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山田和樹・バーミンガム市交響楽団来日公演を聴く

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【日時】2025年6月30日(月) 19:00〜
【会場】東京オペラシティ コンサートホール 

【管弦楽】バーミンガム市交響楽団

〈Profile〉

  1920年にバーミンガム市管弦楽団(City of Birmingham Orchestra)として発足、同年9月に行なわれた最初の演奏会は、エドワード・エルガーを指揮者に迎えて行われ、オーケストラ設立を強力に後押ししたグランヴィル・バントックの演奏会用序曲『サウル』がプログラムにとり上げられた。1948年に現在の楽団名に改称された。

    早くから録音活動や定期的な演奏活動を続けてきたにもかかわらず、国際的な名声が得られるようになったのは、1980年にサイモン・ラトルが就任してからだった。前任者フレモーが築いた遺産を受け継ぎながら 、演奏水準やレパートリーを著しく拡張させ、ラトルのもとでヨーロッパ随一の合奏能力が謳われるようになり、とりわけロマン派音楽や現代音楽の解釈で有名になった。また、ハイドンの交響曲の録音などでは、早くもピリオド奏法を取り入れた演奏を示している。ラトルの任期中に、本拠地を従来のバーミンガム・タウン・ホールから、バーミンガム市国際コンベンション・センター内部のシンフォニー・ホールに移した。1990年に提携作曲家(Composer in Association)制度が創設され、マーク=アンソニー・タネジがその地位に就いた。1995年からはジュディス・ウィアが務める。

ラトルの後は、フィンランドの指揮者サカリ・オラモが、2008年よりアンドリス・ネルソンスが音楽監督を務めた。

2023年4月より、山田和樹が首席指揮者、さらに2024/2025シーズンから音楽監督に就任。

 


【指揮】山田和樹※(バーミンガム市交響楽団音楽監督)

※以下の【演奏の模様】では、指揮者の人柄に敬愛の意味を込めて、「ヤマカズ」さんと略称させて頂きます。

〈Profile〉

 幼少の頃よりピアノ、合唱に親しむ(木下式音感教育法による)。本格的に指揮者を目指すことを決意したのは高校3年生の時で、きっかけの一つに神奈川県立希望ヶ丘高等学校(旧制横浜一中)在学中に吹奏楽部で指揮を経験したことがあるという。

東京芸術大学音楽学部指揮科では指揮法を小林研一郎と松尾葉子に師事し、2001年に卒業。

東京芸術大学在学中に東京芸術大学生有志オーケストラ「TOMATOフィルハーモニー管弦楽団」(2006年より「横浜シンフォニエッタ」に改称)を結成し、音楽監督に就任。

また、22歳にしてベートーヴェンの交響曲を全曲演奏するなど、幅広いレパートリーを持つ。

2016年4月までに、パリ管弦楽団、フランス国立管弦楽団、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団など欧米のオーケストラに客演するほか、NHK交響楽団をはじめとする日本の主要オーケストラを指揮してきた。

2005年より東京混声合唱団のコンダクター・イン・レジデンスを務め定期演奏会の指揮、委嘱作品の初演を行っているほか、フォンテックからCDを発売している。

2009年9月17日、ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した。日本人としては1959年に小澤征爾が優勝して以来8人目。同時に聴衆賞も受賞した。

2010年9月より2012年8月までNHK交響楽団副指揮者を務めた。

2010年8月23日、サイトウ・キネン・フェスティバル松本に出演し、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番(ピアノは小菅優)と交響曲第7番を指揮した。ブザンソン国際音楽コンクールでの演奏を聴いた小澤征爾の推薦であった。

2012年のシーズンからは、スイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を2017年まで、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者を2022年8月まで[13]、仙台フィルハーモニー管弦楽団のミュージックパートナーに2017年まで就任。

2014年4月より東京混声合唱団にて音楽監督へ昇格、9月よりモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任。

2015年4月、首席客演指揮者任期満了後の2016年9月よりジャンルイジ・ジェルメッティの後任としてモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督兼芸術監督に就任した。

2016年3月、東京混声合唱団創立60周年記念定期演奏会に関する記者会見にて、同団理事長職を兼務している。

2018年4月より2024年3月まで、読売日本交響楽団の首席客演指揮者に就任した。

2021年9月、2023年4月よりバーミンガム市交響楽団の首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任することが発表された。

2009年以後2025年現在、ドイツ・ベルリン在住。

2024年4月、2025年6月にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期公演に客演することが発表された。日本人の指揮者が新たにベルリン・フィルを振るのは、2011年の佐渡裕以来、14年ぶりである。

2024年4月、2026年4月より東京芸術劇場の芸術監督(音楽部門)に就任することが発表された[26][27]。

2024年5月、バーミンガム市交響楽団の音楽監督に就任することが発表された。2026/27シーズンより ベルリン・ドイツ交響楽団(DSO)の 首席指揮者兼芸術監督 に就任予定。

