HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

花房晴美 室内楽シリーズ Vol.2 -パリ・音色の世界-

f:id:hukkats:20260306183046j:image

【日時】2026.3.5.(木)19:00〜

【会場】東京文化会館小ホール

【出演】

◯ピアノ:花房晴美

〈Profile〉 
    桐朋女子高校を首席卒業後、フランス政府給費留学生として、パリ国立高等音楽院に留学・首席卒業した実力派ピアニスト。シフラ、ヴィオッティなど国際コンクールで多数上位入賞し、フランス近代作品の解釈で高い評価を獲得。欧州、アジア、米国で公演を行うほか、実妹とのデュオ活動や後進の指導にも尽力している。 
パリ国立音楽院へ留学、首席で卒業。
コンクール受賞歴: シフラ国際コンクール2位(1位なし)、ヴィオッティ国際コンクール3位(1位なし)、エリザベート国際コンクール入賞(作曲家賞も受賞)、ボルドー音楽祭金メダルなど。
演奏活動: 欧州、アジア、米国でオーケストラ共演やリサイタルを行う。2011年にはニューヨーク・カーネギーホールでデビュー公演。
得意分野・レコーディング: フランス作品(ラヴェル、ドビュッシーなど)を得意とし、多数のCDが国際的に絶賛されている。
教育・その他: エリザベト音楽大学大学院特任教授を務める。実妹・花房真美とのピアノデュオも展開。  
1996年よりエリザベト音楽大学で教鞭を執り、2010年からは東京文化会館で「パリ・音楽のアトリエ」シリーズを継続している。

 

◯ヴァイオリン:竹澤恭子

〈Profile〉 

 3歳からヴァイオリンを始め、桐朋女子高校音楽科在学中に第51回日本音楽コンクール第1位、併せてレウカディア賞、黒柳賞を受賞。1986年第2回インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで圧倒的な優勝を飾る。以来、“世界のKYOKO TAKEZAWA”として国際的スターダムを昇り続けている。
 これまで、ニューヨーク・フィル、ボストン響、シカゴ響、フィラデルフィア管、モントリオール響、ロンドン響、モスクワ放響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、バンベルク響、バイエルン放響、リヨン管、フィンランド放響、ローマ・サンタ・チェチーリア管、ロイヤル・コンセルトヘボウ管など、世界の主要オーケストラと共演。指揮者では、クルト・マズア、ズービン・メータ、レナード・スラットキン、シャルル・デュトワ、リッカルド・シャイー、ケント・ナガノ、クリストフ・エッシェンバッハ、ヘルベルト・ブロムシュテット、小澤征爾らと共演している。

 

◯ヴィオラ:田原綾子

〈Profile〉

 桐朋学園大学音楽学部卒業、同大学大学院修了。パリ・エコールノルマル音楽院とデトモルト音楽大学を首席で修了。これまでに藤原浜雄、岡田伸夫、ブルーノ・パスキエ、ファイト・ヘルテンシュタインらに師事。
第11回東京音楽コンクール第1位、第9回ルーマニア国際音楽コンクール優勝、第23回ホテルオークラ音楽賞ほか受賞多数。ソリストとして読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団等と共演。室内楽奏者としても国内外の著名なアーティストと多数共演、現代音楽にも意欲的に取り組んでおり、新作委嘱、初演も数多く行っている。
2015年度宗次エンジェル基金奨学生、15、16年度ローム ミュージック ファンデーション奨学生、第47回江副記念財団奨学生。19年度明治安田クオリティオブライフ文化財団海外音楽研修生。

