HUKKATS hyoro Roc

綺麗好き、食べること好き、映画好き、音楽好き、小さい生き物好き、街散策好き、買い物好き、スポーツテレビ観戦好き、女房好き、な(嫌いなものは多すぎて書けない)自分では若いと思いこんでいる(偏屈と言われる)おっさんの気ままなつぶやき

ベルリン・フィル『デジタル・コンサートホール』鑑賞

 最近、ベルリンフィルの『デジタル・コンサートホール』というサイトが見れるようになったので、以下のコンサートの模様を鑑賞しました。ここではライヴ配信もやる様ですが、取り敢えず興味を持った昨年末のアーカイヴ配信を見ました。

【主催者言】

 2022年の年末年始にかけ、ベルリン・フィルと首席指揮者キリル・ペトレンコは、テノールのスター歌手ヨナス・カウフマンをゲストに迎え、ジヴェルスタ・コンサートとして魅力的なプログラムを披露しました。「素晴らしい表現者」であるカウフマンは、イタリア・オペラのアリアを、時に力強く、時に「物憂げで怪しげな柔和さに満ちたかたちで」歌い上げました(「ベルリナー・モルゲンポスト」紙)。また、チャイコフスキー《イタリア奇想曲》やプロコフィエフ《ロメオとジュリエット》の抜粋などでは、ベルリン・フィルが輝きに満ちた演奏を披露しました。

 【会場】

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【管弦楽】ベルリンフィルハーモ-ニ管弦楽団

【指揮】キリル・ペトレンコ

 

【出演】ヨナス・カウフマン

 

【曲目】

①ヴェルディ『運命の力・序曲』(ベルリン・フィル)

 

②『運命の力』よりアルヴァーロのアリア《生きるという事は不幸な物にとって地獄・君は天使の胸に抱かれ》(カウフマン)

 

③リッカルド・ザンドナーイ『ジュリエッタとロメオ』より《ジュリエッタ私はロメオ》(カウフマン)

④プロコフィエフ『ロメオとジュリエット』より《ティボルトの死》(ベルリン・フィル)

⑤ジョルダーノ『アンドレア・シエニエ』より《ある日、深く澄み渡った青い空に》(カウフマン)

⑥マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲』(ベルリン・フィル)

⑦マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』より《母さん、あの酒は強いね》

⑧ニーノ・ロータ『組曲道』より村の婚礼《ザンパノの登場》(ベルリン・フィル)

⑨チャイコフスキー『イタリア奇想曲Op.45』

その他映画音楽等。

【感想】

①の序曲からして、ベルリン・フィルの金管・木管の名手たちが演ずる響きが耳に音圧を浴びせました。

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   フルートはパユ

またカウフマンの歌声は、②ではヘルデン・テノールの力強さだけでなく、繊細な歌声も素晴らしい二刀流でした。特に高音の強さと非常な安定度が、申し分ない。

 ベルリンフィルは今年11月に来日公演が決まったのですね。既にいい席はセット券(要するに抱き合わせ販売)として他のオーケストラの二公演を含めたものを先行販売していますが、ちょっと購入は躊躇してしまいます。高価な上にベルリン・フィル公演オンリーでなく、余り聴きたくもないオケ演奏会が入っているからです。それに今年後半には多くの海外オーケストラの来日が続々決まっていて、そちらの購入に回す資金も考えなければなりませんし。すでにマケラ・オスロフィルのチケットは手にしました。それ以外に海外オペラの来日も夏以降目白押し、どうしても聴きたいものもありますから。別に打ち出の小槌がある訳でもないので、資金繰りが大変です。何とか乗り越えないと。