HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

第56回クリスマス音楽会「メサイア」(続き)

【演奏の模様】(続き)

「メサイア」は合唱曲ですから、弦楽五部(5-2-5-2-1)管楽器Ob. Fg.Trmp.の他Celes.. Cemb.小太鼓と管弦が小規模なのに対し、合唱団は男声26人、女声39人計65人の結構な規模でした。
f:id:hukkats:20231212183318j:image

 全三部構成、約二時間半演奏、休憩一回(一部と二部の間)で、ソリストはAlt.の代わりにC-tenor.が入りました(他にSop. Ten. Bar.)。

画像

左から中嶋(Ten.)大塚(指揮) 藤崎(Sop.)萩原(Bar.) 青木(C-Ten.) の各氏

指揮の大塚氏は東京藝大教授(古楽)です。

以下演奏及び歌の順に沿って記します。

 

〚PART ONE〛

No.1  Symphony

    ↳ 懐かしい古風溢れる旋律が流れ出しました。管弦の規模は小さいですが、中央前から数席目なので、しっかりとしたアンサンブルを認知出来ました。弦楽のフーガ的遷移も順調。

No.2   Accompagnato(Tenor)

Comfort ye, comfort ye my people, saith your God.

  一個一個の発音がクリアには聞こえなかった。

Speak ye comfortably to Jerusalem,

 ↳人口に膾炙した前奏旋律に続き、歌うTen.は、ここでの意味合いが後の全編に及ぶという前提を、良く理解して叫ばないと「Cry」の意義がかすんでしまう。

and cry unto her, that her warfare is accomplished, that her iniquity is pardoned. The voice of him that

                      ↳赤字部分をしっかりと力を入れた発声が欲しっかった。

crieth in the wilderness, Prepare ye the way of the Lord; make straight in the desert a highway for our God.

No. 3 Air (Tenor) VWH

Every valley shall be exalted, and

  軽快なオケの旋律に乗って速いテンポで歌うが、切れが余り良くないし、繰り返しの xa のコロラトューラの歯切れが悪かったevery mountain and hill made low: the crooked straight, and the rough places plain:

No. 4 Chorus

ここで初めて合唱が入りました。男声、女声ともに2グループに分かれ、四声部の合唱で歌われました。先ず低い方から女声2→男声1→四声→男声1→男声2→女声→男声といった具合の輪唱で、大変美しくハモっていました。ここまでのソリストの歌がいま一つだったので合唱が生き生きと聞こえました。歌詞は短いですが何回も繰り返し部が多く結構長い合唱でした。神(=キリスト)の栄光が現われることの賛歌です。⤵

And the glory of the Lord shall be revealed, and all flesh shall see it together: for the mouth of the Lord hath spoken it.

 

No. 5 Accompagnato (Bass)

   ↳この語句は No2でも出て来た、オペラだと良く見る「レチタティーヴォ」という単語で、所謂ナレーターの説明みたいなものです。渋い響きのオケの調べで始まりすぐに歌に移行しました。

Thus saith the Lord of Hosts; Yet

   ↳ここで初めてバス(バリトン)の登場です。萩原さんは、声量も有り深い分厚さもある声質の歌を披露しました。立ち上がりからこれは行けるという期待を持った。

once, a little while, and I will shake the heavens, and the earth, the sea, and the dry land; And I will shake all nations, and the desire of all nations shall come:

 上記赤文字の母音部のコロラチュールも良く出来ていました。

The Lord, whom ye seek, shall suddenly come to His temple, even the messenger of the Covenant, whom ye delight in: behold, He shall come, saith the Lord of hosts.

No. 6 Air (Alto)

 ここではアルトに代わるカウンターテナー(c-tenor)の青木さんが登場です。c-tenはこれまで他の歌手で何回か聴いていますが、スムーズな発声と安定性が無いと、聴いていていい気分の声質とは思えなくなります。短いパッセッジでしたが、立ち上がりだったせいか、残念ながら声がかすれ気味の箇所も有りいいとは思えませんでした。⤵

But who may abide the day or His coming, and who shall stand when He appeareth? For He is like a refiner's fire.

No. 7 Chorus

And He shall purify the sons or Levi, that they may offer unto the Lord an offering in righteousness.