 

【独奏】シェク・カネー=メイソン(チェロ)

〈Profile〉

    カネー=メイソンは、1999年イギリスの ノッティンガム 生まれ、彼は7人兄弟の3番目の子供として生を受けた。

2016年5月(17歳)、BBCヤング・ミュージシャンのコンクール(BBC Young Musician, 18歳以下を対象としたBBC主催のコンクール)における決勝でショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番を演奏して優勝し、一躍注目を浴びた。

ボブ・マーリーの『No Woman, No Cry』をカバーした楽曲は配信開始からたった3日で17万回という再生回数を記録した。

カネー=メイソンは、2018年5月19日にウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で行われる英王室のヘンリー王子とメーガン・マークルのロイヤルウエディングで催された音楽セレモニーに出演した。

2024年時点で使用しているチェロは、マッテオ・ゴフリラーが1700年に手掛けたもので、楽器の価値は300万ユーロ。本人所有ではなく永久貸与を受けているものだとされている。

 

 【曲目】

①ショスタコーヴィチ:祝典序曲イ長調 op.96

(曲について)

    簡潔で明晰な楽曲構成と叙情的な旋律ゆえに親しみやすく、ショスタコーヴィチの作品の中でも人気の高いオーケストラ作品の一つである。

    1947年8月末に十月革命30周年を記念して作曲されたが、当時は発表されずに終わった。その7年後の1954年、ロシア革命37周年記念演奏会のためにボリショイ劇場管弦楽団からの(もしくはソビエト共産党中央委員会からの)委嘱作品として改作された(ドン=ヴォルガ運河の開通のため、ともいわれている)。指揮者のワシリー・ネボルシンは、演奏会の幕開けに相応しい新作がないことに気付き、演奏会当日のわずか数日前になって、ショスタコーヴィチに大至急で序曲を書き上げてくれるように打診したのである。ショスタコーヴィチはわずか3日間でその要望に応じ、同年11月6日に初演された。

スターリンの死の翌年に完成されたことから、スターリン体制からの解放を密かに祝って作曲されたのではないかと訝る向きもある。1980年モスクワオリンピックにおいても使用された。

西側諸国では、ボストン・ポップス・オーケストラやロンドン交響楽団によって取り上げられており、ソビエト連邦の崩壊後はオーケストラの定番の曲目になりつつある。


②エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 op.85

(曲について)

    エルガーは1918年3月に第1楽章の9/8拍子の部分の主題となる旋律の原形と呼べる部分を書き付けている。そのころエルガーは病床にあって、その状況下で書かれたとの記述も残されている。その後、手術後の経過や第一次世界大戦などで精神的な打撃を受け、しばらくの間作曲に専念することが出来なかった。そのような事情があり、この主題はしばらくの間放置されていた。

    同年5月にサセックスの山荘で再び筆が執られたものの、先にヴァイオリンソナタ、弦楽四重奏曲、ピアノ五重奏曲の作曲およびそれらの初演が優先され、チェロ協奏曲はより念入りに構想を温めることとなる。本格的に作曲が再開されたのは6月中からで、8月8日には完成された楽譜がロンドンへ送付された記録が残されている。また、同時期に初演のソリストとなるフェリックス・サルモンドがエルガーのもとを訪れ、試演や初演、エルガー自身の指揮でソリストとして演奏する段取りが決定された。

初演は翌年10月27日に、ロンドンのクウィーンズ・ホール(英語版)においてサルモンドを独奏者に迎え、エルガー自身の指揮するロンドン交響楽団によって行われた。しかし同オーケストラの指揮者であったアルバート・コーツの初めての演奏会も兼ねており、コーツはゲネプロの時間をほとんど使い切ってしまったために、エルガーのための時間がほとんど割かれず、結果として初演は芳しくなかった。その後、ビアトリス・ハリスンの独奏による再演が成功し(エルガーはレコーディングにもハリスンを起用している)、今日ではチェロ協奏曲の代表作の一つとなっている。特にジャクリーヌ・デュ・プレは盛んに演奏しレコーディングも行っており、彼女が本作を世に知らしめた功績は大きい。

    初演後の1920年に妻キャロライン・アリスと死別した後、エルガーは創作意欲を失うが、1923年以降は作曲活動を再開している。劇音楽『アーサー王』や『セヴァーン川組曲』といった比較的規模の大きい作品も残しているが、再起後は作曲よりも演奏家としての活動に重きを置くようになり、レコーディングを活発に行うようになった。


③ムソルグスキー(ヘンリー・ウッド編):組曲「展覧会の絵」

(曲について)

