HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

映画『ラ・ボエーム』鑑賞

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ABOUT THE MOVIE
オペラ最高傑作「ラ・ボエーム」がミュージカルとなってスクリーンに登場! 運命的な出会いを果たし、すれ違いに戸惑い、別れに涙した、儚くも情熱的な青春の日々――
パンデミックで閑散とした真冬のニューヨーク。画家のマルチェッロ、詩人のロドルフォら4人のアーティストが、屋根裏部屋で寒さに耐えながらその日暮らしの生活を送っている。大みそか、1人で部屋に残っていたロドルフォは、火を借りに来た隣人ミミと瞬く間に恋に落ちる。一方、マルチェッロは新年パーティで元恋人ムゼッタと偶然にも再会し、かつての愛を再燃させる。


【鑑賞日時】2023.11.1.(水)21時15分〜

【鑑賞館】Kino Cinema 横浜みなとみらい

【タイトル】ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌

【原題】La bohèm: A New York Love Song

【監督】レイン・レトマー

【脚本】   々

【出演】ビジョー・チャン、ラリサ・マルティネス、ルイス・アレハンドロ・オロスコ、井上秀則、アンソニー・ロス・コスタンツォ、イ・ヤン

 

 

ビジョー・チャン
(ミミ役)

ソプラノ歌手。ミラノスカラ座アカデミーリリックオペラコンペティションのファイナリスト及び、第 16 回チャイコフスキー国際コンクールのファイナリスト 。
ペンサコーラ・オペラにて 2019-2020 シーズンは『ドン・ジョヴァンニ』のツェルリーナ、2020-2021 シーズンは『カルメン』のミカエラを演じ、マイアミ音楽祭では『フィガロの結婚』の伯爵夫人ロジーナを演じる。

○シャン・ズウェン
(ロドルフォ役)

テノール歌手。中国歌劇院に 5 年間在籍し、主席ソリストに就任。イタリアをはじめ世界各国でオペラやコンサートに出演。2014 年、アメリカに渡り、名門マンハッタン音楽院で声楽の音楽修士号を取得する。プッチーニ作『ラ・ボエーム』(ロドルフォ)、ヴェルディ作『椿姫』(アルフレード)など数多くのオペラに出演し、2017 年 3 月、カーネギーホールでニューヨーク・リサイタル・デビューを果たしている。

○ラリサ・マルティネス
(ムゼッタ役)

ソプラノ歌手。プエルトリコ出身。2019 年秋、リーチの完成披露フェスティバルでケネディセンターでのデビューを果たすとともに、マエストロ ヤニス・ハジロイズ率いるアテネフィルとマーラーの交響曲第2 番『復活』を歌い、カーネギーホールのスターン・オーディトリウム/ペレルマン・ステージでのデビューを果たした 。アンドレア・ボチェリのヨーロピアンツアーにデュエットパートナーとして参加。世界的ヴァイオリニストのジョッシャ・ベルとリンカーンセンターで共演。

 

○ルイス・アレハンドロ・オロスコ
(マルチェッロ役)

バリトン歌手。メキシコ系アメリカ人。
2021-22シーズンは『サンドリオン(シンデレラ)』の総理大臣役でメトロポリタンオペラでデビュー。2022-23シーズンはメトロポリタンオペラで『ドン・カルロ』のフランドルの使者、ナッシュビルオペラで『ラ・ボエーム』のマルチェロを演じる。2019-2022シーズンはシンシナティ・オペラで『ナクソス島のアリアドネ』のハーレキンを、オペラ・イン・ウィリアムズバーグで『真珠採り』のズルガを演じ、その後オペラ・ロアノークに入り『道化師』のシルヴィオを演じた。

