横浜5月後半の天気
関東地方、特に住まいのある横浜では、先月(五月)下旬以降、曇りや雨の日のぐずついた天気の日が多く、6月4日までに「梅雨(つゆ)入り」宣言のあった関西地方等に引き続き、いつ宣言があるか注目していました。今日(6/7日曜)11時、気象庁が ❝東海地方と関東地方が梅雨入りした模様 ❞と発表しました。残すは、北陸と東北地方のみです。(北海道は、梅雨が無いみたい)
暦の上では、6月11日(木)は、雑節の『入梅(にゅうばい)』です。暦書によれば、 ❝太陽黄経が八十度に達するときのことで、二十四節気の夏至(げし)を中心として約三十 〜四十日間梅雨(つゆ)の期間に入ります。この雨期に入った最初の日を『入梅(にゅうばい)』と言いい、新暦六月十一日ごろにあたります。

(hukkats 注:黄経とは、地動説の見方でなく、天動説の見方で、太陽が天球上を通る経路(黄道)を等角に分割した座標です。特に春分点を座標ゼロとして360度に当分したものを言うのです。因みに黄経90度は、夏至です。もう少しです。) 天候の実際の経過から見ますと、必ずこの日から梅雨(ばいう)が降るとは限りません。なお、入梅の語源ですが、梅の実が熟するころに雨期に入るところからきているとされています。さらにまた、このころは湿度が高くなり、いろいろな物に黴(かび)が生えやすくなるところから『黴雨(ばいう)』と呼ばれる様になったという異説もあります。❞とあります。この様に暦法上の『入梅(にゅうばい)』は、「梅雨(つゆ)入り」とは異なり天気に左右されない、純粋に天体現象で決めているのです。
ところで、上記入梅の語源が「梅の実が熟するころ」とありますが、確かにこの頃になると、八百屋さんやスーパーの店頭には、梅の実が、顔を見せる様になります。昨日、家の上さんが、スーパーで、「青梅」を見掛け、購入してきました。これで、梅干や梅酒を漬けるのではなく、梅肉エキスを造るためです。
その作成方法は、単純に梅からエキスを絞り取り、煮詰めるだけなのですが、ちょと気を緩めると失敗してしまうので、上さんは、自分の母親から生前受け継いだ道具とノウハウによって作ります。
家内のリストアップしたメモによれば、〈注意点〉として、次の様な事項が書いてありました(レシピはその家、その家の秘伝の製法があるので、非公開とのことです)。
・青梅の出始めの真っ青な硬いもの、出来れば大粒の物を選ぶ(黄ばんだり赤色が付いているのは✕)。
・道具は、金属製は✕(強い酸性なので)。
・青梅の汁を扱うので、健康障害には細心の注意を払う。何故なら青梅の汁には、有毒の青酸関係の物質を含むため、出来るだけ飛沫が飛ばない様に。即ち、マスク、ゴム手袋、ゴーグル(眼鏡でも可)は必需。この毒は、汁からエキスを製造する過程で無毒化されます。
・汁を煮詰めるのは、極弱火で何時間も掛けて、焦らず煮詰めます。
家の上さんの話しでは、これまで焦って火を少し強くしたら、一瞬で吹きこぼれてしまい、失敗したこともあったそうです。
以下に製作過程の写真を、抜粋でアップしました。

出来上がった青梅エキス。

このエキスは、何十年経ってもカビが生えず、お腹の調子が悪い時(例えば下痢や痛い時)、夏負けでダルイ時他、気付けや眠気払い用にも使っています。