HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

今日8/23(水)は二十四節気の『処暑(しょしょ)』です。

 今日(8/23水)は二十四節気の『処暑』、歴書によれば、❝処暑は旧暦七月の申(さる)の月の中気で、新暦八月二十三日ごろになります。涼風が吹きわたる初秋のころで、暑さもおさまり、収穫の候も目前となります❞とありますが、今年は、全然当てはまりそうにありません。今日も関東地方は、35°Cの処が珍しくなく、これから一週間の予報でも、同様に35°Cの最高気温が予想されています。地球の気候は、勿論毎年同じではないですが、何万年オーダーでみると、寒冷期(氷期)と温暖期(間氷期)を周回するかの如くです。その周期は約10万年と見られ、原因は①日射量変動、②温室効果ガスの増加などに依ると見なされています。現在は間氷期に入っていて、それにしてもこの7月8月は特に暑かったですね。気象庁によれば、関東地方でも平均1.5°C~2.0°C高かったそうです。この傾向は向こう10日間予報でも変わらず、暑い日が続くといいますから、❝処暑❞即ち暑さを処置する=暑さを止める という言葉は宙に浮いてしまいました。暑さの山場どころでは有りません。現在は約1~2万年前に始まった間氷期の最中と考えられており、この暑さでは、早く氷期が来てくれないかなどと無駄な妄想的願いまでしてしまいそう。直近の氷期が終ったのは、約1万年前で100年間かけて氷河期を脱したと謂われますから当分は寒くなる見込みはないのではと思われるのですが、ですが、何と2030年ころには寒冷期に入ると予測する科学者もいる様です。要するに現在の人類は、まだまだ地球規模の予測を正確に行う技術も能力も十分に身に着けていないのではないでしょうか。何が何だか分からないと言った方が妥当かも知れません。

 立秋の日(8/8)に次の歌を引用しましたが、その後二週間、その様な風は微塵も感じませんでした。

『秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる』《古今集・藤原敏行》

今日、処暑の日に至り、むしろ次の歌の方が、秋到来の疑問の心にピッタシです。

『夏秋と 行き交う空の通い路は 片辺(かたえ)涼しき風や吹くらむ』《新古今集・凡河内躬恒》

夏と秋と入れ替わるこの時期に、夏風の通り道に対して秋風の通り道が空にはあるのだろうか?(いやまだ無いのでしょう。夏風のみが幅を利かせていますから)と、今日的解釈が出来るのも面白いです。

 

 飛行機に乗って空の上に行き確かめたい位。昔ラジオ番組の『JET STREAM(ジェットストリーム)』を聞いていたことを思い出しました(今でも放送しているのかな?)


❝はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は、たゆみない宇宙の営みを告げています。満点の星をいただく果てしない光の海を、ゆたかに流れゆく風にこころを開けば、きらめく星座の物語も聞こえてくる・・・❞というナレーションが懐かしい。きっと上空に行けば、秋風の流れを感じ取ることが出来るに違いありません。