 
○井上秀則
(コッリーネ役)
姫路出身、バス、バスバリトン歌手。
近年シカゴ歌劇場で『エルナーニ』のシルバ役、ボイトの『メフィストフェレ』のタイトル役をノックスビルオペラでデビュー、ワーグナーの『ラインゴールド』のファゾルトをヴァージニアオペラの公演等全米でコンテンポラリーからクラシックまで広い範囲で活躍している。2021-22シーズンは香港のモアザンミュージカルで『カルメン香港』のエスカミーリオでアジアデビュー。『魔笛』のザラストロから多数のヴェルディー、ワーグナーまでドラマチックなオペラを中心に広い演目を得意とする。
2023年夏よりドイツのブレーメン歌劇場と専属契約を結び、バス第一主演歌手として活躍中。
○マルケル・リード
(ショナール役)
米国・ノースカロライナ出身。バリトン歌手。
米国、カナダ、ヨーロッパのさまざまなコンサート、 リサイタルで活躍中。2019年夏、テランス=ブランチャードの『ファイアー・シャット・アップ・イン・マイ・ボーンズ』の主役チェスター役をセントルイスオペラで初めて演じる。この作品はその後メトロポリタンオペラでシーズン開幕演目となる。またメトロポリタンオペラでグラミー賞受賞作『ポーギーとベス』にも出演。主な出演作に『ラ・ボエーム』のショナール、『フィガロの結婚』のカウント、『ドン・ジョヴァンニ』のドン・ジョヴァンニとレポレッロ、 『魔笛』のパパゲーノなど。
○アンソニー・ロス・コスタンツォ
(パルピニョール役)
カウンターテナー。11 歳でプロデビューし、メトロポリタンオペラをはじめとする世界有数のオペラハウスに出演。コンサートでは、サー・サイモン・ラトルの指揮でベルリンフィルハーモニー管弦楽団他と共演。 2019 年、フィリップ・グラスの『アクナーテン』にタイトルロールで出演し、本作は第 64 回グラミー賞の最優秀オペラ・レコーディングを受賞する。2018 年には、歌舞伎座で上演された市川海老蔵主演の「源氏物語」に出演している。
イ・ヤン
(アルチンドロ役)
マンハッタン音楽院でメイトランド・ピーターズの指導を受けながら、プロフェッショナル・スタディ・プログラムの候補生として活動している。これまでに、上海音楽院と昭和音楽大学で「レノッツェディ・フィガロ」(バルトロ)、大劇院で「コジファントッテ」(ドン・アルフォンソ)、蘭州交響楽団で「ラ・ボエーム」(ブノワ&アルチンドロ)、深圳交響楽団で「アイーダ(エジプト王)」、マンハッタン音楽院で「I due Timidi(ナレーター)」「Emmeline(ヘンリー・モシャー)」など出演歴がある。

【監督】レイン・レトマー

【音楽監督】ショーン・ケリー

【製作】「モアザンミュージカル」長谷川留美子

【配給】フラニー&Co.、シネメディア、リュミエール

 

【感想】

この映画は10月上旬から上映されていることは知ってい他のですが、見に行く時間が取れずそうしているうちに上映終焉が近づいて来ました。

そこで思い切って見に行ったのです。でもレイトショーの時間しか上映されていなくて、横浜の映画館で観ましたが、帰宅は深夜になってしまいました。

 横浜みなとみらいにある映画館から桜木町までの間のビル街にはもうあちこちでイルミネーション飾りがしてありました。


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 歌声はどの出演者を取ってみても素晴らしく上手で、アレ、この映画はオペラ歌手の吹き替えかな?と思う程でした。実際には、出演者の生の歌声だったのでした。即ち日本の我々が知らない歌の上手なオペラ歌手は世界にはゴマンといるのですね。特に米国は人種のるつぼの国らしく、今回の出演歌手は人種的マイノリティがほとんどでした。こうした傾向は、オペラの世界だけでなく、多くの分野で世界中から集まった人々(勿論難民も含めて)がその実力を十分発揮出来る環境が米国にはあるのでしょう。それが現在でも世界一の国力を維持している源泉の一つだと思いました。

 ただ見に行った時間帯が遅かったせいもあってか、また上手な歌声が耳に心地よくて、上映半ばくらいから睡魔が襲って来て、後半1/3はぼんやりとした記憶しか残っていませんでした。