 ムソルグスキー作曲のピアノ組曲「展覧会の絵」は、様々な作曲家によって管弦楽編曲されていますが、最も有名なのはラヴェル版です。ヘンリー・ウッド編曲版は、ラヴェル版よりも7年も前に編曲されたもので、BBCプロムスで演奏されるなど、イギリスで親しまれてきました。山田和樹氏がバーミンガム市響と演奏した際には、このヘンリー・ウッド版が用いられました。 
ムソルグスキーの「展覧会の絵」は、友人であった画家ハルトマンの遺作展を見て感銘を受け、その絵を題材に作曲されたピアノ組曲です。全10曲からなり、「プロムナード」という短い前奏曲または間奏曲が挿入されることで、展覧会を巡る様子を表していると謂われます。

 

〈ヘンリー・ウッド版〉
1915年に編曲され、ラヴェル版よりも先に発表されました。BBCプロムスの創始者であるヘンリー・ウッドによる編曲で、よりドラマティックな表現や音響的な面白さを楽しめます。

 

【演奏の模様】 

①ショスタコーヴィチ:祝典序曲イ長調 op.96

〇楽器編成:

木管(ピッコロ1、フルート2、オーボエ3、クラリネット3、ファゴット2、コントラファゴット1)

金管(ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ1)

バンダ(ファンファーレの再現部において金管楽器に追加される ホルン4、トランペット3、トロンボーン3)

打楽器(ティンパニー、トライアングル、シンバル、大太鼓、小太鼓) 

三管編成弦楽五部  14型

 

 冒頭、トランペットの晴れやかで爽快なファンファーレで幕を開けました。

晴れやかなファンファーレに続き、クラリネットから弦楽器へと受け継がれ、第1主題が、圧倒的分厚いアンサンブルで、颯爽と響きます。祝典用らしく、軽快な一定リズムが続き、中間部に現れるホルンとチェロによる第2主題はとても流麗で抒情的です。ここでもその旋律はスピード感を失うことなく演奏され、終始よくコントロールされた調べを失わず、クライマックスへと向かうのでした。ここまでヤマカズ・バーミンガム市響は、冒頭の金管と木管の快調さを弦楽アンサンブルにも反映させ、かなりの盛り上げを見せていました。

 最後は再び冒頭のファンファーレが、「バンダ」の金管別動隊(7人の侍宜しく若い音楽徒を揃えました)を加えて華やかに響き渡り、クライマックスを迎えたのでした。

 バンダの金管部隊は今回高等学校の金管部員7人が舞台奥に揃って最終場面でのファンファーレを吹きましたが、特に目立った音ではない物の瑕疵も無く、無事オーケストラと有終の美を飾られたことで、皆さんホットしたでしょう。ヤマカズさんは、こうした若者の教育にも熱心で将来の音楽関係者を増やして音楽興隆を図ろうとする試み(若干のリスクは有りますが)にはもろ手を上げて賛同します。

 演奏時間は10分にも満たない短い作品ですが、終始スピード感と制御感を失わない颯爽とした魅力を感じる演奏は、さすがベルリン・フィルデヴューを果たしたヤマカズさんが、手兵と一丸となって勝ちとった成果となったのでした。

 

②エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 op.85

〇楽器編成:独奏チェロ、フルート2(第2奏者は第4楽章において任意でピッコロ持ち替え)、オーボエ2、クラリネット(A管)2、ファゴット2、ホルン4(F管)、トランペット2(C管)、トロンボーン3、チューバ(任意)、ティンパニ、ニ管編成弦楽五部14型

 典型的な二管編成ではあるものの、同じような編成であるドヴォルザークのチェロ協奏曲とは対照的に、比較的簡潔な素材とシンプルなオーケストレーションが特徴的で、各々の楽章は短く凝縮されています。第2楽章にはスピッカートを多用するなど実験的な要素も見受けられる。

〇全四楽章構成

 協奏曲では珍しい4楽章構成ですが、前半の2つの楽章は連結されているので、実質的には3楽章構成とも見なせます。緩-急-緩-急の構成を採り、第2楽章がスケルツォ楽章に相当、全曲の演奏時間は30分前後です。

第1楽章 Adagio - Moderato 

第2楽章 Lento - Allegro molto 

第3楽章 Adagio

第4楽章 Allegro - Moderato - Allegro, ma non troppo 4分の2拍子 ホ短調 

 

 今回のソリストであるシェク・カネー=メイソンは、上記<Profile>にもある様に、英国では、17歳でコンクール優勝、その後WEB配信等でも大人気を博し、世界的にも名の知れつつある相当人気のチェリストです。一昨年、ピアニストの姉と初来日公演した模様ですが、1日のみだった様で、日本では知る人ぞ知るチェリストです。

 

