JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントとキングインターナショナルのコラボ
今秋、スタニスラフ・ブーニンが10年ぶりの全国ツアーを開催します。1985年、第11回ショパン国際コンクールに17歳で優勝し、世界的なセンセーションを巻き起こしました。JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントはコンクール翌年の初来日時にNHK交響楽団との協奏曲ライヴとソロのセッション録音を行いました。長く入手困難だったこの2点に加え、コンクール時のライヴから選りすぐった決定版も復活。いずれも初SACDハイブリッド化でブーニンのすさまじい輝きが蘇りました。
(キングインターナショナル)
①これは私が最も満足しているレコーディングです
(スタニスラフ・ブーニン)
1985年にショパン国際コンクールで優勝したブーニンは翌夏に日本デビューを果たし、日本の音楽界に空前の「ブーニン・ブーム」を巻き起こしました。その際の公演プログラムをツアー終了後に福島でセッション録音したもので、当時のブーニンの才気煥発ぶりを生き生きと再現しています。
コンクール受賞記念コンサートで一部を披露し注目されたハイドンのソナタ、最も好きな作曲家と答えたモーツァルトの輝かしさ、ショパンのソナタの圧倒的なエネルギーいずれも只者ではなく、ブーニンの個性が最高度に示された名演は今日でも燦然と光を放ちます。
今回、当時のスタッフが最新技術でリマスタリング、驚きの音質向上が見られます。
(キングインターナショナル)
ブーニン・トルコ行進曲
ハイドン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ長調
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付」
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)
録音:1986年8月21日/福島市音楽堂
②これはブーニンがおそるべき個性派の
大ピアニストに成長することを予感させたコンサートの記録だ(宇野功芳)
ブーニン初来日時、NHK交響楽団との協奏曲の晩、東京の昭和女子大学人見記念講堂は一種異様な熱気が渦巻いていたといわれます。ブーニンの独奏は優等生タイプではなく、自由奔放な即興性を主体としたもので、誰もが個性派大ピアニストの誕生と確信しました。
全体にテンポは速くフレッシュ極まりない感覚。19歳の青年ブーニンの示す強烈な存在感と説得力に満ちています。ありあまるテクニックの冴えと気迫にも圧倒されます。
今回、当時のスタッフが最新技術でリマスタリング、驚きの音質向上が見られます。
(キングインターナショナル)
ブーニン 東京コンサート・ライヴ
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)
外山雄三(指揮)NHK交響楽団
録音:1986年8月8日/昭和女子大学人見記念講堂(ライヴ)
③鋭い感性の閃き、的確な構成力、驚嘆すべき技巧の冴え、まさに天才の登場(小石忠男)
1985年10月にワルシャワで行われた第11回ショパン国際コンクール。予選からソ連の17歳の若者スタニスラフ・ブーニンの存在感が抜きんでていたことが伝説となっています。
その実況録音から演奏の凄さと曲のポピュラリティをふまえ厳選し、1枚にまとめた決定版。いずれも自由奔放で輝く音色、小品でさえ聴き手を釘付けにするオーラに誰もが優勝を確信しました。収録された11曲すべてがまばゆく光り、その凄みは、38年を経た今日でもまったく色褪せないのが驚きです。
今回、当時のスタッフが最新技術でリマスタリング、驚きの音質向上が見られます。
(キングインターナショナル)
決定版 ショパン・コンクール・ライヴ
ショパン:
(1)ノクターン第5番嬰ヘ長調Op.15の2
(2)エチュード第12番ハ短調「革命」Op.10の12
(3)スケルツォ第4番ホ長調Op.54
(4)プレリュード第13番嬰ヘ長調Op.28の13
(5)プレリュード第14番変ホ短調Op.28の14
(6)プレリュード第15番変ニ長調「雨だれ」Op.28の15
(7)バラード第4番ヘ短調Op.52
(8)ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」Op.53
(9)マズルカ第23番ニ長調Op.33の2
(10)マズルカ第24番ハ長調Op.33の3
(11)マズルカ第25番ロ短調Op.33の4
スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)
録音:1985年10月/ワルシャワ・フィルハーモニーホール(ライヴ)