 女声から始まり→男声→女声と繋ぐ輪唱の合唱はしっかり決めていました。

Recitative (Alto)

Behold, a virgin shall conceive, and bear a son, and shall call his name Emmanuel,"God-with-us"

 ↳まだまだ声が十分出ていない感じのC-ten.

 

No. 8 Air and Chorus (Alto)

O thou that tellest good tidings to Zion, get thee up into the high mountain, O thou that tellest good tidings to Jerusalem, lift up thy voice with strength, lift it up, be not afraid, say unto the cities of Judah, Behold

your God!  

 arize,shine ;for thy light iscome ,and the glory of the Lord is risen upon thee.

            ⤵

 ここのNo.8に来て C-ten.の青木さんは、初めて安定的な歌声を出し始めたと思いました。殊にこの最後のパッセッジはOKでした。続く合唱もこの最後の部分の輪唱で清透な響きがありました。 

No. 9 Accompagnato (Bass)

Fur, behold, darkness shall cover the earth, and gross darkness the people: bat the Lord shall arise upon thee, and His glory shall be seen upon thee. And the Gentiles shall come to thy light, and kings to the brightness of thy rising

No. 10 Air (Bass)

The people that walked in darkness have seen a great light: and they that dwell in the land of the shadow of death, upon them hath the light shined.

No. 11 Chorus

For unto us a Child is born, unto us a Son is given, and the government shall be upon His shoulder, and His Name shall he called Wonderful, Counsellor. The Mighty God, The Everlasting Father, The Prince of Peace.

No. 12 Pifa

 この12で初めてSop.の藤崎さんが登場、赤いドレスで文字通り紅一点でした。

     

Recitative (Soprano) 

There were shepherds abiding in the field, keeping watch over their flock by night.

 ↳まだ喉が潤っていないのか滑らかな歌唱とは言い難いものでした。

 ところが次のNo13.を藤崎さんが歌うのが聞こえなかったのです。??一瞬居眠りをかいたかな?でもズート眠くはなかったし、ヒョットして間引いた?いやそんなことは無いでしょう?

配布資料の(Soprano)  が間違いかな?

       ↓

No. 13 Accompagnato (Soprano)

And in, the angle of the Lord came upon them, and the glory of the Lord shone round about them, and they were sore afraid

Recitative (Soprano)

And the angel said unto them, Fear not: for, behold, I bring you good tidings of great joy, which shall be to all people. For unto you is born this day in the city of David a Saviour, which in Christ the Lord.

No. 14 Accompagnato (Soprano)

And suddenly there was with the angel a multitude of the heavenly host praising God, and saying.

 

No. 15 Chorus

この辺りだったと思いますがバンダのトランペット(Trmp.)が鳴り響き華やかに神への栄光を歌い上げたのでした。

Glory to God in the highest, and peace on earth, good will towards men.

No. 16 Air (Soprano)

ソプラノの藤崎さんはこの辺りになると詠唱はかなり改善された歌い振りでしたが、コロラトューラはいま一つの感じを受けました。      ↓

Rejoice greatly, O daughter of Zion; shout, O daughter of Jerusalem: behold, thy King cometh unto thee, he is the righteous Saviour, and He shall speak peace unto the heathen:

Recitative (Alto)

Then shall the eyes of the blind be opened, and the ears of the deaf unstopped. Then shall the lame man leap as an hart, and the tongue of the dumb shall sing.

No. 17 Duet (Alto, Soprano)

He shall feed his flock like a shepherd: and He shall gather the lambs with His arm, and carry them in His bosom, and gently lead those that are with young.

Come unto Him, all ye that labour and are heavy laden, and He will give you rest.

Take His yoke upon you, and learn of Him, for He is meek and lowly of heart and ye shall find rest unto your souls.

No. 18 Chorus

His yoke is easy, and His burthen is light.

