HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

【振替公演】『ヴィットリオ・グリゴーロ テノールコンサート2020』at サントリーホール

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 表記のコンサートは、本来昨年11月に行われる筈だったものが、コロナ禍で今日(10/31日曜)まで延期になっていたものです。昨年チケットを買った時、このコンサートには、珍しく家の家内に行って貰うことにしていました。その理由は、さらに遡ること3年前、グリゴーロがタイトルロールを歌う予定になっていた『英国ロイヤルオペラ』千穐楽に自分の代わりに家の上さんに行って貰ったのですが、グリゴーロが降板してしまって、聞けなかったというトラブルにあったのでした。そのあたりの経緯は文末に添付した当時のhukkats 記録に書いてますので、参考まで再掲します。

最も後日の情報によれば、この降板は英国ロイヤルオペラ側の意向だったという向きもありました。

 本日のプログラムの概要は次の通りです。

【日時】2021.10.31.(日)19:00~

【会場】サントリーホール

【出演】ヴィットリオ・グリゴーロ(テノール)

【管弦楽】東京21世紀管弦楽団

【指揮】マルコ・ボエーミ

【曲目】

①ドニゼッティ:オペラ『アルバ公爵』より 「清く美しき天使」

②プッチーニ:オペラ『トスカ』より「妙なる調和」

③プッチーニ:オペラ『ジャンニ・スキッキ』より「フィレンツェは花咲く木のように」

④ビゼー:オペラ『カルメン』より花の歌「おまえの投げたこの花を」

⑤レオンカヴァッロ:オペラ『道化師』より「衣装を着けろ」

⑥バーンスタイン:ミュージカル『ウェスト・サイド・ストーリー』より「マリア」

⑦クルティス:「世界でただひとり君を愛す」

⑧ピアフ:「ラ・ヴィ・アン・ローズ(ばら色の人生)」

⑨コルテス:「シェリト・リンド(愛しい人)」

⑩ラカジェ:「アマポーラ」

⑪ララ:「グラナダ」

 

【演奏の模様】

休憩時間に来た家の上さんの電話によると、ただただ感動したそうです。

(追記) 21:30頃公演が終了したと電話が入りました。随分長くかかったと思ったら、グリゴーロは歌ばかりでなく、いつもの滑稽な面白ろおかしなトークや仕草で会場を沸かせ、大いに盛り上がったとのことでした。

 

//////////(2019.9.22.hukkats記録《英国ロイヤルオペラ》再掲////////////////////////////////// //// 『ファウスト』速報Ⅱ・【グリゴーロ降板!代役ゲオルギー・ヴァシリエフ】

 神奈川県民ホール「ファウスト」千穐楽(2019.9.22.15:00~)において、ファウスト役グリゴーロは体調不良のため出場出来ず、代役を立てたそうです。「ファウスト」は千穐楽のチケットもあったのですが、私は初日を観たので同じ演目を二回観ても仕方ないと思い、家内に行って貰うことにしました。休憩時間に家内から電話が入り、主役グリゴーロが欠場し代役はゲオルギー・ヴァシリエフ(露)になったとのこと、代役の歌手は日本ではほとんど無名ですね。初日を聴き「グリゴーロは絶好調で声は伸びもあり、演技力もあり何と言っても聴きごたえがある」と評価していたので、家内も期待して行ったのですが、がっかりした様子でした。代役は声量も余りなく二重唱などよく聞こえなかったそうです。そんな中でマルガリート役ソレンセンが声量もあり良かったらしい。宝石の歌を堂々と歌い、観衆の大きな拍手を受けていたとのこと。(私は、初日を聴いて「ソレンセンの歌い振りは尻上がりに調子が出て・・・まだ若いですし、主役の場数を踏めば踏む程うまくなるに違いない。」と記録に書いたのですが(9/13付hukkats記録「ファウスト速報」)、まんざら外れた見立てではなかったかな?)ついでに申すと、ソレンセンさんの仏語発音はいまいちですね。特に鼻濁音がはっきり聞こえなかった(初日)。マリナ・レベカ(ラトビア人)がマルガリートを歌う録音があるのですが、特に鼻濁音が綺麗で仏語らしい。11月のレベカの「椿姫」来日公演が楽しみです。
今回、グリゴーロが全公演を全う出来ず、ファンをがっかりさせた状況をみて、「やはりそういう事があるか」と思いました。と言うのも、昨年12月に「グリゴーロ・テノールコンサート」を東京芸術劇場で聴いた時、‘このテノール歌手は長時間歌うスタミナが大丈夫か?’という一抹の不安を抱いたからです。詳細は省きますが、“観客の一人としてはもっともっと歌って欲しかった気がします。………多くの点で精進しないとパヴァロッティの域には達しないでしょう。”とコメントしたことを思い出します。(2018/12/4 付hukkats記録「新国立劇場≪カルメン≫」)。