HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

『早咲き桜』を見てきました。

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 いつも4月の桜の時期の前に思い出すのは、『まつだ桜まつり』です。昨年はコロナ禍で中止になったとのこと。以前見に行った時は、小高い丘というか山というかその中腹に、何百本もの河津桜が植えてあり、またその根元には菜の花がびっしり敷き詰めたように植えられていて、桜の赤色と菜の花の黄色が映えて見事なコントラストになっていた記憶が有ります。もう一度見たいと思って、今年はどうなっているか役場に電話して訊いたところ、❝感染状況や蔓延防止処置、櫻の開花状況等総合的に勘案して、感染対策をした上で実施することになり、当初、2/11~3/6の期間に設定していたものを、開花した花がその後の寒さで長持ちしているので、~3/21まで延長されることになった❞とのことでした。

最近はオミクロン株が猛威をふるっていたのですが、ここの処やっとピークアウトした様でして、神奈川県全体の最近の新規感染者数は4~5千人/日のオーダーまで減りました。そのうち松田町の感染者数(神奈川県発表)を見ると、6人(3/8)1人(3/9) 0人(3/10) 4人(3/11) と確かに非常に少ない人数となっていました。桜が長持ちしていると言っても満開になっていては、いつ散るか分からないので早目に見に行かなくちゃと思って都合をつけて、今日(3/12土)見に行くことにしました。天気は朝から上々、風もなく穏やかで暖かい日です。最寄り駅は小田急線新松田駅、小田原から六つ目の駅、10km程の処です(新宿からだと40駅目、70キロkmは超えます)。急行も快速も止まるので乗ってしまえば思ったよりはやく着きました。(横浜方面からだと乗り換えが有りますけれど)

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車窓風景

車窓からは最初ビルや住宅などばかり見えましたが、新松田に近づけば近づくほど畑や林、遠くに山々が見えてきました。

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さらに進むと、川や鉄橋まである田舎風景となります。

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 ようやく新松田駅に到着、花見客と思われる乗客が10数人程降りました。電車は下りなので空いていましたが、ここで降りた人に分乗客はよけい減って、中はガラガラの状態になりました。

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林間地域の駅らしくトイレも無垢材張りでした。

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JR松田駅前の桜

 桜の植えてある「西平畑公園」は街からだと急勾配の山道(車道)を昇らなくてはならず、時間が有れば運動のために徒歩の方がいいのですが、まつりの時期だけの臨時シャトルバスが出ていると聞きそれに乗りました。駅前の桜の木は満開でした。

 結構な人が停留所(新松田駅には無く、近くのJR線松田駅前にあります)②並んでいて、始発ではないので(後で分かったのですが、まち境いを流れる河川敷に車の駐車場があり、電車でないマイカー客がそこに駐車するため、そちらがバスの始点なのだそうです)到着したバスには半分位既に乗客が乗っていて、マツダからの客を合わせるとほぼ満席となりました。でもすべての窓が大きく開けられていたので、換気は十分風が寒い位でした。十分程乗ったでしょうか、山腹のまつり会場に近づくにつれ桜の木がちらほら見えてきて、遠くには山々、その前面に広がる松田町の全景が見え始めました。

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 会場に到着するともう目の前はたわわになる赤系統の桜です。眼下の傾斜の方を見ると将に満開の桜の根元には黄色い花の絨毯が敷き詰められている風景が目に飛び込んできました。

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バスを降りたところに「案内板」が有りました。結構遊ぶところ、特に子供が喜ぶようなところが書いてあります。

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 でもそれらを廻るには早めの時間に到着し、時間をたっぶり取って時間の余裕がある時でないとまずいと思いました。思わぬ事故にあわないとも限りません。今回は花を見ることに専念しようと思いました。

何処を見ても赤と黄色に染め上げられた風景、黒い桜の幹、枝がアクセントとなって、余計に花たちを目立たせています。

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桜の花の遙か下の方にはま松田町が広がっているのが一望出来ます。

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 まつりの会場の広場には展望台がありその中は土産物の売店になっていました。外にも土産屋が一つありましたが、欲しい土産物は何も有りませんでした。

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 松田町は面積38万km²弱、人口11,000人弱。人口は中小自治体のご多分に漏れず減少傾向にあり、産業構造も農産林業・製造業などからサービス産業に変化している様です。

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まつりの会場の広場には展望台がありその中は土産物の売店になっていました。外にも土産屋が一つありましたが、欲しい土産物は何も有りませんでした。

 まつり会場には飲食店が出店していないことは分かっていたのですが、今日は家を出る前に自分にとっては重要な所用があり少し遅くなってしまったので、松田町に着いてからお昼ご飯は、食堂にでも入ろうと思って急いで出発しました。(所用というのはチッケト取りです。今日10時からアルゲリッチ・マイスキーの東京公演の売り出しがあったのでした。まずまずのチケットをゲットしました。)

 到着は13時近くだったので、駅員風の二人連れが和風の食堂から出て来たので、どんなものがあるか尋ねたところ、洋食から丼ぶりもの、麺類まで普通の物は大体あるという事でした。入ってからメニューを確認しようとしたのですが、ドアーを開けるや否や女性の店員さんが、❝今一杯なので無理です❞ と断られてしまいました。駅の側には立食い蕎麦屋や「さかな」と書いた店が有りましたが、蕎麦屋には入る気はしないし、後者は昼は閉まっていて夕方から夜の営業の様でした。駅の周りを探し求めましたが自分の好みに合った店は無くて、弁当でも売っていないかなという目で歩きながら商店を覗きましたが全然なく、これではバスに乗るのは遅くなってしまうと焦りが出て来ました。丁度肉屋さんの前を通りかかった時です、四、五人並んでいて手に白い袋を下げて出て来る人がいます。よく見るとパックに詰めた(おにぎりではない)ご飯を売っている模様、また肉等を揚げた総菜もある様なので、そこで、「自家製和牛めし」、「牛カツレツ」を買い求め、“サラダは無いのですか?”と訊いたら、葉物は無いけれどポテトサラダならありますというのでそれときゅうりの漬物(二本いり)も追加しました。ところが割りばしが無いという。どうも観光客向けではない地元客向けに販売しているお店のようです。女将さんが奥に行って何とか割りばしを探して来てくれたので助かりました。その間店の奥の調理場が見えたので、男の人が大きな肉を裁いている様子を見ていました。

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 肉屋さんで調達したこの弁当というか総菜類を、バスが山に着いて景色を一通り見てから食べました。

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 結構美味しかった。(と家に帰ってから家内にも話したら、❝地元の産物を何か食べると言っていたけれど、行く前にもっと調べなくちゃ!それでは私が買った総菜を食べた様なもの❞ と笑われてしまいました。)

 もう14時を廻っていましたのでだんだん寒くなって来て風も出て来たので、急いで下山し帰路につきました。もう少し時間が有れば近隣の町や市にある美術館、郷土資料館でも見たかったのですが、出来ませんでした。