今日12月26日（木）は、旧暦（太陰暦）で朔の日、即ち新月の日、朔日は訓読みで「ついたち」とも読みます。旧暦では11月1日だったのです。しかも今日は部分日食の日、計算では、東京で14時半頃30％程度の部分日食、南に行くほど％がアップしグアムでは皆既日食になるそうです。天気が今一つ良くなかったのですが、皆さんの処では見られましたか？新月(正確には14:13)でかつ日食の日はそう多くはないです。この張り合いに願い事をする人もいるみたい。前日クリスマスイヴは「つもごり（晦日）」の日です。即ち旧暦の月末。この日は「月が籠る」と昔の人は考えたのですね。新月に近づくので、夜が暗くなるからです。清少納言に「二月つごもりごろに、風いたう吹きて、空いみじう黒きに、雪少しうち散りたるほど、…」の文がありますが、この情景は今の暦でいうと4月に入って、雪見桜の頃ですかね。12月31日を「大晦日」と呼ぶのはこれらの関係からです。我々の暦では今年の大晦日には月は籠らないので、せめて自分は家に籠って隠れていようかなと思ったのですが、駄目でした。この日、東京文化会館に長時間行かなくてはならない。ベートーベンの全交響曲演奏会のチケットをかなり以前に買っていたのでした。コンサートホールに籠るのも、ま、いっか！
