調べも有り特にピアノ独奏は、ジャズその物のメロディも感じ取られる南国の情熱そのもの風が感じ取られる演奏でした。全体的には金管が優勢な曲が多い。ベネズエラの人ドゥダメルは、ウィーンフィルやベルリンフィルを演奏しても、地元の音楽はやはり板についているのでしょう。普通の指揮者にはまね出来ない様なリズミックな演奏をしていました。
最後に大きな花束を贈られたドゥダメルは、近くの楽団員に一本一本花をあげる優しい側面も見せました。