【主催者言】
秋は全国各地で菊花展が行われます。その中 で、大正4年から開催され、長い歴史と伝統を もつ東京都観光菊花大会に足を運んでみてはい かがでしょうか。大菊盆養(厚物、管物)、大菊切花、盆栽、江 戸菊、懸崖、だるま(厚物、管物)、福助(厚 物、管物)、実用花、ドーム菊など様々な菊花の 力作が一堂に会する展示をお楽しみいただけま す。日比谷公園において、優雅な菊花を観賞できる場を、都民をはじめ、より多くの方々にご案 内することにより、観光産業の振興、地域の活 性化の推進を図ります。また、栽培方法の説明等を通じて、菊花の普及や栽培技術の向上、緑化意識の普及に努めております是非お越しください。
※日比谷公園内「陳列場」で開催します。
【鑑賞日時】2024.11.9.(土)13時頃
【会期】令和6年11月1日(金) 〜 令和6年11月10日(日)まで(開場時間10:00~16:00)
【会場】都立日比谷公園内陳列場(千代田区日比谷公園1-6)
【アクセス】地下鉄「霞ケ関」「日比谷」駅から徒歩7分、 JR・地下鉄「有楽町」駅から徒歩9分
【出品品目】大菊盆養・大菊切花・盆栽・江戸菊・懸崖・だるま・福助・実用花・ドーム菊他
【展示の模様】
表記の菊花展は、11月に入ってから開催されていることは、分かっていました。しかし仲々見に行かれなくて、残す会期は、あと二日となってしまいました。最終日の11/10(日)は、サントリーホールで、コンサートがあるし、天気も下り坂の様なので、11/9しか見られないと思って見に行ったのでした。
会場には、地下鉄日比谷線日比谷駅で下車し、A10出口を出て交番のすぐそばの有楽門には、菊花展の立て看板が有りました。
そこから公演内に入るとすぐ左に大きな石が見えました。説明の銘版を読むと、日比谷見付け(江戸城外堀にあった門)の遺構と書いてあります。
さらにはすぐそばの日比谷豪は、公園造成の時、「心字の池」として整備したそうです(余談ですが、「心字の池」は、全国各地にある様です。大昔通った高等学校(東京ではありません)にも門の内側に小さな「心字の池」がありました)。お堀端と公園の中間を走る晴海通りに平行に公園内を西に進むと、右手の建物前に多くの人が集まっていました。
結婚式の様です。その建物は旧公園管理事務所で、現材は、『ウェディング会場《フェリーチェガーデン日比谷》』として活用されています。さらに西方向に進むと、菊花展ののぼりが風にはためいているのが見えました。底の右側一帯が展示会場でした。
何年振りかで観る様々な菊の花、都内の複数の菊花栽培団体からの出品だそうです。色々と賞が付与された旨のプレートが付いています。文部科学大臣賞とか都知事賞とか、沢山の賞が有りました。
菊を文章で説明しても表現しきれないので、「100文(!)は一見に如かず」ですから、以下に菊たちの写真を掲載しました。
菊花展を見終わって、少し公園の中を散策して回るうちに、花壇の近くの道端に、複数のベンチが見えました。
この場所は、筆者が若い頃この公園からそう遠くない処に勤めていて、よく昼休み時間中に来ては座って、ボーと公園内を見ていたり、或いは、あれこれ考えたりしたものでした。その昔と同じ場所に同じ様にベンチが置いてあったのです。懐かしくなって空いているベンチに腰掛けたら、昔の若かりし日を懐かしく回顧する自分が有りました。あれから何十年経ったのでしょう?その後人生には様々なことがあって今日があるのですが、何十年も時が止まった様な場所が有るなんて、不思議な気がしました。
ベンチに座りながら、自分の姿が写らない様に自撮りしたり、公園内を漫然と見たりして、十分満足してから公園を後にしました。
そして日比谷公園の対面にあるビル(日比谷マリンビル)の地下に行ってみました。この地下には、以前は、スタインウェイ&サンズ社のピアノショールームがあったのですが、今はなくなってしまい、代わりに「ベヒシュタイン」のショールームになっていました。
同じビルの1階には、英国の自動車会社の車、ランドローバーやジャガーが展示されていました。ローバーのセダンは、今から三代前に使っていた自家用車なので、ランドではないのに、何か懐かしい気分になりました。その後、何か手頃な映画でも見ようかなと思って、シャンテの方に行ってみたのですが適当な作品はやっておらず、そこで、TOHOシネマズ日比谷の方に行ってみたら、人がごった返していて上映作品も多く、その中から15分後に始まる「11人の逆賊」という映画を選んで観ることにしました。それに関しては後日記します。