HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

『ポゴレリッチ、ピアノリサイタル』鑑賞

    来日中のイーヴォ・ポゴレリッチ(以下Pogoと略記)が、2月16日、日曜日、サントリーホールでリサイタルを開きました。

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 既に2月13日、同ホールで、シューマンのコンチェルトを弾いており、そちらは聴けなかったというか聴かなかったのですが、其れには、理由があって、(1)チケットが取れなかった。(2)ピアニストの本領を見極めるには、オケの影響を受けないリサイタルが最適と考える。
 チケットは少しうっかりしていて、いつもの様にWEBで買おうとした時には、既に売り切れでした。リサイタルのチケットが取れたから、まっ、いいか、と13日には、当日券を求めることもしませんでした。リサイタル会場に着き、ホールに入ってみると、女性がピアノの前で音を出している。調律かな?と思ってよく見ると、ちゃんとした曲を控え目な音で、弾いており、開演直前までやっていました。

 

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開演前のステージ

 多分、演奏前にピアノを弾き慣らして演奏者が弾き易くしていたのか、或いはピアノの調子を見ていたのかも知れません。
 さてリサイタルの演奏曲目は、①バッハ作曲『イギリス組曲第3番BWV808』②ベートーベン作曲『ピアノソナタ第11番Op.22』20分の休憩を挟んで、③ショパン作曲『舟歌Op.60』④ショパン作曲『前奏曲嬰ハ短調Op.45』⑤ラヴェル作曲『夜のガスパール』の五曲でした。プログラムにショパンが入っているのがいい。バッハもいいけれど、若い時ショパンコンクールで、物議をかもしたピアニストには、やはりショパンを弾いて貰って、どんな具合か知りたい。勿論、若い時の弾き方とは違っている筈ですが。演奏の詳細については、少し整理してから、後日、記したいと思いますが、ひと言だけ感想を書きますと、Pogoはやはりアルゲリッチが言った様に、”天才”ですね。今回は、アンコールがなかったのでしたが、それもその筈、演奏会が終了した後、Pogoは、サイン会をやってくれたからです。

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サイン会でのポゴレリッチ

 サインを求める行列が延々と続いていました。良い機会なので私も、CDにサインしてもらいました。

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サインを求める行列

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ポゴレリッチのサイン入りCD

 なお、上で“演奏前の女性の弾き慣らし”と書きましたが、撮った写真をよく見ると、女性ではなくPogoその人でないかという気がしてきました。帽子と赤い襟巻で遠目に女性と見えてしまったのですが、あれは演奏開始前の練習をしていたのかも知れません。(続く)