HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

『牛田智大ピアノリサイタル』~デビュー10周年記念珠玉のショパン~

 表記のリサイタルは、昨年ショパンコンクールに参加し、惜しくも入賞を逃した牛田智大さんが、デビュー10年記念と言うことで(今23歳ですから小6?の時から?)、オール・ショパンプログラムで臨んだ意欲的な演奏会なので、近い将来の再挑戦を期待しつつ聴きに行って来ました。

 

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【日時】2022.3.14.19:00~

【会場】東京オペラシティ・タケミツH

【曲目】All Chopin Program

①ノクターン 第8番 変ニ長調 Op. 27 -2

②バラード 第4番 へ短調 Op52

③舟歌 嬰ヘ長調 Op.60

④ポロネーズ 第6番 変イ長調Op. 53「英雄」

⑤3つのマズルカ Op. 56

⑥マズルカ へ短調 Op. 68 No. 4

⑦幻想曲へ短調 Op.49

⑧ポロネーズ 第7番 変イ長調 Op.61

「幻想」 

 

 【曲目解説】

①ノクターン 第8番 変ニ長調27-2 

ショパンが1835年に作曲したピアノのための夜想曲。翌1836年に出版された。美しい曲想で、ショパンの夜想曲の中では作品9-2や作品15-2と共に最も親しまれている作品のひとつであり、テレーズ・ダボニー伯爵夫人に献呈されたため、しばしば「貴婦人の夜想曲」と呼ばれている。この曲の旋律は非常にヴァイオリン曲のような感じをもっているが、それについては次のような話が伝わっており、当時の文学界、音楽界の名士達が集って談笑していたとき、あるヴァイオリニストが自作の曲を弾いて聞かせ、それに対しショパンはピアノ曲を1曲創作し演奏したが、その時に演奏したのがこの夜想曲だと言われている。

 

②バラード 第4番 へ短調52

この曲が作曲された1842年。この時期のショパンは、夏はノアンのジョルジュサンドの生家で過ごす生活を続けており、サンドとの関係も良好で、円熟期の作品を数多く生み出していた。英雄ポロネーズ作品53、スケルツォ第4番作品54などの大規模な傑作を生み出し、創作面では絶頂期を迎えた。この年以降、彼の作品数は減少の傾向を見せるようになる。ショパンは4曲のバラードを作曲したが、その中の最後に作曲されたもの。彼の作曲技法が尽くされている。ショパンの作品のなかでも特に演奏困難とされる作品の一つであり又、彼のピアノ作品の中でも傑作の一つとして数えられる。ショパンの弟子であったシャーロット・ド・ロスチャイルド夫人(Charlotte de Rothschild)に献呈されている。

 

③舟歌 嬰ヘ長調60

1846年に作曲・出版した独奏曲。この年はショパンの死の3年前で、シュトックハウゼン男爵夫人に献呈された。冒頭は調性不安定な和声進行、数回の変調は舟歌の浮揚感を象徴している。調性不安定なクロマチックの後に6度の和声で主調が回想され、最後には下降音階が華々しく締めくくる。晩年の作品であり技術、表現の面で難易度が高い

 

④ポロネーズ 第6番 変イ長調 53「英雄」                

 1842年に作曲し、翌年に出版した。『英雄ポロネーズ』の通称で親しまれており、ショパンが作曲したポロネーズの中でも『軍隊ポロネーズ』(第3番)や『幻想ポロネーズ』(第7番)とともに有名であり、人気が高い

 

⑤3つのマズルカ Op.56                           

マズルカ作品56は、3曲の作品からなる曲集。1843年に作曲・出版された。献呈先は、ショパンの友人で弟子の1人でもあったキャサリン・マバリー。円熟を極めたあとの作曲者は、身体・精神的に不安定になってゆき、徐々に作品数が少なくなり、作風は構築的なものへと変化していった。その中に書かれたこの作品は、楽想が枯渇し、霊感に欠けるとしばしば批判された。

 

⑥マズルカ へ短調遺作 68 No4.                      ショパンが死の年である1849年にパリで作曲したピアノ独奏曲。現在も残っているショパン自筆のスケッチを、親交の深かったチェリストであるオーギュスト・フランショームが筆写し、友人のユリアン・フォンタナの校訂により1855年に出版された。作曲者の絶筆という事情もあり、演奏会で取り上げられることも多い。ショパンンが死の床で書いた絶筆です。自筆譜では線がゆがんだり、読めない箇所があったが研究者によって復元された遺作。

 