 感想としては、歌が皆上手という事の他に、見る前は、何かニューヨークらしい物語をラ・ボーエームのストーリーにハイブリドして、映画らしい面白さを出しているのかな?と思っていたことは期待外れでした。物語はオペラと同じく面白くなく裏寒い話で、悪態をつくとしたら、ラ・ボエームを大画面で、普段着の歌手達がオペラに擬した場面設定で、大きなサウンドで歌う録画を聴いただけだったと言えるかも知れません。映画の醍醐味の一つ、ストーリー性に欠けた映画だと思いました。

 なお、この映画に対する各界からのコメントが映画公式H.p.に掲載されていたので、参考まで以下に転載しておきます。

 
○辰巳琢郎(俳優)
「ラ・ボエーム」が、見事に甦った。等身大の若者たちがリアルで切ない。パンデミックの中で花開いた傑作。
 
○大和悠河(元宝塚歌劇団宙組トップスター、女優)
 こんなリアルなボエム、見たことない!!2023年にプッチーニが生きていたら、きっとこんな風に描いただろう...コロナ禍の今を必死にそして夢にあるれ生きる若者たち、心が震えるオペラ、いやいやこれはミュージカル?初めてオペラをご覧になる方、是非この一本を! 
 
 
○クリス松村(タレント)
 こんな視点の『ラ・ボエーム』想像したこともありませんでした。街の設定が変わり、人種も関係なく、しかもジェンダーレス…現代との融合。それでもクラシック感は失われない不思議なこの映画は、全ての固定観念を壊した問題作になるかもしれないとても素晴らしい作品。オペラで包む、不思議で魅惑的な世界に惹き込まれる!             
 
○米良美一(歌手・カウンターテナー)
 
 ボクの大好きなオぺラ“ラ・ボエーム”が、素敵な映画で生まれ変わったなんて、感動です! しかも、舞台は現代のニューヨーク。劇中で登場するその街中のキャラクターは、ボクが知っているリアルなニューヨークのマイノリティ、、、やがて映画の後半部分に近づくと、繊細なニュアンスが映し出された映像美や、登場人物の流麗な歌声と芳しい音楽が相まって、ボクの魂と心は共鳴し、涙がつぎつぎに溢れ出るのを抑えることができませんでした。
 
 
○大西宇宙(オペラ歌手)           
 
 名作オペラの新しい楽しみ方がここに。パリからニューヨークに舞台を移し、独創的な演出と若き歌い手たちの新鮮な歌声によって、若きボヘミアンたちの日々を鮮明に描き出す。キャスティングにも多様性を感じさせ、オペラが改めて国境のない芸術であることを再認識させられます。クラシック・ファンにも、オペラは初めて、という方にもぜひ観ていただきたい一本です。
 
 
○森谷真理(オペラ歌手)
 1830 年代のパ リからパンデミック下の現代ニューヨークに舞台を移し、アジア人カップルのミミとロドルフォを初め、人種も時代も超えて新しく蘇ったラ・ボエームです。ピアノ伴奏で奏でられるラ・ボエーム、作品の持つ可能性と懐の広さ、そして音楽の力に改めて感銘を受けました。              
 
○朝岡聡(コンサート・ソムリエ)
 永遠の「愛の物語」が、より現代的に、よりリアルに、より叙情的に、見事にアップデートされた!時代を超えて変わらぬ「ラ・ボエーム」のエッセンスはそのままに、今を生きる我々の心に深く届ける工夫が随所に施された味わいは格別。プッチーニの音楽は、映画になっても驚くほどの効果をあげることに改めて感動させられる。             
 
 
○香原斗志(オペラ評論家)
 
 リアルで美しく悲しい《ラ・ボエーム》には、何度も涙を誘われたが、この映画は涙腺への刺激がいままでの比ではない。元来の名作が無理なくパワーアップして、いまを生きる僕らの心を激しく揺さぶる。