◯チェロ:横坂源

〈Profile〉

 新潟市出身。桐朋学園女子高等学校(男女共学)を卒業後、ソリストディプロマ・コースを経て、シュトゥットガルト国立音楽大学、並びにフライブルク国立音楽大学で研鑚を積む。これまでに鷲尾勝郎、毛利伯郎、ジャン=ギアン・ケラスの各氏に師事。2002年全日本ビバホール・チェロコンクール史上最年少で第1位。2005年出光音楽賞、2008年齋藤秀雄メモリアル基金賞、2010年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位、
 豊かな音楽性やイマジネー ションが卓抜したテクニックで表現され、「力強く、豊かで、円熟した音色、そして高い集中力と、何よりも情熱的で生き生きとした演奏」(ハレール・タグブロット)など、各誌で絶賛されている。
 13歳で東京交響楽団とサン=サーンスのチェロ協奏曲共演を皮切りに、近年では、ドイツでWürth PhilharmonikerとS.スヴィリドフのチェロ協奏曲 『つばき』の新作委嘱・世界初演と東京交響楽団(齋藤友香理指揮)との日本初演、日本フィルハーモニー交響楽団(山田和樹指揮)とは、M.ルグランのチェロ協奏曲の日本初演を果たした。2021年2月、NHK交響楽団(尾高忠明指揮)とショスタコーヴィチのチェロ協奏曲、2022年1月には、東京都交響楽団(尾高忠明指揮)とエルガーのチェロ協奏曲を協演。2023年には野平一郎指揮「三善晃:チェロ協奏曲第2番『谺つり星』」に取り組むなど、目覚ましい躍進を続けている。
現在最も幅広い演奏活動を展開するチェリストの一人である。

 

◯コントラバス:加藤雄太

〈Profile〉

 桐朋学園大学卒業後、サイトウ・キネン・フェスティバル等で活躍する実力派コントラバス奏者。パシフィックフィルハーモニア東京(PPT)の首席奏者を務め、2025年退団後はフリーランスで室内楽やソリストとして精力的に活動中。都筑道子、西田直文らに師事。


【曲目】

①ラヴェル『ピアノ三重奏曲 イ短調』

(曲について)

 1914年に作曲されたモーリス・ラヴェルのピアノ三重奏曲 イ短調(M. 67)は、室内楽の傑作です。ラヴェルの母の故郷であるバスク地方の民族音楽の色彩と、彼特有の緻密な構成美が融合した作品として高く評価されている。 1915年1月、パリ で初演された。 

 

②メンデルスゾーン『ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49』

曲について)

 この曲は1839年9月23日に完成し、この年のライプツィヒで、発見されて間もなかったシューベルト交響曲第8番『ザ・グレート』などと共に初演された。この時はメンデルスゾーン自身がピアノヴァイオリンは友人のフェルディナンド・ダヴィッドが担当した。楽譜は1840年に一度出版されたが、その後ダヴィッドの助言を受けて第4楽章を中心に修正を加えて出版されたため2つの版が存在し、今日一般に演奏されるのは第2版の方である。ピアノの達人だったメンデルスゾーンらしく、演奏には高度な技巧を要する。

この曲を聴いたロベルト・シューマンは「ベートーヴェン以来、最も偉大なピアノ三重奏曲」だと評し、メンデルスゾーンを「19世紀のモーツァルト、最も輝かしい音楽家」だと称えた。

 

 

③シューベルト『ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.114 D667〈ます〉』

(曲について) 
    シューベルトが1819年、22歳の時に作曲し1829年に出版された室内楽曲の傑作です。第4楽章に自身の歌曲「鱒」の旋律を用いた変奏曲を持つためこの名で呼ばれる。ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという珍しい編成で、軽快で親しみやすい旋律が特徴。  
愛称の由来: 第4楽章が歌曲『鱒』(D 550)の主題に基づく

 

【演奏の模様】

 今回の演奏会では、花房さんの名前は存じていましたが、これまで聴いたことなく初めてでした。Cb.の加藤さんも初めてです。一方共演した、竹澤さん、田原さん、横坂さんは、いつだったか調べないと正確には覚えていないですが、これまで聴いた事が有ります。特に竹澤さんは、何年か前にはそのリサイタルを複数回聴いています。

 選曲された三曲は、何れも名曲と言っていい有名な室内楽ばかりでした。演奏順は当初の発表から変わり、ラヴェル、メンデルスゾーン、そしてシューベルトの順でした。

①ラヴェル『ピアノ三重奏曲 イ短調』

〇楽器編成 :Pf. Vn. Vc. 