⑦幻想曲へ短調 Op49

幻想曲とは元々、形式に捉われない自由な楽曲を意味し、バロック時代から多くの作品が書かれたが、その作風は時代によって変化してきた。バッハからモーツァルトに至っては、それは思いつくままに楽想を並べていったようなものであった。ベートーヴェンは自由な序奏の後、1つの主題が提示されて、それが何回も変奏され、発展していく形をとった[1]。しかし、ロマン派になると、逆にソナタの形を取る長大な作品に仕上げられた。シューベルトの「さすらい人幻想曲」や、シューマン幻想曲などはまさしくその典型である。 そしてショパンはソナタ形式を基調としながらも、序奏や中間部が組み入れられるきわめて自由な作品に仕上げた。ショパンはバラードでも同じような形式を用いたが、それらが3拍子系であるのに対して、4拍子系であることから幻想曲とされた。

 

⑧ポロネーズ 第7番 変イ長調Op.61.「幻想」

ショパン晩年の1846年に出版され、A.ヴェイレ夫人に献呈された。ポロネーズと言うよりもむしろ幻想曲に近い。ショパンも「幻想」と名付けました。

 

【演奏の模様】

①ノクターン 第8番 変ニ長調27-2 

 牛田さんのこのノックターンは大変立派な演奏だと思いました。スタートは落ち着いてかなりゆっくりソフトに入り、最高音の右手小指の音も繊細・微妙な響きを有し、pp~pの狭い範囲の音量調整も表情豊かに表現出来ていた。中盤のff部はもっともっとピアノを叩いても良い気もしましたが、これはこれで牛田流表現なのかなとも思いました。テーマの繰り返し部でfからpへの変化が絶妙な自然なタイミングで行われたのには感心。最初の曲から聴いていて非常に満足できる演奏でした。

②バラード 第4番 へ短調52                      

②-1序奏 牛田さんは。鍵盤上で両手を数秒構えてから弾き始めました。序奏はもともとゆっくりと穏やかな開始の箇所ですが、ここの終止和音が主調の属和音となっている箇所を相当ゆっくりとしたテンポで演奏、                

②-2第一主題が序奏と同様にアンダンテで2度演奏されますが、それぞれに同じ動機が2度繰り返され、後の再現部に向けた布石となっています。牛田さんは丹念に比較的(曲の)表情を余り変えず次第に右手に力を籠め始め、テーマの変奏部の繰り返し部では両手に相当力を入れて、続く経過的なメロディは、第1主題動機の後半部の影となり、提示部の延長となっていきます。3度目に現れる第1主題では後半ダイナミックな展開を見せ、牛田さんは相当の力演でした。のち静寂に戻って第二主題に続きます。

②-3第二主題 和音主体のコラール風に静かにゆっくりと演奏されました。短調の経過句と軽やかな展開を経て、序奏の旋律が長調で表され、牛田さんはカデンツアをはさんで第一主題を短調で再現するのですが、一種バッハ的匂いを感じるこの主題のカノン的展開は、ゆっくり静かに進行しました。

②-4再現部 第一主題のカノン風変奏が、調を変えながら2回動機が奏されて主調に戻ります。続いて第一主題の連符の速い動きで変奏された後、第2主題が再現します。牛田さんは、速い動きは軽やかな指使いでコロコロと転がし、音の一粒一粒が輝いていました。再現部では第二主題が低音部の上向音階を用いてダイナミックに変貌していきます。スタッカートで連続する和音がストレットで奏され、曲がクライマックスに達した時点では上半身に相当力を込めて腕と手を振り下ろしていました。十分と思える強さが有ります。動きは一旦止まり、コラール風の荘重な和音が5回奏でられ、最後の和音がそのままコーダへの属和音となっていきました。

②-5コーダ 息する間も無い程の急速でコーダに入り、非常に速く大変難しそうな最後の部分の演奏でした。牛田さんは指がもつれることなど皆無に複雑かつ猛スピードで主調の短調で終始フォルテで演奏、高度な演奏技巧を披露してくれました。最後はユニゾンで下降した後4つの和音を強打でしっかり打ち下ろし、演奏を終えました。

