今年の京浜地区の春先の陽気は「雨水(2/19)」以降雨の日が多く、肌寒い日もありました。「啓蟄(3/5)(3/5)」になっても虫たちが、ぞろぞろ出て来るには気温が低過ぎる日(最高気温が10℃以下)が一週間程続きました。その後さすがに彼岸が近付くにつれて、気温はムクムクと上昇して、今日(彼岸の入り)の最高気温は、20℃に達しました。将に春到来の感がありました。でもこれまでの寒さが影響したのか、花の咲く時期が若干遅い様にも感じられます。
一昨日(金曜日)、上野・文化会館で春音楽祭のピアノリサイタルがあって、開場30分位前に現地に着いたので、演奏会が始まる前に上野公園の桜の様子を見るため、桜並木道の方へ行ってみました。例年ですとお彼岸近くには、ぼちぼち開花する花芽が出て来るものですが、通りを端から端まで歩いても開花している、若しくは開花しそうになっている花芽はほとんどありませんでした。
芽自体がまだ固ッポイ様子でした。
でも今日(3/10)くらいの暖かい日が二、三日続けば、また春の歯車は何回転も進む筈です。
昨日土曜日、プランターの下皿に水が溜まっていたので、プランターをどけて、皿を手で持ち上げ水を捨てました。その時皿の下のレンガの処に何かガム風の物が見えました。何だろうと思ってよく見ると何か動物の死体の様なものがグニャとした様子であったのです。
何とヤモリでした。全然動かず見た目も死体の様。でも僅かに動いた様に感じたのです。そうか「冬眠」していたのか。と思って、水を捨てた受け皿とその上にプランタをそっと置きました。
翌日日曜日、どうなっているか気になったので、再度プランタを持ち上げて、サラの下を見て見たらまた居ました。寝ているのでしょうか?やはり冬眠かなと思った瞬間シッポをハラッと動かしたのです。こちらは急いでカメラを手に写真を撮ろうとしてシャッターボタンを押したとその瞬間、動いたヤモリは一目さんに壁伝えに逃げ去ってしまいました。
『啓蟄に 起きずヤモリの 深眠り いかで彼岸の 来るを知るらん』(hukkats)
ただこの暖かさも明日前半位で終わってしまい、又気温の比較的低い日が何日か続くそうです。