〇全四楽章構成

I. Modéré

II. Pantoum, Assez vif

III. Passacaille, Très large

IV. Final, Animé

 

②メンデルスゾーン『ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49』

〇楽器編成:Pf.  Vn. Vc. 

〇全四楽章構成

I. Molto allegro agitato

II. Andante con moto tranquillo

III. Scherzo: Leggiero e vivace

IV. Finale: Allegro assai appassionato

 

 《20分の休憩》

 

③シューベルト『ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.114 D667〈ます〉』

◯楽器編成 Pf. Vn. Va Vc. Cb.(第2ヴァイオリンの代わりにコントラバスを使用)。

◯全五楽章構成

演奏時間は通常36分程度(第1楽章:9分強、第2楽章:約8分弱、第3楽章:4分強、第4楽章:8分弱、第5楽章:約7分)。

I. Allegro vivace

II. Andante

III. Scherzo: Presto

IV. Tema con variazioni: Andantino Allegretto

V. Finale: Allegro giusto

 

 上記三曲の演奏を聴いて、一番素晴らしいと思ったのは、③シューベルトの<ます>の演奏でした。前半の2曲は三人の演奏者の室内楽でしたが、この《ます》は前三者に加えヴィオラの田原さん、コントラバスの加藤さんが加わりました。順は前後しますが、この<ます>の演奏の模様から記します。

 

③シューベルト『ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.114 D667〈ます〉』

 第1楽章、弦楽奏中心のアンサンブルにPf.が合の手を入れ、弦楽はVn.中心のみならずVc.の調べに他弦が追従したり、ピアノの先行旋律に弦が追従したり、パッセジの終盤では五者の斉奏アンサンブルが良く溶け合って響かせたり、中でもかなりの部分Vn.の力強くも美しい調べが牽引力となるケースが目立ちました。前半の特に①の初盤ではやや本調子とは思えない箇所も散見された名手、竹澤さんですが、この曲になるとパワー全開と言った感じで、力強く若い奏者を引っ張っていたし、またコロコロと合いの手を美しく入れた花房さん、前半二曲における力一杯の強打健は影を潜め、アンサンブルに良く溶け込む演奏をしていました。特に終盤の弦楽奏に合の手を入れる打鍵は抑制的でもあり、呼吸のアウンの一致も絶妙と言った感じを受けました。

 第2楽章、冒頭から低音弦の伴奏の中、ゆったりとした花房さんのPf.の調べが広がり、次いで竹澤さんが同テーマをfollow、素晴らしい音を立てていました。弦楽奏のキザミ奏の中、淡々と音を紡ぐ花房さん、次いでVn.で掛け合う竹澤さん、両者の掛け合いはこの曲の素晴らしさを具現する見事な物。更にシューベルトはVa.とVc.の活躍の場も用意していて、田原さんと横坂さんも地味ながら低音域のいいアンサンブル演奏を見せて呉れました。

 第3楽章はチャチャチャチャ、チャチャチャチャ、とスケルツォ風のリズムを刻む力強い全楽全奏で開始、三弦楽の力の入った斉奏⇒Va.⇒Vc.⇒Va.等のフガート風の展開が力一杯され、全楽章でも同じなのですが、Cb.の地味だけれどいぶし銀の下支えの響きはいい仕事をしていました。後半のVn.からPf.を経由してVc.⇒Va.に至る緩やかな調べの玉突きもお面白し。

 