 この4番の生演奏は余り聴いたことが無く、昨年6月に横浜で女性が弾くのを聴きましたが、今日の牛田さんの素晴らしい演奏とは比較になりません。

③舟歌 嬰ヘ長調60                                   この曲の名は、ヴェネツィアのゴンドラの漕ぎ手が唄う歌に由来すると謂われます。しかしショパンはヴェネツィアに行ったことがあるのでしょうか?イタリアを旅したという話は聞いたことないから、恐らく他での舟の情景を思い起こして作曲したのでしょう。セーヌの小舟かも知れないし、故郷ポーランドの川(ヴィスワ川?)に浮かぶ船かも知れない。                            曲の冒頭、パウゼ(休止)のあと主題が始まりました。左手の黒鍵上の特徴的なリズムの上に右手が3度や6度の和声で叙情的にメロディを重ね合わせ始めています。ロマンティックな調べが、牛田さんの丸めていない割りと伸ばした指から迸ります。同じ音が二回繰り返されるのは船が揺れているのでしょうか?
いや多分舟には二人の男女が乗り合わせ二人の言葉が交わされているイメージが浮かびます。世上よく謂われるのは、恋人同士ではないかと?この二回(反復)というキーワードをショパンも意識して曲を作ったのかも知れません。中間部では一旦平行短調(嬰へ短調)でスタートして、転調反復されます。イ長調の進行。しかし時に嬰ト長調(返イ長調)のアルペジョを取り入れて単調な舟歌に変化をつけているこの箇所の変奏部を、牛田さんはそれ程強打と言えるほどの力は込めていませんが、なめらかな指の滑りは強くなっていきます。これは最後のトリルや左手のオクターヴ奏法でもあくまで滑らかでした。最後の高音域からの下降音を華やかに一気に決め、ジャ、ジャーンと指を振り下ろして終焉かと思ったら、こだまする様に再度弱くジャジャーンと二回鳴るのでした。この二元論は人によっては、男と女、生と死という人もいますが、陸と川or 海 (土と水)、神と人ではないかとも思われます。 

 この辺りの演奏曲は牛田さんはいちいち立って挨拶はせず、袖への往復等の時間を惜しむかの様に席を立たず、一呼吸おいてから連続してすぐに弾きました。かなり疲れる演奏スタイルです。多分コロナ禍蔓延防止処置下の終演時刻を意識していたのかも知れません。

④ポロネーズ 第6番 変イ長調 53『英雄』                          この曲は余りにも有名すぎて、ちょくちょく生演奏されるのを聴きので、ピアニストそれぞれの個性、性格まで現れてしまう(聴衆に分かってしまう)演奏かも知れません。牛田さんを聴いた感想の結論から言いますと、全体としてさらに歯切れ良く弾いてもいいのではなかろうかという事です。音一つ一つを大事にする牛田さんの気持ちは伝わってきますが、もっとキレのあるスピード感があっても良いのでは? 後半の速いテンポで左手のダダダダ、ダダダダと伴奏が入る箇処はもっと凄みを帯びたデモニッシュな響きが出ないか?非常に素直でまじめで几帳面な優等生の性格は十分過ぎる程にじみ出た演奏会なのですが、清濁併せ飲む強靭な胃袋、心臓が生き残るという事もありますから。日本にもそうしたピアニストがいるかも知れない。でも僕としては、今の牛田さんのいい処を中心に広げてさらに伸ばして我々聴衆を喜ばして欲しいと願っています。ここで言いたかったのは、本格料理にちょっとしたアクセント、香辛料でピリット味付けするのもいいかなという事です。

ここで20分の休憩です。休憩中のホワイエは若い女性が中心に多くの人が歓談していました。

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休憩時のホワイエ

皆さん恐らくコロナに感染して軽症で回復し、免疫が出来た人が多いのでしょうか?或いは区市町村によってはブースター接種が済んだ人が多いのかも知れません。そうそう今日のホールの座席状況ですが、どこを見ても若い女性ばかり、席は9割方埋まっていました。タケミツホールは収容人数1600人ですから1300~1400人がそう広いとは言えないホワイエに繰り出ていたのでしょう。男性や年配の客は3割もいたかいないか。女の子、それも小学生や幼稚園児も多く見かけました。きっと❝三歳からピアノを始め❞と経歴に書く将来のピアニストのチビッ子軍団でしょう。如何に牛田さんの人気が高いかですね。

《20分の休憩》

前半が4曲、それもショパンの主要曲でした。後半も4曲。二種類のマズルカしかも規模が大きいマズルカと『幻想曲』『幻想ポロネーズ』いずれもそう簡単では無い曲たちです。

⑤3つのマズルカ56                                         56-1,56-2,56-3 の三曲です。

 曲を聴く耳をそばだてた割には、56-3の一部以外は概してつまらなく感じました。マズルカと言っても躍動感が余りない。牛田さんの演奏というより曲自体の持つ性状でしょう。

〇56-1                                   ロ短調主部は冒頭から階段状の転調を繰り返し、6小節目からは、7小節もの間G-Dのオルゲンプンクトが続き、調性感を曖昧にしています。この主部の間に、poco piu mossoの急速に回転するような楽想が調を変えて2度挿入されるのでが、主部が3現されたあとは、幾分賑やかなコーダに入るのですが、複雑でまとめにくい構成のため、難曲とされています。スタートから弾むようなリズム感がない曲でした。体調不良の踊り手を想起してしまう曲でした。

〇56-2

ハ長調。前奏で空虚5度が力強く鳴らされ、リディア旋法やマズル(マズール)のリズムにより民族的な活力のある音楽。 リディア旋法は、以前聴いたベートーヴェンの弦楽四重奏に出てきました。リディアとかドリーアとかの名称を聴いた時は最初ギリシャの古い時代に使われていたのかと思いましたが、全くギリシャとは関係ない教会音楽の旋法なのですね。コロナ変異種にギリシャ文字が使われる様なもの、記号です。

 感想は曲として全くつまらない踊りだと思いました。どんな振付になるのだろう?

