このオペラは、大分前から見る予定で、チケットも取ってあったのですが、観に行けませんでした。7月17日(金)の二期会オペラ『ファルスタット』が中止になってしまった影響です。このオペラは、会場も日程も以下の通り、横浜から近い場所で休日の日中なので楽ですし、名を連ねている人達は、オペラの世界では相当名の通った人達が企画している様ですし、何よりも小さい子供向けの、『ヘンゼルとグレーテル』という演目に、興味を持ったからです。何故かと言うと日本のクラシック音楽会に足を運ぶ人達は、残念ながら広い年代に渡るとは言え難く、非常に片寄った年代のしかもひと握りの人達ではないかと思うのです。殊に熱心なクラッシックファンは、高齢化の途をたどっていて、若い層は、取り込めていないと言っても過言ではありません。こうした若い世代にオペラに興味を持って貰いたいという考えからの振興の試みが、最近日本のオペラ界の中心にいる人達によって為されている様です。NNTT主催の「高校生の為のオペラ鑑賞教室」では、蝶々夫人やカルメンのオペラ上演がなされました。
しかし表記の「ヘンゼルとグレーテル(A)」は、中止となった「ファルスタッフ(B)」が、ダブルキャストの第二グループにより、同じ日(7/18)の同じ時間帯に、上演決定となったため、泣く泣くAを捨てBを選んだため、観ることが出来なかったのです。ところがAの方はもう一回横須賀で上演することが分かっていたので、すぐにチケット手配しました。しかし既に遅し、総て売り切れとのことでした。横須賀の劇場や主宰者に電話して、当日券かキャンセル券が無いですか?と聞いても無いとの回答でした。その他あらゆる主だったチケットサイトを調べても皆無でした。そういう訳で残念ながら結局聴けないことになってしまったのです。逃がした魚は大きく感じるのか本当に残念。又その内に別な機会があるに違いないと自分を慰める他有りませんでした。参考まで、Aの予定プログラムを以下に記しました。
【日時】2021.07.17(土)14:00~
【会場】海老名市文化会館
( 横須賀芸術劇場 (7/24) )
【演出・構成】田尾下哲
【訳詞・台本】宮本益光
【出演】青木エマ、鵜木絵里、岡本知高、宮本益光
ピアノ伴奏(平川寿乃)
【粗筋】
このお話はどこにでもあるあたたかな家庭からはじまります。やんちゃなお兄ちゃん・ヘンゼルと、しっかりものの妹・グレーテル。ある日ふたりのいたずらに疲れたママは、森でいちごを摘んでくるように言いつけます。いつのまにか森で迷ったふたりは眠りこんでしまいます。そして不思議な夢から目覚めたふたりが見つけたものは・・・。