 第4楽章は曲名の<ます>の由来となった箇所ですので少し詳しく記します。歌曲を基としたテーマ奏が、Pf.を除いた四者によって、大人が普通に歩く様なテンポでスタート、強さは各自抑え気味のアンサンブルが良く溶け合っています。 心が安らぐ響き。続いてPf.の花房さんが入り、テーマソングを弾き始め、Vn.の竹澤さんが合の手を入れました。第1変奏の始まりです。すぐに他弦も参画、Va.は刻み奏、花房さんの音がとても美しい。竹澤さんは弓を一定間隔で上下し、Cb.はPizzicato奏、Vc.も弾いているのは見えますが、音が余り聞こえない。するとVc.がテーマのソロに転じ、明快にテーマをチェロらしい調べで響かせ始めました。第2変奏の始まりです。竹澤さんは、高音域の変奏をクネクネと響かせ、終盤ではVa.の俵さん、Cb.の加藤さんもテーマ奏に加わり、何回か繰り返しました。続くは第3変奏、Pf.が速い指捌きで、テーマの変奏をコロコロと転がし、この辺りは花房さんの腕の見せ処でした。

 こうしてテーマの急速な全楽器全力奏(以下全楽全奏と略記)等で進めた第4変奏、Vc.のゆったりとした低音の魅力を存分に発揮した第5変奏(ここでは、横坂さんの実力がいかんなく発揮された)、コーダに於ける歯切れの良い竹澤さんと横澤さんの掛け合いに、珠の様な合の手を入れた花房さんの第6変奏、又Cb.の加藤さんの下支えあってこそ、全体的にズッシリ感が加わった演奏など、言うことない見事な演奏でした。

 また別な目で見れば、フィシャー・ディスカウの歌う鱒より、自分としては、こちらの曲の方が好きですね。人間が歌うと人間の性状まで歌の言葉で暴露されるのに対し、器楽奏ではあくまで澄み切った水の中を泳ぎ動く鱒たちが目に浮かぶような清涼感が強く、水の中で蠢く魚と漁をする人間の営みとの相関性も露骨でなく洗練された雰囲気に表現出来たと思います。シューベルトは、歌曲では事足らなかった表現の美しさを、器楽演奏で表したかったから歌曲をこの曲に引用、活用したのでは?と思いました。

さて順番は前後しますが、次に前半の①ラヴェルと②メンデルスゾーンのピアノ三重奏について記します。

 

①ラヴェル『ピアノ三重奏曲 イ短調』

演奏者は繰り返しになりますが、花房(Pf.)+竹澤(Vn.)∔横坂(Vc.)

 総じて三者の演奏は尻上がりに素晴らしくなりましたが、全体として(曲の構造上も)Vn.が様々な意味で大活躍でした。Vn.の竹澤さんは上記した様に何年も前にその演奏の素晴らしさにうたれ、少ない日本での演奏会には逃さず何回か聴きに通いましたが、ブラームスや古典的な曲の演奏が多かったと思います。今回はラヴェルと言うフランス印象派(画家の印象派に因んでそう呼ばれるのか?)といわれる作曲家の三重奏曲です。しかしラヴェルの曲は新古典派的調べやバロックやジャズ的響きまで包含する幅広い作品が多くあり、今回の三重奏曲も印象派的色彩を放つ箇所もあれば、楽章によってはバロック的響きを有するところあり、民族音楽的要素、それも美食で有名な仏バスク地方の響きあり、その上超絶的な演奏技術を要する箇所も有りと、その表現をどうするかは奏者の腕の見せ何処の曲と言っても過言ではありません。結論的には、そうした難しさは有りましたが、今回の三重奏の演奏は総じて、経験深い腕の良い技巧的包丁さばきにより、旨く捌かれた感じがしましたが、しかしそれによって出来上がった料理は、もろ手を挙げて万歳と叫び舌鼓みを打つものではなく、むしろあちこちと自分の気持ちに今一つしっくり来ない味もありました。