初めて聞いたその演奏は、詳細は割愛しますが、これまで全く聴いた事の無いタイプのチェロ演奏者でした。先ずその音の響きが、オーソドックなクラシック奏者の立てる音の範疇から大きく飛び出した、ねいろと響きを有しており、ジャズ風な要素、ポップス的要素も加味した風味が有り、又その(見かけではない)演奏スタイルも、楽器を謳わせることに力を注いでいるかの如き様子で、むろんテクニック的には超絶技巧もこれまで聴いた事の無いものでした。重音演奏有り、大きく跳躍を重ねるパッセッジあり、高いハーモニックス音を立てたかと思いきやすぐ低音域に飛び、その粗削りの音の魅了には興奮されます。弦を通して聴衆は一種の魔力を注入されている感がしました。演奏が終わると爆発的な聴衆の反応があり、演奏者はすぐにアンコール演奏を始めました。

 

《ソリストアンコール曲》ボブ・マリー『She used to call me dada』

 

 調べると、ボブ・マーリーは、レゲエの先駆者で、ヴォーカル、シンガーソングライター、ギター、パーカッション奏者と出ました。レゲエはジャマイカ発の音楽の様です。メイソンは、チェロを指でPizzicato奏らしいのだけれど、もっともっと強くハジキ、太い音や時には不協和音類似だがそれとも違う、これまで聴いた事の無い不思議な響きの音を立てていました。

 

 ついでに記すれば、英国の正統派名チェリストとしては、ジャックリーヌ・デュ・プレの名を忘れることは出来ません。あのダニエル・バレンボエムの最初の妻ですね。43歳の若さで難病を患い亡くなりました。今でも英国民には讃えられている様です。

 

  《20分の休憩》

 


③ムソルグスキー(ヘンリー・ウッド編):組曲「展覧会の絵」

    この曲も演奏会で度々演奏される割りと名の通った曲です。但し多くの場合、元は、ピアノ曲だったものを管弦楽に編曲されたもので、ラヴェルによる編曲版が様々な編曲の中でダントツに選択されています。

 

 今回演奏されたウッド版の編曲者ヘンリー・ウッドは、現在まで何十年も続いている英国音楽祭、「プロムス」の創始者であることが最大の功績と言えるでしょう。

 ラヴェル版の7年前に作曲された今回のウッド版に関して、その差異をいくつかピックアップすれば、例えば、
・プロムナードの開始:冒頭の「プロムナード」は、ラヴェル版とは異なる金管楽器によるユニゾンで始まります。

・「バーバ・ヤーガの小屋」:ラヴェル版よりも魑魅魍魎とした雰囲気が強調され、よりドラマティックに描かれています。 


・「キエフの大門」:一旦静寂になり、遠くから鐘の音が聞こえ、荘厳なコーダへと続きます。

・ラヴェル版の洗練されたオーケストレーションとは異なり、より大胆で、ラヴェル版とは異なる編曲は、ラヴェル版の洗練されたオーケストレーションとは異なり、より大胆で、打楽器群を多用したエンタテインメント性の高い編曲であると言えるでしょう。

 

 参考まで以下に普段聴くことが多いラヴェル版の特徴を示しました。

ラヴェル編の組曲は都合10曲から成りますが、各曲をプロムナード曲(展覧会で次々と絵を見るために移動する時間を表現しているとの解釈有り)で挟む構成になっていて、非常に分かり易い構成となっていて、如何にもパリ風の洒脱な曲想です。

 

 

調

強弱

テンポ

曲想

プロムナード1

変ロ長調

f

Allegro

華やか

1:グノーム

変ホ短調

ff

vivo

唐突

プロムナード2

変イ長調

p

Moderato

穏やか

2:古城

嬰ト短調

pp

Andantino

古風・静的

プロムナード3

ロ長調

f

Moderato

重厚

3:テュイルリーの庭

ロ長調

p

Allegretto

軽快

4:ビドロ

嬰ト短調

ff(p)

Moderato

重々しい

プロムナード4

ニ短調

p

Tranquillo

悲しい

5:卵の殻を被ったひな鳥の踊り

ヘ長調

pp

Scherzino

軽快

6:サミュエル・ゴールデンベルクとシュミイレ

変ロ短調

f

Andante

暗い

(プロムナード5)

変ロ長調

f

Allegro

華やか

7:リモージュ

変ホ長調

f

Allegretto

明るい

8:カタコンブ

ロ短調?

ff-p

Largo

悲痛

死者とともに死者の言葉で

ロ短調

pp

Andante

追悼

9:バーバ・ヤガー

ハ長調

ff

Allegro

恐怖・快活

10:キエフ(キーウ)の大門

変ホ長調

f-ff

Allegro

絢爛豪華

 

 ヤマカズさんは、ウッド編の持つドラマティックな曲想を、迫力ある音響で表現し、聴衆を沸かせました。大きな聴衆の反応に応えてアンコール演奏も有りました。

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《アンコール曲》

ウォルトン『戴冠式行進曲〈宝玉と王の杖〉』