HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

8月13日からは盂蘭盆です

8月13日(火)~8月16日(金)は月遅れの『盂蘭盆』です。『盂蘭盆』は、通常「お盆」または「盆、ぼん」とも呼ばれる雑節の一つです。歴書によれば、❝ 7月13日から7月16日をこれにあて、この間、墓参、迎え火、送り火、灯篭流し、棚経などの行事が郷土色豊かに行われます。 ❞とありますが、わが国では新暦の8/13~8/16の月遅れ盆で行うケースが多いです。この時期企業やその他の民間機関や公的機関でも従業者に休暇を与え、休みとする場合が多く、帰省の風習が今日でも続いています。丁度この期間内に終戦の日(8/15)があって、全国で大々的に慰霊式典が執り行われることも関係しているのでしょう。この盆の期間、各地では「盆踊り」の風習もいまだ盛んです。「盆踊り」や「灯篭流し」の語でふっと思い出されるのは、 脚本:倉本聰 音楽:武満徹 監督:実相寺昭雄 出演:笠智衆、加藤治子他、の『波の盆』です。笠智衆や加藤治子の名演もさることながら、映画を彩る武満徹の音楽が素晴らしい。今でこそ、武満の音楽の素晴らしさは広く認められている処ですが、この映画は40年も前ですから、映画を見ていいバックグラウンド音楽だなと思っても、現在程には武満に注目する人は多くはなかったでしょう。そういう自分でさえ20年ほど前、ガルニエ宮でのコンサート(何だったかは覚えていません)を聴いた時、演奏された一つが武満の曲でした。❝えー?何でオペラ座で武満徹の音楽なの?❞と恥ずかしながら疑問に思うだけで、ズートうわの空で聞きながら、シャガールの天井画を見ていた記憶が有ります。それだけ欧州の音楽界は当時から先進的で確かな目を有していたのでしょう。この映画は日米戦争の跡を引きずっているので、戦没者慰霊の意味からもどこかの(名画を扱う)映画館でリマスター版上映でもしてくれないかな、とこの時期になるとよく思うのでした。

 ここ数年、丁度このお盆の時期になると、ユリが白い花を咲かせます。植えたわけではなく庭に自生していて、年々株が自然と増えてきました。

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 明日は迎え火の日、太陽が上がらないうちに麻がらを燃やします。その前に仏壇を綺麗に掃除しました。精霊棚は最近やりません。台風5号の影響は横浜には及ばず、次の台風7号が仮に関東地方に接近する進路をとったとしても今週末頃でしょうから、お盆期間中は大丈夫です。期間中墓参りもしなくちゃ。