HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

6月2日は『横浜開港記念日』でした

 表記の記念日は横浜港が開港した1859年7月1日(旧暦安政6年6月2日)に因むものです。この開港によって、それまで小さな寒村だった 横浜は、海外の窓口として国内外から技術・文化・人が集まるようになり、港を中心として発展を続け、現在の大都市横浜が築かれました。記念行事として様々なイベントが横浜港の公園等で開催され、<横浜開港祭>とネーミングされています。三年振りの開催だそうです。

開港祭は幅広く多くの年代の市民に楽しんでもらうための横浜市の実施要領に基づいて行われています。

開港祭実施要領

【現地の模様】

 開港祭では様々な催しが計画されており、見たい聴きたいと思った17時~18時のロックグループ「横浜銀蠅」の演奏に間に合う様に会場に向かったのですが、最寄り駅の地下鉄みなとみらい駅に着いた時には、既に17時15分を廻っていて、そこから会場のメインステージ(臨港パーク)まで急ぎ足ぎでも20分はかかり、着いた時には既に演奏たけなわ、大勢の観客(見た限りでは、何千人も或いは万に届く数いたでしょうか)に囲まれて、蠅はブンブンと飛び廻り雄叫びを上げていました。

横浜銀蠅

会場では、踊り出す人もいたり、拍子を取って歌っている人もありました。コロナは大丈夫なのかな?コロナ研究者の市長が主催の音頭を取るのだからきっと問題ないのでしょう、想定の範囲の観客の行動なのでしょう、と一応心で納得するようにしましたが。

 18時30分から山中横浜市長の挨拶がありました。

山中市長挨拶(拡大スクリーン)

 山中さんは、前横浜市大医学部教授、コロナ研究の成果をひっさげて、コロナ対策を政策の第一に掲げ、昨年8月の市長選挙に立候補し、前職の林市長他の候補を大きく引き離し初当選しました。一年を待たずして、コロナ感染状況も大きく改善、三年振りの開港記念祭実施にこぎつけられたのは、実力だけでなく運も余程いい人なのでしょう。

18時45分からはドリームハーモニー(300人)による大合唱です。

「横浜市歌のヴァリエーション2022」及び「恋、愛の形」を歌いました。

 次いでエレクトーン、ドラムをバックに、横浜出身のシンガーソンガーライター、ゆず作曲の歌「未来で」の演奏でした。

 そしてラスト・ソング「スマイリング横浜」が歌われていました。

 司会者の話しにもあったのですが、合唱団もマスクを着けて歌っていた様に、コロナは完全に終息した訳ではなく、もう一踏ん張りの努力が必要です。

 歌の演奏はこれでお終い、最後のメインイベントは、二つです。まず、五百機のドローンによる光のショーでした。恐らく遠隔運転で飛ばし、プログラミングされた位置と、装着されたライトをコンピューター制御して、全体としての形と動き及びライトの色を表現したのでしょう。様々な形と色が、まるで舞台のスクリーンに映し出すように、夜空に形づけられると、観客から大きな歓声が上がりました。

 

 


 本当にこの様な飛行ショーは飛行機の噴煙では見たことがありますが、まさかドローンで出来るとはびっくりしました。

 空の演出に気を取られていたのですが、遠くの空にはいつの間にか入道雲がもくもくと湧き出しているのが目に入りました。

積乱雲

 そう言えば朝天気予報を見たら「雷注意報」が出ていたので、その時は以外だったのですが、これは雷、夕立が来るかも知れない、次の花火のイベントに間に合えばいいのにと、少し気をもみました。結果的には雷雨は来ないで無事開港祭は終了したのでほっとしましたが。最後のイベント、「ビームスペクタクルinハーバー」はメインステージ奥の装置から、様々な色のレーザー光線のスペクタクルが夜空や客席を飛び回り、さらにステージ右手の奥の岸壁の遠くでは、花火が上空に華やかに打ち上げられるという、光と色の乱舞の真っただ中に客席が取り囲まれたのでした。

これは今まで見た花火大会や、舞台でのレーザー光線や照明の演出とは、けた違いの素晴らしいショーで会場からはどよめきと大きな歓声が飛んでいました。特に花火は数も種類も規模も大々的で、夏の花火大会に先駆けて堪能しました。中には、「たまやー、かぎやー」の声も。

 今日は久しぶりのお祭り騒ぎの真っただ中に身を任せましたが、これまでコロナ禍の下、我慢の生活を強いられてきた人々は、どの顔も、大人も子供も(記すのが遅れましたが、毎年この日は横浜市立の小中学、高校他すべての市立学校の生徒が休みです)皆の顔は安堵と喜びに輝いていた様に見えました。横浜市が先陣を切って、大規模イベントを実施したことによりコロナ以前の状況に戻れればそれに越したことは無いですが、全国的にこれまでの箍が緩んで、新たな感染が増加しなければいいがという一抹の不安も残りました。

 でも正直言って、今日行われたこれだけ華々しい平和イベントは、世界的に見ても、英国の「エリザベス女王在位70年記念式典」くらいしか無いのではなかろうかと思われる程豪勢なものでした。天気も良く人数制限もなかった今年は、来場者数は恐らく万のオーダーだったでしょう。