HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

今日は、雑節の一つ『初午(ハツウマ)』です。

 今日2/12(月・休)は、雑節『初午』の日です。歴書によれば、❝新暦二月の最初の午(ウマ)の日を初午と称します。これは和同四年(711年)二月の初午の日に穀物の神が稲荷山に降臨したとして親しまれるようになりました。稲荷山の麓にある稲荷神社の本社、京都・伏見稲荷大社でその祭礼が行われ、後世各地の稲荷神社の縁日として祝う様になったものです❞とあります。

 関東地方では、日本三大稲荷の一つとされる茨城県「笠間稲荷神社」の初午大祭が有名ですね。言い伝えによれば、和同6年(713年)に言明天皇の詔により編纂が開始された「風土記」の内「常陸風土記」には、❝新治の郡より東五十里に笠間の村あり❞とその関連が記載されているそうです。昔、同県北部にある「袋田の滝(三大名瀑の一つ)」を見物しにドライブした時、神社にも寄りましたが、大きい立派なお稲荷様でした。近くに「笠間焼き」の陶芸所があり、茶色の茶碗を土産に買ってきた記憶が有ります。

 一昨日、2/10(土)は、旧暦の元旦でした。旧正月を祝う国、例えば、中国では「春節」として、国中が大々的に祝う休息期間で、何百万という人の帰省や旅行の大民族移動が、ニュースでも取り上げられていました。古い記憶をたどれば、昔子どもの頃住んでいた日本の或る地方では、旧正月の初午の日に、稲荷神社(当然その地域にも有りましたが)ではなくて、どういう訳か「毘沙門天」のやしろを参拝するのが習わしになっていた記憶が有ります。まだ就学前の幼い頃、父親に連れられて、寒風吹く中、毘沙門様の境内の、何十段もある急な石段を登り、本堂の中で、お経を挙げている僧侶の声を聴きながらお参りした記憶が有ります。毘沙門天ですから神社ではなくお寺(仏教)に属するのですね。所謂七福神のうち戦いを司さどる神様です。(下図後列右端の兜を着けた神)。

 

 一応神様ですから、何か神社にも通ずるところがあるのかも知れない。よく分かりません。参拝の後境内で買ってもらう飴が楽しみでした。また確かお札の他に、その地方では「マサル」と称していた縁起物を父は購入し、それを手に持たせられて盛んに手を揺らしながら帰宅の途に着いたことを覚えています。手を揺らすとカラカラ、コロコロと鈴とは又違ったいい音がするのです。どういうものかと言うと、20cm程の竹棒を弓なりに少し曲げ、その両端に弓の様にタコ糸を張って、その糸に素焼きで出来た小さい鈴様の物(その中には素焼きの球が封じられている)が貫通されているのです。糸と素焼きですから重力でスーとは落ちなくて、摩擦があるので少し揺らさないと糸を伝わって下がって来ないのです。下がる時、搖動するので、中の玉が鈴内面に当って、何とも優しい音を立てる仕組みでした。現代では廃れてしまった風習なのでしょう、きっと。何十年も行っていないので分かりません。ネットで検索してもヒットした回答は有りませんでした。

 我家では寺社参りはしませんが、丁度スーパーで買った稲荷寿司があったので、今朝食べました。