 細かい点は割愛しますが、自分の考えでは名人だと思っていた竹澤さんでも、第1楽章の初期の場面では、少しもたついた処も感じ、又チェロ奏者の横坂さんの演奏音は全体として、ソロの箇所は随分といい音を立てていたのですが、三者の強奏場面では、明快さを聞き取れない弱さを感じましたし、ピアノの花房さんも経験豊かで実力は世界に通用する演奏者だと思うのですが、この曲として全体的に打鍵が強すぎるのではないか?楽譜には強奏記号が続くのかも知れませんが、一本調子に強いと感じる処がズーと続きました。

 楽譜を見たことが無いので(ピアニストでないので)聴いた感じからの主観的な記載で恐縮ですが、いろいろな過去の演奏の映像を見ると、チョット違ったものが多いです。勿論花房さんは素晴らしい演奏家で今回も難しい箇所と思われる処も何なく軽々と処理し、完璧な指使いと推測されましたが、三者のアンサンブルとしては如何がなものなのかな?全体のアンサンブルの響き、溶融性としてはどうなのかな?と気になりました。尤もラヴェルは第一次世界大戦勃発直後に作曲した作品で、これから将に兵士として戦場に赴く予定の作曲家としては、強い意思を表した作品とみれば、ピアノが砕ける程の強打で弾いた方が作曲者の気持ちを良く表現すると考えられなくもないですが、ソロリサイタルではなく、アンサンブルを重視する室内楽ですからねー・・・。

 

②メンデルスゾーン『ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49』

 メンデルスゾーンの曲には、多岐にわたっていい曲が多く、気に入っている作曲家の一人です。特にその無言歌の中のピアノ小品には好きな曲が多く有ります。今回の三重奏でも、Pf.はかなり強奏している箇所が多かった。しかしVc,の音は他二者の音に埋もれてしまうことが多々ありましたが、第1楽章の中盤、Vc.がPf.に先んじてソロで演奏した箇所では、随分といい音を立てるチェリストだなと思いました。二楽章はかなりの速足でPf.の歩みが始まりましたが、その後のVn.とVc.アンサンブル(Pf.は伴奏的)が、とても良くハーモナイズしていて、美しい調べを立てていた処や、Pf.も弦楽奏の合いの手になるとコロコロといい音をたてていた処や、その後のVn.の竹澤さんの素晴らしい高音の調べなど、この曲に対する自分の気持ちに💛マークが広がりつつありました。一方第三楽章のいかにもスケルツォらしさは面白いと思ったし、最終第4楽章の中盤では、Pf.がバン、バンと強打したあと、Va.とVc.が速いトレモロ奏から暫く後での、Vn.⇒Vc,のソロ音が良かった等々、メンデルスゾーンらしさを感じる旋律を上手に表現した奏者のお陰で、自分的にはこの曲が随分と好きになりました。又聴きたいという思いは愁眉の思いとなりました。

 

 以上雑ぱくですが、今回の演奏を記しました。やはり想像していた通り、今回の演奏の中では、③の<ます>が極めて素晴らしい演奏でした。これも各奏者共、長い経験上からは、何回も弾いた事のある曲なのでしょうから、当然かも知れません。それに対し①ラヴェルや②メンデルスゾーンの三重奏は、これまでの実演機会が少なかったかも知れませんし、リハーサルも十分には出来なかったのかも知れません。又上記の様に感じたのは自分の好みにより大きく左右された可能性も否定できません。

 最終の<ます>の演奏を終えると満員の小ホールには大きな拍手が鳴り渡り、何回か奏者は袖退却⇒舞台に戻り挨拶を、繰返しました。

f:id:hukkats:20260308002016j:image

    その後花房さんが一人で登場してピアノに座り、アンコール演奏をはじめました。

f:id:hukkats:20260308002052j:image

 

 《アンコール曲》シューマン『子供の情景Op.15』より第7曲<トロイメライ>

第13曲<詩人は語る>

 

 花房さんは心を込めてしっとりと演奏しました。演奏後会場からブラボーの声もかかりました。

 f:id:hukkats:20260308002129j:image