二大テナー/パバロッティに捧ぐ/歌の饗宴
(Ⅰ)二大テノールのはるかな空に高々と築き上げる歌唱の記念塔!
(Ⅱ)力強い雄大なアリアの高原
(Ⅲ)美しい響きの花々の囁き
(Ⅳ)人類を励ます生命力あふれた歌声
(Ⅴ)管弦楽、歌手、観客の共生観を共にする時空
いくら言葉を並べても語りつくせない素晴らしさでした。
将に歴史に残る歌の饗宴です。恐らくこれが日本での最後の「三大テノール」と称えられた歌手達によるコンサートでしょう。題字の如く、文字通り❝奇跡的❞ ❝歌の饗宴❞でした。パヴァロッティが病に斃れ、カレーラスもドミンゴも大病を患い、単独公演はあり得るとしても、二大テナーが揃って歌うことはもうないと思っていた。その矢先、この日本でのコンサート実施です。これには驚きました。どうしても聴きたいと思っていましたが、矢張り入場料は望外の高さ、どうしようかと思ってあきらめかけていましたが、何んとかチケットが手に入り聴くことが出来て感激しています。
開催概要は次の通りです。
【公演名】パバロッティに捧げる奇跡のコンサート
【日時】2023.1.26.(木)18:30~
【会場】東京ガーデンシアター
【出演】(二大テナー)プラシド・ドミンゴ&ホセ・カレーラス
【応援参加】ニーナ・ミナシャン(ソプラノ)
【管弦楽】 Tokyo 21c Philharmonic
【指揮】マルコ・ボエーミ
【曲目】
〈第一部〉
①ヴェルディ『シチリアの晩鐘』序曲
②ラファエル・マルティネス・ バルス『サルスエラ〈愛と戦争の歌〉』から〈カステレおじいちゃんの歌〉カレーラス
③ウンベルト・ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』から〈ジェラールのアリア「祖国の敵」〉ドミンゴ
④ヴェルディ『椿姫』から〈ヴィオレッタのアリア「不思議だわ」~「そはかの人」~「花から花へ」〉ミナシャン
⑤ヴェルディ『椿姫』から〈ジェルモンとヴィオレッタの二重唱「天使の様に清らかな娘を」〉ドミンゴ&ミナシャン
⑥ドニゼッティ『愛の妙薬』からネモリーノのアリア「人知れぬ涙」カレーラス
⑦ベルデイ『マクベス』から〈マクベスのアリア「裏切り者め!~憐み、」誉れ、愛」ドミンゴ
⑧グノー『ロメオとジュリエット』から〈ジュリエットのワルツ「ああ!私は夢に生きたい」〉ミナシャン
⑨スタニスラオ・ガスタルドン『禁じられた歌』カレーラス
《20分の休憩》
〈第二部〉
⑩サティ『あなたが欲しい』カレーラス&ミナシャン
⑪ソロサーバル/サルスエラ『港の酒場女』から〈そんなことはありえない〉ドミンゴ
⑫オッフェンバック/オペレッタ『ロビンソン・クルーソー』から〈グランドワルツ「大好きなあの人のもとへ連れて行って下さい」〉ミナシャン
⑬ララ『グラナダ』ドミンゴ
⑭タリアフェッリ&ヴァレンテ『情熱』カレーラス
⑮レハール/オペレッタ『メリー・ウィドゥ』から〈ハンナとダニロの二重唱「唇は語らずとも」〉
ドミンゴ&ミナシャン
⑯ミッチー・リー/ミュージカル『ラ・マンチャの男』~「見果てぬ夢」カレーラス
⑰ バーンスタイン/ミュージカル『ウエストサイド物語』序曲
⑱メドレー「ムーンリバー」「カミニート」「シエラト・リンド」カレーラス&ドミンゴ
アンコール曲二曲。
演奏の詳細については、後日
<続編>で記する事にします。