----------------------------------------

 以上雑駁でしたが、四人のソリスト及び合唱の《第一部》の演奏を例に挙げ、自分の耳で感じたことを書きました。的外れな処も有るかも知れません。(《第二部》《第三部》に関しても自分のメモと記憶には様々なことが残っていますが、今回は割愛します)

 この第一部の最後の青木さんと藤崎さんの二重唱では、前半をC-ten.の青木さん、後半をSop.の藤崎さんが歌う掛け合いのデュエットでした。青木さんには安定性がより高まり、藤崎さんも良く声が出て来たと思いました。

演奏の詳細については以上の第一部に留め、文末には第一部の和訳、それから第二部、第三部の歌詞及び和訳を掲載するにとどめます。

 結論的には、二部三部と回が進むにつれてソリストの調子も上がり(喉が潤ってきて滑らかになったのでしょう)、又合唱は最後まで神聖とまで言える響きを轟かせ、管弦楽は小編成ながらも場面場面で、力を発揮して存在感のある演奏をしていました。特にVn.部門の安定性、又たった二人のVc.と一人のCb.でしたが、そのずっしりとした低音の響き、チェンバロもオルガンも地味だったけれど継続的な安定性のある出音、また特筆すべきはTrmp.とスネアのインパクトある演奏、Ob.もあったと思うのですが、アンサンブルを助け、何にも増してこれ等全体を最初から最後までコンスタントな動きで指揮指導していた大塚さん、全くいい音楽を年の瀬に聴かせて頂き感謝、感謝です。最後は会場から大きな拍手に迎えられ、アンコールまで演奏されました。「ハレルヤコーラス」でした。二回聴けたなんて

最高!!

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

〚第一部〛

No.1    シンフォニー

No.2    レチタティーヴォ (テノール)

「慰めよ、わたしの民を慰めよ」と、あなたたちの神 は言われる。エルサレムに語りかけ、そして呼びかけ よ。「苦役の時は今や満ち、その答は償われた。」と。 呼びかける声がある。「主のために、荒れ野に道を備え、 わたしたちの神のために、荒れ地に広い道を通せ。」

No.3 アリア (テノール)

「すべての谷は身を起こし、すべての山と丘は身を低 くせよ。険しい道は平らに、狭い道は広い谷となれ。」

No. 4 合唱

主の栄光がこうして現れるのを、肉なる者は共に見る。 主の口がそう宣言されたのである。

No.5 レチタティーヴォ (バス)

万軍の主はこう言われる、「わたしは、間もなくもうー 度、天と地を、海と陸地を揺り動かす。

諸国の民をことごとく揺り動かし、諸国のすべての民 に財宝をもたらす」と。

あなたたちが待望している主は、突如、その聖所に来 られる。あなたたちが喜びとしている契約の使者、「見 よ、彼が来る」と万軍の主は言われる。

No. 6 アリア (アルト)

だが、彼の来る日に誰が身を支えうるか。彼の現れる とき、誰が耐えうるか。彼は精錬する者の火のようだ。

No.7 合唱

彼はレビの子らを清める。彼らが主に献げ物を正しく ささげる者となるためである。

レチタティーヴォ (アルト)

見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み、その名を インマヌエルと呼ぶ。この名は、「神は我々と共におら れる」という意味である。

 

No.8 アリアと合唱 (アルト)

福音をシオンに伝える者よ、高い山に登れ。福音を

ルサレムに伝える者よ、力を振るって声をあげよ。声 をあげよ、恐れるな。ユダヤの町々に告げよ、「見よ、 あなたたちの神を」と、

起きよ、光を敗で、あなたを照らす光は昇り、主の家 元はあなたの上に輝いているから。

No.9 レチタティーヴォ (バス)

見よ、は地を覆い、暗黒が国々を包んでいる。

しかし、あなたの上には主が輝き出で、主の栄光があ なたの上に現れる。国々はあなたを照らす光に向かい、 王たちは射し出でるその輝きに向かって歩む。

No. 10 アリア (バス)

闇の中を歩む民は、大いなる光を見、死の陰の地に住 む者の上に、光が輝いた。

No. 11 合唱

ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひ とりの男の子がわたしたちに与えられた。権威は彼の 肩にある。その名は、「驚くべき指導者、力ある神、水 遠の父、平和の君」と呼ばれる。

No. 12 ビファ (田園曲)

レチタティーヴォ (ソプラノ)

その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の 群れの番をしていた。

No. 13 レチタティーヴォ (アルト)

すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らし たので、彼らは非常に恐れた。

レチタティーヴォ (ソプラノ)

