時々それもかなりの頻度でブエノスアイレス/コロン劇場から映像が送られてきます。深夜、時間がある時は見ます。気楽に見れるのが良い。
今回は現地時間3/18 20hからの演奏会の模様を収録した配信(非公開)でした。概要は以下の通りです。
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ORQUESTA FILARMÓNICA: CONCIERTO 2
Viernes 18 Marzo - 20:00 H
ORQUESTA FILARMÓNICA DE BUENOS AIRES
DIRECTOR INVITADO Fabio Mechetti PIANO Javier Perianes
PARTE I
EDVARD GRIEG(1843-1907):Concierto para piano y orquesta en La menor, Op. 16
PARTE II
VASILI KALÍNNIKOV(1866-1901) :Sinfonía N°1 en Sol menor
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【管弦楽】ブエノスアイレス・フィルハーモニー管弦楽団
【指揮】ファブリオ・メチッティ
【ピアノ】ジャヴィーペリアネス
【曲目】
①グリーグ『ピアノ協奏曲イ短調Op.16』
これはグリーグのライフワークとも言える、生涯かけて手直しした現在残る素晴らしいピアノ曲です。5大ピアノコンチェルトに挙げる人もいます。グリーグはピアノに関しては母親の薫陶を受けて、ピアノに関する天才的才能を発揮しました。グリーグは、後の天才ピアニスト、グレン・グールドの縁戚でもあります。
〇第1楽章 Allegro molto moderato イ短調 4/4拍子 ソナタ形式
〇第2楽章 Adagio 変ニ長調 3/8拍子 複合三部形式
Allegro moderatoイ短調 2/4拍子 ロンド・ソナタ形式
②カリンニコフ『交響曲第一番ト短調』
ヴァシーリー・カリーンニコフ(1866~1901)はウクライナに近いオリョーリ県で生まれたロシアの作曲家、この曲は1897年キエフで初演され大成功した管弦楽の模様。
〇第1楽章 Allegro moderato
〇第2楽章 Andante comodamente
非常に叙情的ハープと弦楽器による伴奏の上に、木管と弦が哀調を帯びた旋律を奏でる。
〇第3楽章 Allegro non troppo - Moderato assai
弦楽の細かい動きが特徴、明るい旋律。オーボエの哀愁的な演奏。
〇
第4楽章 Allegro moderato
総合的フィナーレ。冒頭、第1楽章の主題が再現後熱狂的なロンド主題が弦により提示。ロンド主題の合間に第1楽章、第2主題、第2楽章の主題が再現される。
最後第2楽章の主題が金管により燦然と吹奏、トライアングルのトレモロが響く中、主和音で圧倒的な終結。