HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

猛暑の『土用丑の日』の街散策

 今日(7/30日曜)は土用の丑の日です。都内某所で友人と鰻重を食しました。大抵家内と一緒の年が多いのですが、その友人は、家内と知り合う前からの友で、電話で二人で鰻を食べる約束をしていたのです。今日も暑い天気になりそう、遠出はしたくなかったのですけれど、約束は約束なので、昼食を目安に出掛けました。その鰻屋は、昼前まだ開店前なのに行列が出来ていました。30分程並んだでしょうか?入って取り敢えずビールをと思って頼んだら、今日はアルコールとつまみの類いはやっていなくて、「鰻重」のみとのこと。鰻の串焼きやうな巻で軽く一杯との予定が狂ってしまいました。鰻重もピンからキリでしたが、中クラスのものを頼んだら、それから焼き始めるので、さらに数十分かかって出てきました。

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 食べるのはゆっくりと味わいながらでも、20分もかかりせん。食後のデザートもドリンクもコーヒーもないし、入れない客がまだ多くいるので、すぐに勘定を済ませ席をたちました。丁度13時くらいだったでしょうか、外はうだる様な暑さです。友人が近くの公園を抜けて少しでも木陰を通って行こうと言うので、地元東京の人(=友人)の後を付いて行きました。結構植え込みも大きな木があり、池もある公園で「戸越公園」と書いてあります。江戸時代初期の巻文年間に熊本藩主・細川家の下屋敷があったところで、後に細川家の戸越屋敷として屋敷や回廊式庭園等が整備されたとのことです。

 

戸越公園の正門(薬医門)

足を踏み入れると確かに植栽あり、大きな池あり、築山あり、歴史的建築物ありの公園です。池の水辺では、子供達がパパやママと一緒に水に足をつかって、水遊びをしていました。
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 また公園内には、昨年竣工した品川区立『エコルとごし』の真新しい建築物があり、ついでなので入ってみました。中は三階建てで、一階には広い「コミュニティラウンジ」、「キッズスペース」「遊具広場」などが有り、二階は「地域交流室」「ボランティア室」三階は常設展示室と映像展示室とからなっていました。全体的テーマが省エネルギーを中心とする環境学習交流施設でした。

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様々な年代のキッズが、親子連れで来ていました。確かに、小さい時から、省資源や省エネルギーの精神を身につけることは、大事であり、時間がない学校教育を補充する役割も果たしているはずです。
 いま学校は夏休みなので、館内は静かな雰囲気ですが、入場者が随分多い様でした。

 この公園には、道路一本挟んだ北側にも別園があって、「文庫の森」と言います。

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「文庫の森」は歴史と防災を兼ね備えた公園です。

国文学研究資料館跡地(旧三井文庫)が、池や樹木など元からある環境資源を生かして、日常の憩いの場所となる公園「文庫の森」となったものです。

 敷地は災害に強いまちづくりの観点から広域避難場所に位置づけられ「戸越公園一帯」の一部であり、園内のオープンスペースは大地震時に発生する延焼火災などから避難した人々の身の安全を確保する避難場所としての機能を持ちます。

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 随分と古い楠の木の大木も有りました。その脇には「文庫」の建物が有りますが、現在は非公開とのことでした。

 さてその次はどの方向に散策しようかと立ち止まってスマホで調べたら、近くに古い神社があることが分かりそちらを見に行きました。

『戸越八幡神社』です。

品川区戸越にある神社で旧戸越村の鎮守だったそうです。創立の起源は1526年にこの地からご神体が出現、京都岩清水八幡宮の男分霊勧請してたて祀ったとのいわれが有ります。 この神社で注目すべきは❝戸越❞という呼称の謂われが、書いてあったことです。

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これ以上足を以遠に運べば、「江戸を越える」という事で「戸越」との地名が付いたそうです。成程。

 神社なので一応ささやかに賽銭を奉じてお参りもし、御神籤も引きました。「大吉」でした。

 神社の後は、近くに戸越銀座の通りがありました。

その通りでビールでも軽く行こうかと友人と話していたのですが、一本街通りを行けども行けども休みの店が多く、飲食店が有っても適当なところが全然なくて、そうしているうちに大きな通り(第二京浜)にぶつかりそれを横断してさらに一本商店街をまっすぐ進んだら「戸越銀座駅」についてしまいました。友人はその駅から帰ろうとしたのですが、せっかく長い道を進んで適当なお店が無かったけれど、戸越銀座通りはもう少し先まで続いている様なので、行ってみようという事になり、真夏の午後の熱い日差しを浴びながら進んでも、やはりちょうどいい、気に入った飲食店は見当たらず、 中原街道にぶつかってしまいました。友人曰く中原街道の向こう側裏手にはもっと大きな商店街が有るのでそこなら適当な店があるだろう、という話なので、謂われるままついて行きました。そしたら今度は戸越銀座通りより少し幅員があるあり屋根付きのアーケード街があったのです。武蔵小山のアーケードとのこと。

 戸越銀座より長いのでは?と思われる商店街を少しフラフラになりながら付いて行ったのですが意外と洒落た料理店は無いか休みで、自分としては焼肉でもいいと伝えたのですが、友人は元気一杯にどんどん先へ先へと歩いて行ってしまい姿が多くの通行人で見えなくなってしまうことが二度ほど、電話すると、武蔵小山の駅近くまで進んだとのこと。その近くのビル内の飲食店舗数件にあるかも知れないというので追いつくまで待ってもらって行ってみると、友人は ❝見かけ程ではない、適当な店がない❞というので、結局二人は武蔵小山駅で別れて、帰路に着いたのでした。ほんとに馬鹿みたい。このただでもくそ暑い中を何キロも歩いて、いい運動になるどころか、熱中症になったらどうしようと思いながら歩き、結局喉を潤すことが出来ない(勿論持参の水分は水筒からちょくちょく補給しましたが。)ままバイバイするなど、どうかしています。別に喧嘩別れした訳ではないのですが、よく解釈すれば、互いのかみさんの吸引力が遠隔ではたらいて、早く帰ったのかも知れません。でもこの太陽熱に晒されながらも倒れず長い道を歩けたのも昼に食べた「うな重」のお陰かな?などと良く解釈しました。