〇56-3                                   全マズルカ中でも1,2を争う規模の大きな作品であり、バラードのように次から次に転調や新しい楽想が盛り込まれ、幻想曲ともとれる、長大な構成。牛田さんは、短調でややゆっくりと弾き始め、時々上半身を斜め後ろに反らせて白鍵の手前端で弾く旋律は、あくまで優しく美しい。気持ちを込めて弾いている感じでした。

⑥マズルカ へ短調 68 No68.No4 ...

冒頭の最初の短調の旋律は、その後すぐに転調してしまいましたが、ゆっくりとした憂愁を帯びたなかなかメロディとしては印象的なものの、その後も舞曲らしい躍動感溢れる旋律とは縁が遠かった。

⑦幻想曲へ短調 Op.49

 先ず、中田喜直作曲の「雪の降る街を」に近い序奏のモチーフが出てきました。これは逆かな?「雪が降る街を」の歌にショパンの幻想曲の序曲のモチーフに似た旋律が出てきます。と言うべきです。中間部のかなりの強奏部分では、牛田さんは体を前後に揺すって、力をこめている。リズミカルで速い高音パッセッジでは、かなり抑制的に、次いで鍵盤を左右に大きく移動する指使いで強演奏し、右手の音色が綺麗な旋律が出て来たかと思いきや猛スピードで突進しました。そしてゆったりした非常におしゃれ勘を刺激する旋律が出て、牛田さんは丹念に運指していました。

 

⑧ポロネーズ 第7番 変イ長調Op.61『幻想』

 所謂「幻想ポロネーズ」です。

この曲は、「英雄ボロネーズ」とは、また趣きの異なる曲で、ピアニストにとっては、かなりの力仕事を要する曲だと思いました。

 冒頭は弱くゆっくりとした調べでスタート。左手で、タタタッタッタとリズムを取って、右手の旋律が入ってきます。相当な強奏に至ると、最初からここまで、ほぼ不動の姿勢で弾いていた牛田さんは、ここに来て体を前後に揺すり、指、腕、上半身に力を込めている様子で、時々姿勢を崩して弾いています。余程腕力が強いのでしょうか、速いテンポの中にゆっくりしたパッセージを挟み、全体的にかなりの強打鍵で弾いていました。最初から感じていたことですが、この曲は、男性的魅力が満喫出来る曲なのですけれど、そういう意味ではやや物足りなかったかも知れません。牛田さんは優しそうな性格に思えるので、最初からは予想出来たのですが。

 

尚アンコール演奏があり、                   

 ○リスト: コンソレーション(慰め)第3番

 ○リスト: 愛の夢 第3番

の超有名曲二曲を、これ以上無いくらいの素敵な響きでしっとりと弾いた後、牛田さんは、マイクを握り語り始めました。今日の演奏会の選曲は、ショパンが、ロシアにより苦難を受けた祖国の歴史に対し、苦痛や憤りの気持ちをぶつけて作曲した作品などを中心にしたこと、くしくも、今ロシアの侵略により、同じ様な辛酸を舐めているウクライナの人々に、この演奏が少しでも勇気を与えられればといった趣旨のこと、また今日がデビュー10周年記念日に当たること、デビューリサイタルの日は、東日本大震災勃発から三日しか経っていなくて、非常に迷いや恐れがあったが、恩師の ”人々に希望を与えられる音楽を送りなさい”といった趣旨の励ましがあって、迷いが解け今でもその言葉を念頭に弾いていることなどを話しました、なかなかトークも理路整然と淀みがなく、頭のいい若者だと思いました。それで終わりかと思ったら追加であと二曲アンコール演奏をしました。

シューマン/リスト献呈

シューマン/トロイメライ

 

 これらの曲は何れも名曲中の名曲で、とてもロマンチックな気分を味わえる曲です。今日は本演奏だけでも8曲、しかも難かしい曲がほとんど。真正面からショパンにぶつかって行った牛田さんの勇気ある前向きのチャレンジ精神を讃えたいと思います。また聴衆を楽しませようとする、幸せな気分を分かち合おうとするサービス精神もきっとピアニストとして大成する糧になるに違いありません。

 帰りの電車の都合で、アンコールを最後まで聴き終わらずに、席を立ちホールの外に出ましたが、かすかに別れの曲が流れていた?様な気がしました。自分の頭の中でだけかもしれませんが。