HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

BS-TBS『昭和歌謡ベストテンDX』放送

 遅い夕食の後、テレビでニュースを見ていたのですが、コロナの惨禍やタリバンの再支配下に入ったアフガン都市の混乱など、既に報道されていて知っている内容ばかりで、胃の消化に悪くせいせいしないものばかりなので、チャンネル権を保持している(リモコンを手元に置いて見ている)上さんに、”他で何かやっていないの?” と訊いたら、別なチャンネルに変えてくれて、小林幸子が何かトークしている場面が映りました。聞いてみると、「まだそれ程売れていない頃に、銀座のクラブの店で歌う番を(楽屋がないので)通路で待っていたら、たまたま通りがかった星野先生が、可哀想に思ったのか、そのうち歌をつくってやるから、頑張れと言われた」といったことを話していました。そして、本格的デビュー曲といわれる『雪椿』を歌いました。雪ぐに出身の小林幸子の母親の夫婦暮らしの苦労に対して、娘としての気持ちを歌った曲なのでしょうか?雪に耐える椿ですから、きっと赤い花なのでしょう。確か澤田ふじ子という作家にも、同名の作品があった記憶があります。でも何と言っても、椿といったら、クラシックファンとしては、『椿姫』をすぐ思い出してしまいます。イタリアですから、雪椿の景色は見られないのでしょうか?渋澤龍彦は、椿の花には、匂いがないから、呼吸器疾患のある椿姫は、好んで胸に挿したのだろうといったことを書いています。考え様によっては、その散り具合が、山茶花の様にハラハラとでなく、ボサッ、ボサッと散るので、思い切りの良い死に様を連想することもあるのかも知れない。

 横道に逸れてしまいました。歌番組にもどりますと、小林幸子のエピソードの話しに引き込まれ、つい最後まで見てしまいました。 

 毎週放送されている様なのですが、今回は”心に響く夫婦(めのと)歌” というテーマで、ベスト⑩から①までの歌謡曲を(多分放送関係者が)選び、()内の歌手がカヴァーして歌いました。

ゲスト:小林幸子、宮路オサム、三船和子。  司会:関根勤とTBSアナ長峰由紀。

以下ベスト⑩から降冪の順で歌われました。

 

①二人は若い ディックミネ 星玲子

      (宮路オサム 小林幸子)

 歌詞では男女を山のこだまに掛けている歌なのですが、カラオケでは、デュエットの定番とのこと。

 ②夫婦春秋  村田英雄(宮路オサム)

  村田英雄は、がんこで間違いを認めないたちで、食堂で注文した時、” カ (ちから)どん ”というので、”かつ丼”と読むと正しても聞く耳をもたないので、店員に「ちから丼です」と言って出して下さいと、宮地が頼んだエピソードを面白ろ可笑しく話していました。

③瀬戸の花嫁 小柳ルミ子(丘みどり)

丘みどりは知らない歌手です。随分若い歌手なのですね。初めてききました。綺麗な声で歌も上手、さらりと歌っていましたが、往年の小柳ルミ子の方がはるかに上手だった気がします。

④新妻に捧げる歌 江利チエミ(小林幸子)

やや演歌調のきらいはあるが、ユニークなアルト声でなかなか味のある歌唱振りです。この歌手は演歌以外にも沢山詠える歌手でしょう。

⑤浪速しぐれ 都はるみ 岡千秋

 映像でしょうか?結構最近歌っている様子の姿形、歌声でした。

⑥だんな様   三船和子

 入院していて歌手人生は終わりかと落ち込んでいた時、だんなが毎日面会にきてくれて、一緒に人生をやり直して頑張って行こうと、励ましてくれて、退院出来て、芸能界復帰も出来た。と三船和子が話していた。この歌は、余りにも亭主礼賛なので、以前はあまり好きではありませんでしたが、話の様な背景を知ると違って聞こえるものですね。

⑦おまえに   三船和子

⑧夫婦かがみ 殿様キングス(宮路オサム)

⑨ ???        (純烈)

トイレに立ったので、聞き洩らしてしまいました。家内は、洗い物で聴いていません。

⑩雪椿       小林幸子