HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

『グラスハープ&ギター』コンサート

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 表記のコンサートは、「グラスハープ」という名前は知っていたもの、これまで聴いたことの無い楽器に関してです。その珍しい演奏会を、横浜市内の近場の会場でやるということを知り、一度聴きに行こうと思いました。同日(8/1)の夕方はしんゆりでフェスタサマーミューザの演奏会を聴きに行く予定ですが、グラスハープは午前中のコンサートで昼過ぎには終わるそうなので、梯子して聴くことにしたのです。

【日時】2021.8.1.(日)11:00~

【会場】旭区文化会館サンハート音楽ホール

【出演】大橋エリ(グラスハープ)

    後藤郁夫(伴奏ギター)

【曲目】

①ディズニー・ピノキオより『星に願いを』

②バッハ『主よ人の望みの喜びよ』

③久石譲『風の通り道』(伴奏エレキギター持替え)

④高野辰之作詞・岡野貞一作曲『古里』

⑤『ピクニック』

⑥ホルスト『ジュピター』より

⑦パッフエルベル『カノン』

【演奏の模様】

開演ギリギリに会場に入ったら、100席程の座席はほぼ満杯でした。何とか空席を探し座ったらすぐ開演のベルがなり、若い綺麗なお姉さんと中年男性が、登壇しました。

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グラスハープ演奏する大橋さんは、マイクを握り、元々はマリンバなどのパーカッション奏者だったことなど話し出しました。大橋さんは我が国では数少ないグラスハープ演奏の第一人者の様です。略歴を以下に転載しておきます。

【大橋エリ略歴】

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国立音楽大学器楽学科打楽器専攻卒業。

2005年よりグラスハーピストとして、ホテル、ショー、教育機関、ワークショップ、コンサート、レコーディング、TV、CM、映画出演など全国で精力的に活動。

2008年、ポリスターレコードよりerimba with HARCOとしてマリンバカバーアルバム「MARICOVER」でメジャーデビュー。

2015年4月〜、琉球ガラス村TVCM、キリンビール大学WebCMに出演。

2015年7月、キングレコードよりソロアルバム『ファンタジック☆グラスハープ』でメジャーデビュー。

NHKスーパーハイビジョンシアター『gift』水の精役出演、劇団キャラメルボックス『無伴奏ソナタ』、アニメ『ユーリ!!! on ICE」『3月のライオン』、ドラマ『エンジェル・ハート』劇伴、「ゆず」アルバム『TOWA』など多数のレコーディングにグラスハープ演奏にて参加。

NHK総合『MUSIC JAPAN』、『ひるまえほっと』、Eテレ『ひみつのちかランド』、『ムジカ・ピッコリーノ』、日テレ『世界番付』、テレ朝『ならデキ』、NHK総合『バナナ⭐︎ゼロミュージック』、日テレ『The Music Day』の嵐VSアルフィーのグラスハープ対決、東京MX『エクストリームBeauty』などメディア出演多数。

2016年11月、キングレコードより2ndアルバム『Glass harp Christmas』をリリース。

2017年10月、ももいろクローバーZ『Over40武道館ライブ』にソロ演奏でゲスト出演。

2018年1月10日、キングレコードより3rdアルバム『星と花と…グラスハープ・ヒーリング』をリリース。

【後藤郁夫略歴】

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1974年11月19日生まれ A型 東京都町田市出身幼少よりピアノ教師の母にピアノを、中学より石平修テン音楽など様々な音楽形態を学ぶ中、96年ドラマ『静かなるドン』ギタリスト役での出演を皮切りにプロ活動を開始。今田勝ナウイン、カルロス菅野singなどのバンドへ参加。2000年〜2005年までNHK教育テレビ『みんなの広場だ!わんパーク』『夢りんりん丸』にてレギュラーバンドとして出演し作・編曲・バンドマスターを担当。現在はフリーのギタリストとしてラテン、ジャズ、ポップスなど、幅広いジャンルのライブサポートや作編曲などで精力的に活動中。

 グラスハープの音は、音量は小さいのですが、柔らかで幻想的で、演奏会の副題のとおり「魔法の音色」でした。(小さいグラスの高音はやや金属音ポイところも若干感じましたが。)

大橋さんは演奏の合間にマイクを握り、様々楽しそうな話をしていました。この楽器はワイングラスの様なグラスを様々な大きさの物を買い求め、その音をチューニングして低音から高音までグラスの縁を指でこすることによって音を出し演奏するものです。 中世以降モーツアルトの時代にも流行していたそうなのです。音階を揃えるのが大変とのこと。低音は大きいグラスなので丁度したものが無い時には中に水を少し入れて音階を出すそうです。もともと音大を出たマリンバ奏者だったそうなのですが、一度グラスハープの音を聴いてから、魅了され練習するうちに益々本格的になって来て今では日本で数少ない演奏家になったという話でした。

 右手と左手で高音、低音の両方を同時に出して、オルガン(音はまったく違いますが)的な演奏もしていました。速い曲は無理でしょうけれど、非常に風変わりな音で、ちゃんとその曲だと分かる演奏でした。⑤の「ピクニック」など、指で擦るだけでなく指先の爪で弾いたり、耳かき様の小さなバチで打って音を出したりいろいろな演奏法があるみたいです。演奏会はコロナでかなり少なくなったそうですが、小学校や低学年の子たちに特別授業の様な形で演奏することも多いとのこと。又演奏したCDもリリースしたそうです。最後にパッフェルベルのカノンを演奏していましたが、非常に優しい音色でまた時にギターが力強い音を出して演奏にアクセントを付けたり、にこにこマークや花丸が沢山付けたくなるコンサートでした。尚、アンコールとして、グラスハープとは全く異なる楽器、「カリンバ」という小さい楽器を取り出し、それに関する説明と曲の演奏をしていました。

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カリンバ

何んとも不思議な小さい小さい音(電気的に増幅器に接続されていた様です)を立てていました。価格も安くコロナ禍の巣ごもり生活で自分の癒しのため購入し、曲を弾いている人が増えているそうです。今度アマゾンか楽天でも見てみましょう。