天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えら れる人きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなた がたのために救い主がお生まれになった。この方こそ 主なるキリスト(メシア)である。」

No. 14 レチタティーヴォ (ソプラノ)

すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を讃美して言った。


No. 15 合唱

「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和。 御心にかなう人々にあれ。」

No. 16 アリア(ソプラノ)

シオンの娘よ、大いに喜べ。エルサレムのよ、歓呼 の声をあげよ、見よ、あなたの王が来る。彼は義なる 救い主であり、諸国の民に平和を告げる。

レチタティーヴォ (アルト)

そのとき、見えない人の目が開き、聞こえない人の耳 が開く。そのとき、歩けなかった人が鹿のように躍り 上がり、口の利けなかった人が喜び歌う。

No. 17 二重唱(アルト・ソプラノ)

主は羊飼いとして群れを養い、酢腕をもって集め、小 羊をふところに抱き、その母を導いて行かれる。疲れ た者、重荷を負う者は、だれでも主のもとに来なさい。 主はあなたがたを休ませてくださるであろう。主は柔 和で誰選な方写あるから、主のを負って主に学びな さい。そうすれば、あなたがたの魂は安らぎを得られ

No. 18 合唱

主の観は負いいやすく、主の荷は軽い。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〚PART TWO〛

No. 19 Chorus

Behold the Lamb of God, that taketh away the sin of the world.

No. 20 Air (Alto)

He was despised and rejected of men: a man of sorrows, and

acquainted with grief:

He gave His back to the smiters, and His cheeks to them that plucked off the hair: He hid not His face from shame and spitting.

No. 21 Chorus

Surely He hath borne our griefs, and carried our sorrows: He was wounded for our transgressions, He was bruised for our iniquities: the chastisement of our peace was upon Him;

No. 22 Chorus

And with His stripes we are healed.

No. 23 Chorus

All we like sheep have gone astray; we have turned everyone to his own way, and the Lord hath laid on Him the iniquity of is all

No. 24 Accompagnato (Tenor)

All they that see Him laugh Him to scorn: they shoot out their lips, and shake their heads, saying,

No. 25 Chorus

He trusted in God that He would deliver Him: let Him deliver Him, if He delight in Him.

No. 26 Accompagnato (Tenor)

Thy rebuke hath broken His heart; He is full of heaviness: He looked for some to have pity on Him, but there was no man; neither found He any to comfort Him.

No. 27 Arioso (Tenor)

Behold, and see if there be any sorrow like unto his sorrow.

No. 28 Accompagnato (Tenor)

He was cut off out of the land of the living: for the transgression of Thy people was he stricken

 

No. 29 Air (Tenor)

But Thou didst not leave His soul in hell; nor didst Thou suffer Thy Holy One to see corruption.

No. 30 Chorus

Lift up your heads, O ye gates; and be ye lift up, ye everlasting doors, and the King of Glory shall come in.

Who is this King of Glory? The Lord strong and mighty, the Lord mighty in battle.

Lift up your heads, O ye gates; and be ye lift up, ye everlasting

doors; and the King of Glory shall come in.

Who is this King of Glory? The Lord of Hosts. He is the King of Glory.

Recitative (Tenor)

Unto which of the angels said He at any time. Thou art my Son, this day have I begotten thee?

No. 31 Chorus

Let all the angels of God worship Him

No. 32 Air (Alto)

Thou art gone up on high, Thou hast led captivity captive: and received gifts for men: yea, even for Thine enemies, that the Lord God might dwell among them.

No. 33 Chorus

The Lord gave the word: great was the company of the preachers.

No. 34 Air (Soprano)

How beautiful are the feet of them that preach the gospel of peace and bring glad tidings of good things!

No. 35 Chorus

Their sound is gone out into all lands, and their words unto

the ends of the world.

No. 36 Air (Bass)

Why do the nations so furiously rage together: why do the people imagine a vain thing? The kings of the earth rise up, and the rulers take counsel together, against the Lord, and against His Anointed.

No. 37 Chorus

Let us break their bonds asunder: and cast away their yokes from us.

 

Rectative (Tenor)

He that dwellish in heaven, shall langh them to worm the Land shall have them in dernien.

