今日(9/1金)は雑節の『二百十日』、歴書によれば、❝二百十日は立春から数えて、210日目のことで、新暦では九月一日ごろにあたります。古来から暴風雨にさいなまれる日とされていることからきていますが、実際にこの日以降台風の来襲の季節となっていることは現代の気象学上からも裏付けられています。❞ ❝なおこの日をわが国の暦に記載することになったのは、台風被害の予防の意味からで、国歴の創始者である渋川春海が貞享歴に掲げて以来となります。❞とあります。数日前には沖縄方面ではトリプル台風の来襲が話題となり、幸い本州には来ませんでしたが、台風被害が無い代わりに、関東各地では連日の猛暑で水不足が心配されるところも出ています。一台風で水不足解消は必定なのに、うまく行かないものです。
そう言えばこの日は『防災の日』でもあります。都内では首都直下型地震を想定し、大規模な交通規制の訓練などを実施します。
昔、所属していた仕事場でも近くの公園に避難訓練をした記憶がよみがえりました。
さて昨日(8/31)は、都内のコンサートを聴いてから帰宅したので、帰りが遅くなりました。家の近くの駅から家まで徒歩で歩いているのは数人、明るくない道すがら、道路端で二人の若いカップルが空を見上げてスマホを掲げていました。空を見上げたら、月が煌々と光を放っていました。満月でした。声をかけて訊いたらやはり月を撮っているとのこと。「そう言えば、テレビで何とかムーンと言っていましたよ」と言ったら、その大学生or新人社会人とおぼしき青年が、❝セーラームーンですか?❞ とひょうきんな調子で訊いたので、何と呼ぶ月か忘れてしまった自分は、おどけたつもりで ❝セーラーマーキュリーじゃない?❞と、その日を水曜日と二重に間違えて、答えたら二人は???の顔でした。
昨日は暦の上では旧暦で七月十六日、望の月でした。望月と書いて「もちずき」とも読みます。
❝この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる ことも なしと思へば (藤原道長)❞
の歌は有名ですね。盛者必衰のことわりを忘れた短視眼的思考です。
昨日の満月は、特に「スーパーブルームーン」と呼ばれる明るい月でした。
8月には満月が2度あり、同じ月で2度目の満月を「ブルームーン」と呼ぶのだそうです。
「スーパームーン」とは月が近地点にきた時と満月が一致したもので、遠地点の満月と比べて、地球から見たサイズは約14%、明るさは約30%増すのだそうです。従って13年ぶりという明るく綺麗な満月となった次第です。スマホでは写真がうまく取れなかったのでニュース画像の一つを引用します。
yahoo映像より