HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

『鎌倉・江の島ハイキング』…妙音弁財天

 昨日土曜日(2019.01.11.)、江ノ島ハイクに行って来ました。ルートは鎌倉駅前から若宮大路に出て、鶴岡八幡宮とは反対方向の一の鳥居(海方向)に進み、国道134号線にぶつかったら海岸線に沿って江ノ島に向けて歩く平坦な道(車道に平行な護岸の上の遊歩道)です。天気予報によれば、朝から曇りの天気ですが、午後は回復して晴れとなるとのことでした。曇りと言っても風はほとんど無いのでそれ程寒くなく、海も結構綺麗に薄青く光り、遠くにはウィンドサーフィンやらヨットやらやっている人たちが見えました(風が余り無いのか。ほとんど定位置で動きません。)

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由比ガ浜を通り稲村ヶ崎に出るまで、途中護岸工事中の箇所が数か所有り、恐らく昨年の台風の影響ではなかろうかと思われます。またあちこちに「地震がおきたらすぐに高台に避難しましょう」といった趣旨の看板が目につきました。確かに万が一大きな津波が襲ってきたら国道上の車も人も護岸上の人も飲み込まれてしまうでしょう。稲村ケ崎は切り立った岸壁で、昔は干潮時に現れる崖下の平らな処を通行したと言います。現在では山の右側を切通しの様に削り取って道路を造っています。鎌倉時代後期の武将、新田義貞は北条氏を倒すため鎌倉を目指したが、稲村ケ崎まで軍を進めて立ち往生した時、竜神に祈ったら潮が引きそこを通って鎌倉に攻め入ることが出来たという伝説が生まれました。

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 稲村ケ崎には中腹にトイレがあって公園もあるのでそこで休憩、持参した飲みものやお菓子を広げて食べようとしたその時、一陣の風が頬をかすめたかと思いきや、上空を旋回していた鳥が急降下して、食べ物をさらっていったのでした。幸い怪我は無かったですが、驚きました。「とんび」です。餌が少ないのか魚が取れないのか、人間の食べ物を横取りする知恵と習性を身に着けた様です。よく見るとあちこちに、注意喚起の立て看板がありました。

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トンビが上方を飛んでいると、カラスもおこぼれにあずかろうと近寄って来ました。さらにはムクドリまでやってくる始末。食物連鎖の生態系を垣間見た感がしました。

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一服した稲村ケ崎を発つ頃には、天気も少しずつ回復して来て青空も見えてきました。そこから左手に江の島を臨みながら七里ヶ浜海岸に添って、国道沿いの歩道を真直歩きます。右手には『江ノ島電鉄』の車両が、結構回数多く走っている。

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数十分歩いたでしょうか江の島入口に到着、江の島に近づくにつれ観光客の姿が多く見られる様になりました。外国人が多いみたい。多分中国語かな?ここからは島に通じる連絡橋(江の島大橋)を通ります。橋の上にも多くの通行人がいましたが、江の島に着き「青銅の鳥居」辺りを見ると多くの人が座ったり、食べたり写真を撮っていたり、たむろしています。若い人(10代後半~30位か?)が多いようです。真直ぐ上り坂になっている「仲見世」の参道は、これまた人、人の行列。押し合いへし合いまではいかないですが、肩と肩がぶつかる位、登りと下りの人がぶつからない様に避けながら歩く程の混雑様でした。

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 すごい人気ですね。三が日から大分経っているのに。やはり中国人らしい若者が圧倒的に多い。(朝鮮語らしい言葉は全然聴こえない、新大久保とは大違い。)若いカップルも多い。向こうの国の若者には人気スポットになっているのでしょうか?政治的にいがみ合っても民衆と民衆が行き来することはいいことだし、非常に大事なことだと思いました。

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 参道の上まで登ったのですが、奥之院はかなり遠く離れた処にあるということを聞き、途中の宮で参拝、お札を拝領して参道を下って来ました。今回「江島(えじま)神社」を訪れた動機の一つは、ここには、音楽を司る弁天様「妙音弁財天」があるということを聞いたからでした。残念ながら時間の関係で拝観は出来なかったのですが、写真を見ると、片足を椅子の上にあげ(しかも全裸で)弦楽器を弾く様子は、広隆寺の「弥勒菩薩半跏像」に近い姿勢の半跏倚像で、古い中国の確か仏像、さらには西域の仏像の影響があるかと思われる驚きの姿でした。さぞかし魅力的な妙なる調べに聴衆は酔いしれる事でしょう。

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夕食には早かったのですが結構おなかがすいたので、参道沿いの小綺麗な食堂で、江の島名物の「しらす丼」を食べて帰りました。

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<訂正>1月日付記事『神明社(しんめいしゃ)詣で』の中で、“「古武道の棒術」”と書きましたが、「古武道の杖術」の間違いでした。

 話は異なりますが、明日(1/13月・祝)みなとみらいホールで『ピアノ三重奏曲7曲全曲演奏会』がある様ですが残念ながら聴きに行けません。別なコンサートのチケットを昨年8月に買っていて、そちらが優先なものですから。その内また機会はあるでしょう。