No. 38 Air (Tenor)

Thou shalt break them with a rod of iron, thou shalt dash them in pieces like a potter's vessel

No. 39 Chorus

Halleluwah: for the Lord God omnipotent reigneth The kingdom of this world is become the kingdom of our Lord, and of His Christ; and He shall reign for ever and ever. King of Kings, and Lord of Lords

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

〚第二部〛

No. 19 合唱

「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。」

No. 20 アリア(アルト)

彼は軽蔑され、人々に見捨てられ、多くの痛みを負い、 病を知っていた。

彼は彼を打とうとする者にその背中をまかせ、彼のひ げを抜こうとする者にはその頬をまかせた。彼は顔を 隠さすに、嘲りと瞳を受けた。

No. 21 合唱

彼が担ったのは、わたしたちの嘆き、彼が負ったのは、 わたしたちの悲しみであった。彼が刺し貫かれたのは、 わたしたちの背きのためであり、彼が打ち砕かれたの は、わたしたちののためであった。彼の受けた態ら しめによって、わたしたちに平和が与えられ、

No. 22 合唱

彼の受けた傷によって、わたしたちはいやされた。

No. 23 合唱

わたしたち羊の群れは、道を誤り、それぞれの方角に 向かって行った。そのわたしたちの罪をすべて主は彼 に負わせられた。

No. 24 レチタティーヴォ (テノール)

彼を見る人は皆、彼を嘲笑い、唇を突き出し、頭を振 りながら言う。

No. 25 合唱

「彼は、神が彼を救ってくれると信じていた。神が彼に 心をかけているのなら、神が彼を救い出せばよい」と。

No. 26 レチタティーヴォ (テノール)

嘲りに彼の心は打ち砕かれ、彼は絶望に耐えかねた。 彼はいたわってくれる者を捜し求めたが、ひとりもな く、慰めてくれる者も見つけることができなかった。

No. 27 アリア (テノール)

目を留めよ、よく見よ。これほどの痛みがあったろう か。主を責めるこの痛みほどの。

No. 28 レチタティーヴォ (テノール)

彼は、彼の民の背きのゆえに打たれて、命ある者の地 から断たれたのだ。

No. 29 アリア (テノール)

しかし、あなたは彼の魂を陰府に渡すことなく、あな たのしみに生きる者に墓穴を見せなかった。

 


No. 30 合唱

城門よ、頭を上げよ。とこしえの門よ、身を起こせ。

栄光に輝く王が来られる。

栄光に輝く王とは誰か。強く雄々しい主、雄々しく戦 われる主。

城門よ、頭を上げよ。とこしえの門よ、身を起こせ。

栄光に輝く王が来られる。

栄光に輝く王とは誰か。万軍の主、主こそ栄光に輝く

レチタティーヴォ (テノール)

神は、かつて天使たちのだれかに、「あなたはわたしの 子、わたしは今日、あなたを産んだ」と言われたこと があっただろうか。

No. 31 合唱

「天使たちは皆、神を礼拝せよ。」

No. 32 アリア (アルト)

あなたは高い天に上り、人々をとりことし、人々を育 ぎものとして取り、背く者も取られる。主なる神がそ こに住まわれるためである。

No. 33 合唱

主は約束をお与えになり、大勢の伝導者が福音を告げ る。

No. 34 アリア(ソプラノ)

平和の福音を説き、それを伝える者の足は、なんと美 しいことか。

No. 35 合唱

「彼らの声は全地にひびきわたり、その言葉は世界の 果てにまで及ぶ。」

No. 36 アリア (バス)

なにゆえ、国々は狂おしく騒ぎ立ち、人々はむなしい 夢を抱くのか。なにゆえ、地上の王は構え、支配者は 結束して主に逆らい、主の油注がれた方に逆らって言 うのか。

No. 37 合唱

「我らは、稲をはずし、糖を切って投げ捨てよう」と。

 

レチタティーヴォ (テノール)

天に住まわれる方は、彼をし、主は彼らをあざ けられるであろう。

No. 38 アリア (テノール)

お前は鉄の杖で彼らを打ち、陶工が器を砕くように砕くであろう。

No. 39 合唱

ハレルヤ、全能者であり。わたしたちの神である主が 王となられた。この世の国は、われらの主と、そのメ シアのものとなった。主は世々限りなく続される。 「王の中の王、主の中の主。」

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〚PART THREE〛

 

No. 40 Air (Soprano)

1 know that my Redeemer lives, and that He shall stand at the latter day upon the earth: And though worms destroy this body, yet in my flesh shall I see God. For now is Christ risen from the dead, the first fruits of them that sleep.

No. 41 Chorus

Since by man came death, by man came also the resurrection of the dead. For as in Adam all die, even so in Christ shall all be made alive.

No. 42 Accompagnato (Bass)

Behold, I tell you a mystery. We shall not all sleep, but we shall all be changed. In a moment, in the twinkling of an eye at the last trumpet:

No. 43 Air (Bass)

The trumpet shall sound, and the dead shall be raised

incorruptible, and we shall be changed. For this corruptible must put on Incorruption, and this mortal must put on immortality.

Recitative (Alto)]

Then shall be brought to pass the saying that is written, Death in swallowed up in victory.

No. 44 Duet (Alto, Tenor)

O death, where in thy sting? O grave, where is thy victory? The sting of death is sin, and the strength of sin is the law.

No. 45 Chorus

But thanks be to God, who giveth us the victory through our Lord Jesus Christ.

No.46 Air (Soprano)

If God be for us, who can be against us? Who shall lay anything to the charge of God's elect? It is God that justifieth.

Who is he that condemneth? It is Christ that died, yea rather, that is risen again, who is at the right hand of God, who makes intercession for us.

No.47 Chorus

Worthy is the Lamb that was slain and hath redeemed us to God by His blood to receive power, and riches, and wisdom, and strength, and honour, and glory, and blessing. Blessing, and honour, glory, and power, be unto Him that sitteth upon the throne, and unto the Lamb for ever and ever. AMEN.

 

--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

〚第三部〛

No. 40 アリア(ソプラノ)

わたしは知っている。わたしを買う方は生きておら れ、ついには地の上に立たれるであろうことを。この 肉体が滅びようとも、わたしはこの身をもって神を仰 ぎ見るであろう。なぜならば、実際、キリストは死者 の中から復活し、眠りについている人たちの初とな られたからだ。

No. 41 合唱

死がひとりの人によって来たのだから、死者の復活も ひとりの人によって来るのだ。つまり、アダムによっ てすべての人が死ぬことになったように、キリストに よってすべてのが生かされることになる。

No.42レチタティーヴォ (バス)

わたしは、あなたがたに神秘を告げよう。わたしたち は皆、眠りにつくわけではない。わたしたちは皆、今 とは異なる状態に変えられる。最後のラッパが鳴ると ともに、たちまち、一瞬のうちに。

No. 43 アリア (バス)

ラッパが鳴ると、死者は復活して朽ちない者とされ、 わたしたちは変えられる。なぜなら、この朽ちるべき ものが朽ちないものを着、この死ぬべきものが死なな いものを必ず着ることになるからである。

レチタティーヴォ (アルト)

そのとき、次のように書かれている言葉が実現するの です。「死は勝利にのみ込まれた。」

No. 44 二重唱(アルト・テノール)

「死よ、お前のとげはどこにあるのか。死よ、お前の 勝利はどこにあるのか。」 死のとげは罪であり、の力 は律法である。

No. 45 合唱

しかし、わたしたちの主イエス・キリストによって たしたちに勝利を賜る神に、感謝しよう。

No. 46 アリア(ソプラノ)

もし神がわたしたちの味方であるならば、だれがわた したちに敵対できますか。 だれが神に選ばれた者たちを訴えるでしょうか。人を 義としてくださるのは神なのです だれがわたしたちを罪に定めることができましょう。 死んだ方、否、むしろ、復活されたイエス・キリスト が、神の右に座っていて、わたしたちのために執り成 してくださるのだ。

No. 47 合唱

着られて、その血により、わたしたちの罪をあがなっ てくださった小羊こそは、力、高、知恵、威力、誉、 栄光、そして讚美を受けるにふさわしい。玉座に座っ ておられる方と小羊とに、讚美、營れ、栄光、そして 力が、世々限りなくありますように。

アーメン。